毎週第三土曜日の摩耶山リュックサックマーケットも4年目ですが、今回の中止は全くの想定外。
風でロープウェーが止まって中止はあり得るのですが、まさか「風邪」で中止になるとは。
5月16日のお山の市場はインフルエンザで中止と相成ったワケです、ハイ。
とはいえ、摩耶山まで来ちゃっている人も結構いるわけで、
雨もなんとかもちそうなので、20組くらいの皆さんで「リュックサック風マーケット」
をまったりと自主開催することにしました。
勝手に上がってきた人が勝手にやるイベント。
いい感じです。
だだっ広い掬星台にまばらな出店者。
ああ、なんか懐かしい。
最初の頃ってこんな感じだったよなあ。
おかげさまで今年になってさらににぎわうリュックですが、その分なんかこう
まったり感がなくなったというか、ザワザワしているというか…。
そう、なんかフリマぽいのですよ。
リュックサックマーケットはフリマではなく、あくまでもフリマの皮を被った
ピクニックなのですから。
もちろん賑々しいリュックサックも活気があって楽しいのですが、おそらく
適正規模があるように思います。
60〜80組くらいの出店数が一番リュックサックマーケットらしいかななんて。
いつもよりまったりとした掬星台に新しい商品が並んでいました。
自転車パーツで作ったアクセサリーです。
もう、すっかりハートを打ち抜かれて買っちまいましたよ。
チェーンでできたブレスレット。
チェーンといってもその辺のママチャリのチェーンと違いまっせ。
シマノのデュラエースですよ、デュラエース!
もう軽くて軽くて…
このアクセの作者は畑原市場の「チンタ本店」マスターであります。
自転車好きが高じてのハンドメイド、畑原市場ブランドです。
摩耶山や六甲山は自転車乗りにも人気のスポット。
「自転車のパーツとかも摩耶山で売りたいですね」
摩耶リュックのハンドメイドのものは女性的なものが多いのですが、
こういうオトコの子っぽいものももっと増えればいいかもしれない、
うん。

そしてもう一つ懐かしい風景を見つけました。
テキーラ屋さんです。
ご覧ください。
敷物すら敷かない潔さ。
物乞いにしか見えないディスプレイ。
ユルさ全開の手書きPOP。
もう、なにかリュックサックマーケットの原点といった風情。
彼らが「テキーラとゆで卵」を携えて摩耶山に現れたのは3年前、
まだ、今のようにリュックサックマーケットが賑わっていなかった頃です。
やがて彼らは「七輪」という文明の利器を摩耶山に持ち込みます。
「おお、火だ!」
参加者から驚嘆の声があがったことは言うまでもありません。
この功績はやがて「マヤ文明」と呼ばれ賞賛されました。

「最近のリュックって、お洒落になったし、大掛かりな店が増えましたよね。
でも僕たちはあの頃の気持ちを大事にしたいっス」
彼らは屈託なく笑います。
リュック一つで気軽に登って、まったり過ごす。
おいしい空気と、愉快な仲間に出会えれば、他に何もいらない。
山のフリマ、リュックサックマーケットの原点とも言える清々しさが
この店にはあります。


