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予定なし

2007年3月16日(金曜日)

沖永良部島から届いた春

カテゴリー: - naddist @ 15時30分18秒

3月に入ると神戸の春=新子=イカナゴの釘煮というステレオタイプな風物詩が
新聞紙面を飾ります。もう神戸の春はこれしかないという勢いで。
いや別に新子嫌いじゃないんですよ。
ボイル新子はほぼ毎日食べてますし、灘区の岩屋や大石、新在家に砂浜があった
頃は、釜揚げしたジャコを天日で干す風景がいたるところで見られたくらいですから。
でも、ここは垂水や須磨ではなく灘区。
別に釘煮を炊くにおいが街中に漂ようわけではありませんし、一つの事象にのみ
注目していては、森羅万象が息づく、めくるめく灘ワールドを楽しむことはできま
せんので、新子以外の春の食材をご紹介します。

市場にもひっそりと春を告げる食材が並びはじめています。
菜花、春キャベツ、そら豆、たらの芽などの春野菜に混じって
かわいい小さな子供たち達、遠い南の島、沖永良部島からの灘への春の使者
「えらぶ春のささやき」こと沖永良部島産の新じゃがが八百屋の店先に顔を
のぞかせます。
沖永良部島産馬鈴薯
南東生まれのこの馬鈴薯、まずビジュアルがイケてます。
直径5cmくらいの手のひらサイズ。
そしてホクホクとした食感。
ケンコーマヨ(からし入り)を使って、そら豆あたりと和えてざっくりと
「春の灘ポテサラ」にするのもいいのですが、今日は「はなまるマーケット」で
薬丸氏が「これおいしー!」と絶賛していた「バーニャカウダ」に蒸し焼きにした
エラブ馬鈴薯を浸していただきました。
バーニャカウダとは「暖かい風呂」という意味だそうで、オリーブオイルを使った
あたたかいソースです。
ということで
「沖永良部島出身の子供たちが灘温泉ではしゃぐ春休みの水道筋1丁目」を
イメージした一品「ナダ デ バーニャカウダ」を作ってみました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「バーニャカウダ(はなまるバージョン)」

1、オリーブオイル(大さじ2)でニンニク1片のすりおろし(orみじん切り)と
  アンチョビペースト(5g)を中火で炒める。
2、沸騰したら鍋を火から離し、生クリーム(50cc)を加え、再び火にかけ
  分離しないように手早くかき混ぜる。
3、蒸し焼きにしたエラブ馬鈴薯をつけて食べる。
4、絶品
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

灘区は南東との関わりの深い街です。
戦後、南東出身者によって水道筋界隈には奄美市場、奄美廉売市場
(後の西灘市場、写真下)などの南東系の市場ができました。
安くて商品の質が良く、灘山手の上客に愛されたといわれています。
そんな遠い南の島とナダとの歴史に思いを馳せつつ、
小さな春を舌で感じてみてください。
西灘市場


2006年11月4日(土曜日)

灘中央市場S40

カテゴリー: - naddist @ 22時31分38秒

畑原市場に遅れること7年。
大正14年、水道筋商店街の成立と同時に開設された灘中央市場。
畑原市場と同じく3方入口形式になっています。
東(中央筋側)に2か所、西(灘センター側)に1か所。
畑原と違うのは平行する2本のストリートがあること。
この利点はまたの機会に話します。

下は昭和40年当時の灘中央市場ショッピングマップです。
2本のストリートの北側は主に衣料品、雑貨、飲食店関係が集まっています。
対する南側は生鮮品の店が集まり、ゆるい住み分けがされています。
これは今でも同じです。
ここが、全て混在型の畑原市場との大きな違いです。

個別に見ていきます。

「スタンド東洋」とあるのが、今の「百万両」です。
名物女将さんによると「界隈で一番古い居酒屋」ということです。
戦後すぐはカウンターに座った客の後ろで席待ちの客が二重に並んでいた
という逸話があります。

「戦争と平和」の遊具で有名な中央市場事務所ですが、若干位置が
間違っているようです。というより、東神クリーニングの西に稲荷社が
描かれていますが全く記憶にありません。どなたか覚えていますか?

南の筋を見ると、現在生け簀のある「えび芳大谷商店」のところに、
あの「イスズベーカリー」がありました。これは覚えています。
東の入口、現在「寝具ヨシダ」の所は「岡本果物店」。
そう果物屋さんでした。

真ん中あたりに「田中鯨肉店」の名前が見えます。
実はこの店、灘中央市場で最も印象的な店でした。
うずたかく積まれた真っ赤な鯨肉ブロック。
まさに「鯨肉の壁」。今では考えられませんが。

西の入口近く、「土居精肉店」の天井にはレールがあり、奥の冷蔵庫から
牛1頭の肉塊が次々と出てくるのを興味津々で見つめていた記憶があります。
なんせ「せんせいあのね帳」に描いたくらいですから。

「鯨肉の壁」「牛丸ごと運送レール」…
この市場にどれほどの人が集まり、どれくらいの消費があったか、
想像がつきますか?

…と、昔を振り返ったところで、
次回から今の市場を探訪していきます。


2006年10月23日(月曜日)

畑原市場S40

カテゴリー: - naddist @ 15時02分51秒

震災前の灘区には13の市場がありました。
八幡市場、地蔵市場、高羽市場、宮前市場、灘公設市場、将軍市場、
大石市場、西灘市場、岩屋市場、和田市場、畑原市場、東畑原市場、灘中央市場。
懐かしい名前がズラリ。

今でも元気に営業しているのは水道筋界隈の市場。
その歴史をおさらいしておきましょう。
一番歴史が古いのは畑原市場。
開設は大正7年。
水道筋商店街の成立が大正末期ですから、
それ以前からあったということになります。
私がよく通ったのは昭和40年代後半。
いや、すごかったです。人出が。
なんせ平日の夕方でも通り抜けが大変でしたから。
下は当時の水道筋ショッピングマップです。

万国旗に彩られた「シンガポール精肉店」が、
今の「夢」さんの場所に。
ベテラン水道筋者(スイドウスジャー)のコロッケの定番は
やはりココでしょう。

畑原のデリカッテッセン「にっこり屋」、9月の火災で被災した
「宮野青果」「揖沢商店」などが南筋にあります。
ということは、揖沢さんの現在の仮店舗は実は本店だったことが
わかります。感慨深い。

「佐藤豆腐店」の名前はまだありませんが、
「松村漬物」の名前はしっかり。若かったころのマツムラの
オバちゃんのサリーちゃんみたいな太い足首、鮮明に覚えています。
「魚辰」の大将もまだ若く、朝日新聞に「市場の次代を担う若手」
として紹介されたのもこのころでしょうね。

ルービックキューブやローラースルーは「尾崎玩具店」
やさしいおばちゃんは、もう亡くなったと風のウワサに
聞きました。

現在「リカーホールチンタボーダースペシャル」のある場所は
干物の名店「吉川商店」。
ウチは灘中央市場の加納さんがご贔屓だったんですがね。
ショットバー「汽笛亭」の隣は「亀井堂灘店」。
そうそうせんべい屋さんだったよなぁ。

そんな風にマップの中に入って市場散歩を楽しんでいると、
オカンのケツにくっついて歩いていたころの畑原市場の匂いや
温度や明るさがムクムクと甦ってきます。
あれから30年以上たちましたが、店主がほとんど変わっていない
のがスゴイ。

次回は灘中央市場にタイムスリップです。


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