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予定なし

2008年3月27日(木曜日)

春の市場でいたや貝と出会う

カテゴリー: - naddist @ 20時00分18秒

突然ですが、貝をホジホジしているとなんとなく落ち着きませんか?
アサリしかりサザエしかり。
ホジホジして食べる「ホジホジ食材群」において有名なのはカニ。
ホジホジ界に君臨しているキングオブホジホジといっても過言ではありません。
それは認めましょう。
でも、どっちかっていうと貝をホジホジしている方が好きなんですよね。

カニホジはなんとなく殺気立つ感じがありませんか?
終始無言。一心不乱。猪突猛進。
「一ホジも無駄にしない」という鬼気迫る厳しさがあります。
食事というより作業といった方がぴったりくるノルマ感。
一方、貝ホジはなんとなくのんびりしています。
破顔一笑。温厚篤実。気宇壮大。
「ま、そこんところテキトーでいいじゃん」というユルさがあります。
日本人と貝は石器時代からの付き合いがあります。
長い間に培われたあうんの呼吸、信頼関係がそう感じさせるのかもしれません。

冬の厳しいカニホジから解放され、ようやくうららかな貝ホジの季節がやってきます。

てことで春になるとなぜか貝が食べたくなります。
そんなこんなで、春は市場でも貝に目がいくわけです。
瀬戸内のあさりの身もぷっくりと太ってきます。
貝殻しまんないんじゃないかと思うくらいの育ちっぷり。
新わかめとアサリの酒蒸しを熱燗で。
王道ですね。
もうセンバツ高校野球の送りバントぐらい王道。
ちょっとはずしたいような…
そんな私の気持ちを見透かしたかのような魚屋さんの一声。

「いたや貝食べたことある?」
「いたや貝?いや、ないです」
「いっぺん食べてみて、おいしいから」

こういった対面販売ならではのいわゆる「寄り道買い」での素材との出会いも
楽しいものです。

「どこで捕れるんですか?」
「山陰とか北陸やな。今がおいしい時期やで」

いたや貝

一見、帆立風の貝。
大きな卵もついています。
レモンをきゅっとしぼって、そのまま食べても美味そうな風情。
「沖すきくらいのお出汁で焼豆腐と炊いてもおいしいよ」
う〜ん、いいですね。
おかずにもなりそう。

「マグロもまけとくで」

すいません、いつもおまけしてもらって。
てことで今夜は若干洋風に
「いたや貝とまぐろの紅白カルパッチョ風」てことに決定。
うわ、柔らかっ!
美味いわ、この貝。うん帆立よりうまいかも。
スーパーなどでは気づかない、見知らぬ素材との出会いができるのも
市場のよさかもしれません。

「寄り道で 春に誘われ 初いたや」

いたや貝とまぐろの紅白カルパッチョ風


2008年3月21日(金曜日)

帰ってきた灘浜ラーメン

カテゴリー: - naddist @ 20時30分27秒

石原裕次郎も驚きの、掬星台風速31m。
台風さながらの低気圧の接近により、3月20日に開催が予定されていた
摩耶山春山開きの行事「摩耶詣祭」は残念ながら中止となりました。
これでは灘区に春が来ないではないか!
とお嘆きの貴兄、
ごもっともです。
そして灘に春を呼ぶ灘メニュー「摩耶鍋」の販売も中止されました。
無念です。
摩耶鍋のない灘の春なんて、襟裳の春より何もない。
まるで、クリープを入れないコーヒーみたいなものです。
…いや、六甲牛乳の生クリームを入れない萩原珈琲みたいなものです。
なにかもの足りない。
なにかこう黄砂に立ち向かう気力がない。
なにかこう花粉症に抗う気力がない。
それは摩耶鍋を食べていないせいかもしれません。
気力減退、精力減退をお嘆きの貴兄、
市場は皆さんを見捨てません。

灘酒の新酒の酒粕で仕込まれた「摩耶鍋スープ」を使った
ラーメンが3月21日より東畑原市場に期間限定で登場します。
「灘浜ラーメン」
実はこのラーメン、3年前摩耶鍋を復活する際に生まれた副産物です。
摩耶鍋は粕鍋なのですが、豚肉を使用するためかなりコクのあるスープ
になります。
この摩耶鍋の残りに中華麺を入れたら実に美味かったというわけ。
さらに麺との相性や、具材の切り方等に工夫を加えて完成させた
酒粕ベースの和風ラーメンが灘浜ラーメンなのです。

灘浜ラーメン

春になると新酒のいい香りに包まれた灘浜。
そして灘浜で釜揚げし乾燥させたイワシは、味の良い高品質な
「灘浜ブランドのいりこ」として喜ばれました。
そんな灘浜の手の春の記憶をラーメン名に冠しました。
灘地方で隆盛を極めた水車を使った菜種油業。
ラーメンにそっと添えられた菜の花も、街の歴史を伝える春の彩りです。

本日復活初日。
「灘浜ください」
「灘浜2つね」
旬の味を待ちかねたお客さんの注文が次々と。
肌寒い初春にぴったりの春ラーメン。
この時期しか食べられない旬の限定メニューですので、売り切れないうちに
是非お早めにお召し上がりください。

灘の春告げご当地ラーメン「灘浜ラーメン」は、東畑原市場「新家」にて。
750円也。(夜のみのメニューです)


2008年3月14日(金曜日)

春飯ラララ

カテゴリー: - naddist @ 14時30分24秒

春です。
石野真子でなくても「ラララ」と口ずさんでしまう季節です。
そして春のお約束、灘の市場にも「いかなごの釘煮」を炊く甘ーい香りが漂っています。
各魚屋さん自家製ですので、魚屋の数だけ味のバリエーションがあるわけ。
豊かですね。実に豊かです。

それに異論はないのですが、いつごろからいかなごの釘煮が神戸名物に
なったのでしょうか?
市場だけでなく、スーパー、はたまた日本郵便やヤマト運輸までも
釘煮釘煮とかまびすしい。

昔、こんなに盛り上がってましたかね? いかなご釘煮って。

少なくとも我が家ではこのような「いかなご釘煮フィーバー」は皆無でしたし、
近所には灘ソースの香りは流れていても、釘煮を炊く匂いなんかしなかったもんな。
神戸市内のT区なんか歌まで作っちゃってはしゃいでるし、
N区などでも釘煮コンテストだのなんやかやと。
ま、神戸の西部では昔からそうだったかもしれませんが、灘区のある神戸市東部では
そこまで盛り上がってなかったように思います。
おそらく最初は「○ープ神戸」あたりが販促がらみで全市的に盛り上げちゃったんじゃないかと。
ま、バレンタインやホワイトデーと根っこはいっしょじゃないかと。
それに市民が乗っかったんじゃないかとふんでいるのですが、いかがでしょう?
どうもこの手のマチヅクリやカッセイカのネタにするような盛り上がりは苦手でして、
やはりこういう文化は「しっとりと」日常に根付いて欲しいものです。

歴史的に見るとやっぱり灘は「イワシ」の方が重要なはずです。
季節の香りは「ジャコの釜揚げ」であって欲しいわけです。
といっても、灘にはイワシを水揚げする浜もなくなったので、
イカナゴで我慢するわけです。

新子釜揚げ

てことで、個人的にはくぎ煮より「新子釜揚げ」が好きです。
市場の魚屋さんではホタルイカとともにたくさん並ぶ春アイテム。
少し暖かくなった春の夜の灘酒ぬる燗と釜揚げ。
いいですね。
ちょっと醤油をたらせば、春のライスキラーアイテムにもなります。

うすい豆

そして同じく八百屋の春アイテム「うすい豆」。
グリーンピースじゃないですよ。
うすい豆は、関西に春をもたらす春告げ豆なのです。
で、この時期ならではの春飯。
釜揚げオンザうすい豆ご飯ウィズ菜の花のおひたし。
灘の春はこれに限ります。

「豆新子 しみじみ味わう  灘の春」

釜揚げオンザうすい豆ご飯


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