11月10日の水道筋ミュージックストリートの日だけ灘中央市場
協同組合事務所に沖灘ゆんたくサロン「通い船(かゆいぶに)」が
開店します。
希望、絶望、悲喜こもごもの人間模様を乗せて神戸と奄美、沖縄を
結んだ大島運輸の南島航路を歌った戦後のヒット曲『通い船』から
命名されたこの店は、昨年、水道筋1丁目のcafeP/Sで月1回第1火曜日
だけ開店する「沖縄おでんと島野菜の店」としてスタートしました。
メインメニューは沖縄おでん。
豚足(テビチ)が入った濃厚な沖縄風のおでんは、那覇「重吉」の
おでんをベースに、石垣島「メンガテー」のコクをプラス。
泡盛に合うおでんです。
酒はオリオンビールとシマー(泡盛)。
シマーは毎月変わりました。
月毎にテーマ(島)を変えて飲み比べてもらい、南島焼酎文化の奥深さを
味わってもらうという主旨です。
月変わりで沖縄の様々な映像を見てもらう「西灘キネマ」という企画や
2007年1月20日には「1.17ライブ」を開催しました。
オトがらみでいえば、通い船のロゴはBEGINのCDジャケットのデザインで知られる
浦崎善隆さんのデザインです。
そう、この店を単なる「沖縄風の居酒屋」だと思っていると手痛いしっぺ
返しに合います。
南島の文化や香りを灘区に運ぶ「通い船」というサロンなのです。
そして、通い船は決まった店を持っていません。
その名の通り、船のようにいろんな場所に現れます。
例えば、都賀川。
川のせせらぎに合わせ、三線をつまびきながら焼きテビチを食らったり。
ラッキョチャンプルーを焼いてみたり、ホーメルのウインナーをたこさん
焼きにしてみたり。
例えば、市場(マチグヮー)。
水道筋界隈はかつて「奄美市場」「奄美廉売市場」など南島系の市場が
あったことからも、南島との関わりが強い街です。
(そのあたりの詳細はナダログうちなだんちゅさんの「沖声灘語」で)
今年の8月18日には、この「灘中央市場協同組合事務所広間」にて約60名を
集めての「大ゆんたくサロン」が開催されました。三線を弾きたい人は弾き、
歌いたい人は歌い、踊りたい人は踊る。もちろん語りたい人は語り、呑みたい
人は呑む。自然発生的なグルーブ、それぞれバラバラでありながら緩やかに
セッションしている感じ。
「民謡歌声ディスコ」というジャンルの確立を目の当たりにしました。
そして11月10日、通い船は再びこの「市場の広間」に帰ってきます。
通い船ステージでの演奏は
さすらいの旅人(たびんちゅ)、丸山茂樹さん、
沖縄とも関わりが深い牧師にしてブルースシンガー、川上盾さん、
伝説のベーシスト、天野SHOさん、
魂の庶民派・凡人、TOZY、
そしてクロージングまでは「沖灘ゆんたくセッション」となります。
この広間が持つ温かな空気感とソウルフルな音があいまって
きっとピースフルでハートフルな空間になることでしょう。
もちろん三線、三板、太鼓、笛の持ち込みもOKです。
いつものように、沖縄おでん、オリオンビール、そしてもちろん各種泡盛
も取り揃えて皆様のお越しをお待ちしております。
あ、店長は灘夫人(なだぶにん)さんですので。
お間違えなく。


