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2008年4月24日(木曜日)

ねぎ[氷見]ま鍋

カテゴリー: - naddist @ 15時00分34秒

「食い倒れの新開地 着倒れの水道筋」

数年前、灘の古老に聞いた言葉です。
「新開地の人は芝居や外食に金をかけ、水道筋の人(=灘中の手住民)は食べ物は
始末してその分エエべべ着てる」てことらしい。
(本当はもう少し強烈な皮肉があったのですが)

そう言われれば、水道筋かいわいには呉服屋や洗い張りの店が多いし、
小さいころ「水道筋ディナー」ってあんまりした覚えがない。
「お外でごちそう」的な店は少なかったかもしれない。
食べ物を始末する=外食をしないってことなのでしょう。
やはり市場で食材を買い物をして家でつくるという、家食文化の街なのかもしれません。
なんせおいしい素材がごろごろしているワンダーランドがあるのですから。

いつものように市場へ買い出し。
少し肌寒かったのでなんとなく小鍋っぽいものでもすっか、
なんて考えながらウロウロしていると「魚辰」の大将、

「鮪の鍋、どう?」

あ〜いいですね。
濃いめの出汁でねぎま鍋なんて酒が進んでしょうがないっす。
なにやら奥の冷蔵庫からドカンと出てきました。

「氷見のマグロや。うまいで!」

氷見マグロ。
氷見と言えばアータ、寒ブリで有名な富山の漁港。
マグロもなかなか絶品でございまして。
なんせ氷見から北上し、青森あたりで穫れるマグロがあの高級ブランド「大間マグロ」
らしいのですから。
もちろん本マグロなんですが、今回いただいたのは頭、あばら、そしてテール肉。
つまりサクをとった後のあら肉です。
なのでフトコロにもうれしい。

「いちばんよお動いとおとこやからおいしいで。DHAもたっぷりやで」

そうでしょうそうでしょう、しかもブランドもんの本マグロっすからね。
スーパーにある、よーわからんマグロのアラとは訳が違う。
スーパーのはアラじゃなくて「マグロのアレ?」ですね。
アレ?これってマグロ???ホントに???
あるいは「マグロのアララ」って感じかも。
やったら赤いけど亜硝酸塩まみれ?アララ…。

市場のは「アレ?」でも「アララ…」でもない真っ当な「アラ」
「1000円分くらい入れとこか」
と入れてもらったマグロ、マグロ、マグロ。
てか、むっちゃ量あるんですけど!

氷見マグロのアラ

「あまったら焼肉のタレにつけてジンギスカン風にしてもおいしいで。
 野菜といっしょにワシワシと。昨日ウチはそないして食べてん」
ひ、氷見マグロのジンギスカンっすか!
本マグロを野菜といっしょにワシワシっすか!
贅沢っすね〜。
矢崎滋あたりが「まるっ!」て叫びそうなレシピです。

ま、そんなこんなで、
甘辛のすき焼き風割下で「ねぎ[氷見]ま鍋」をつくってみました。
あわせる野菜は白葱ではなく、やはり旬の淡路の新玉ねぎに。
もちろん市場もの。
この玉ねぎが甘いのなんの。
鮪といっしょに生玉子につけていただきます。
脂っこくなく身が締まって旨さが凝縮してる感じ。
なんだろ?
田淵じゃなくて、金本って感じ?
ちょっと違うかもしれませんが、旨いですよこれは。

ねぎ[氷見]ま鍋

そして、仕上げはうどんでも雑炊でもなく「ちょこっと汁かけごはん」に。
そ、いっぱいかけたら駄目なんです。スプーン1杯くらいの旨味が凝縮した
甘辛出汁をちょこっと。
これ、寿司源(水道筋5)のオネエサンに教えてもらった食べ方です。

ちょこっと汁かけごはん

至福。

ジンギスカン風は「昌原商店」(灘中央市場)の自家製焼肉のたれにつけ込んで
フライパンで焼いて、レタスにトッピング。
バカウマ。

氷見鮪のジンギスカン風

至福2。

灘中の手の人たちが外食しない理由。
なんとなくわかるような気がします。


2008年4月17日(木曜日)

山桜と市場おむすび

街の桜は散り始めた今日この頃ですが、灘の桜前線は摩耶ケーブル、ロープウェー
を北上し摩耶山へ。
山上はこれから花見シーズンを迎えます。
灘区の春は2度楽しめる。
この贅沢さを灘区民はもっと誇りに思っていいと思うのですよ。
同じ桜でも街桜と山桜とではたたずまいが全く違います。
この時期、街から摩耶山を仰げばちらほらとピンク色の山桜が濃緑に混じって
いるのが見えます。
この「ちらほら風情」がいい。
王子動物園のように徒党を組んだ桜は迫力があり、ある種「春の狂気」的
なものを体現しているのにくらべ、山桜は徒党を組みません。
様々な植物に囲まれて、緑の中に「ぽっと」可憐に咲く味わい深い桜です。

3月から再開した摩耶山リュックサックマーケットは3年目の春を迎えます。
口コミやブログでじわじわと定着してきた「第3土曜のお山のイチバ」の醍醐味は、
毎月装いを変える山の自然をのんびりと楽しめるということ。
4月の摩耶山リュックはやはり花見。
花より団子というわけではありませんが、花見と言えばやはりお弁当が欲しく
なります。
もちろんリュックサックにお弁当を入れて持っていってもいいわけですが、
背中で揺られているうちに、しっちゃかめっちゃかになったりするわけです。
だし巻玉子に襲い掛かるハンバーグ、たくあんが塩鮭にフライングニーパットを
かまし、あげくの果てに昆布の佃煮がデザートのオレンジにコブラツイストをかける、
トマトケチャップは場外乱闘の末リュックサックに鮮血をぶちまける…。
山上に到着して、弁当箱のふたをあけるとこんな阿鼻叫喚の世界が展開されていた
ことはありませんか?
山上の花見はやはりスマートにおむすびで決めたいものです。

「おむすびの中身って昆布とか梅干しとか単調でさぁ、物足りないのよね」
とお嘆きの貴兄には是非灘の市場のおにぎりをお試しいただきたい。

もうすっかり摩耶山名物となった畑原市場のサンデーパパの特製おむすび
「山賊おむすび、海賊おむすび」。
このおむすび、従来のおむすびの価値観を裏切る「幕の内弁当型おむすび」。
つまり、お弁当のおかずがおむすびの具というわけ。
しかも具の種類、量が半端じゃない。
季節の食材を使った手作り惣菜5種類以上を内蔵。

とんかつや鰻の蒲焼き、はたまたハンバーグまで「おむすびの具」なんですぜ。
ずっしり重いおむすびはむしろ「砲丸」と呼んだ方がいいかもしれません。
山賊おむすびは肉などの陸の食材、海賊おむすびは魚などの海の食材で構成
されています。
かぶりつく場所によって具が違うというのも楽しい。
黒ひげ危機一髪的なアミューズメント性もあるわけです。

このおむすび、もちろん市場謹製なのですが、実は市場では売られていません。
ケーブルカーに乗らないと買えないおむすびです。
最近はこのおむすびだけを買いに摩耶山まで来る人もいるとのこと。
3月から11月の毎月第三土曜日リュックサックマーケット開催時に
摩耶ロープウェー虹の駅に開店する茶店「虹の茶屋」で販売されています。
「虹の茶屋」は灘区連合婦人会のおねえさん方が運営する、灘な逸品を集めた
セレクト茶屋。おむすびの他には萩原珈琲、青谷のお茶、岩屋パンなどが販売
されています。

摩耶山の山桜と山賊&海賊おむすび、そしてリュックサックマーケット。
ばらばらなんだけどつながっている森羅万象の豊かさ。
どれも多様な個性が共存している摩耶山の世界観を表しているものでもあります。
今週末は是非摩耶山に出かけて山桜と市場おむすび、そしてお山のフリマをゆるりと
お楽しみください。

摩耶山リュックサックマーケット

4月の摩耶山リュックサックマーケットは…

日時:4/19(土)11:00〜16:00
場所:摩耶山掬星台(まやビューライン星の駅下車)
   摩耶ケーブル下までは…
      阪急王子公園より徒歩25分
      各線三宮駅、JR六甲道駅、阪急六甲駅から
      神戸市バス18系統乗車摩耶ケーブル下下車
荒天時問い合わせ:078-861-2998(まやロープウェー星の駅)

※リュックサックマーケットの開催情報は
 ナダタマ内リュックサックブログでもご案内いたします。
 http://www.nadatama.com/modules/weblog/


2008年4月10日(木曜日)

水道筋発、市場系カフェ

カテゴリー: - naddist @ 10時00分00秒

道頓堀のくいだおれが倒れるというニュース。
どんな人気者でも、本当にささえる人がいないと倒れちゃうわけです。
なんだか寂しい話です。

しかしここ水道筋界隈は春を待っていた桜が一斉に咲くかのごとく
なんだか新店ラッシュです。
バー2軒、カフェ1軒、美容院2軒、鉄板焼、焼肉などなど…
そして市場の中も新しい花が咲きました。

ニュー場内食堂の登場です。
市場の食堂といっても、もちろん東京の築地市場の食堂みたいに、
「プロが集まってそうで、とてもトーシロは入れないような微妙な空気感があって、
おまけになんだかわかんないけど丼や皿から海老フライの尻尾なんかがはみ出てて、
[メンコロドミソダクダク汁なし小!]なんてわけのわかんない符丁が飛び交ってて、
時には味噌汁がカウンターに飛び散ってて、それをカウンターに置いてある共用の布巾で
客が拭かなければならなかったりして、そんなことしながらちんたら食ってたら、
後ろからつつかれそうで」的な店ではありません。

また震災後、新しい市場シーンをつくった「新家」「汽笛亭」「離れの宴」「チンタ醉宵食堂
モンク」といった「畑原ナイトスポットムーブメント」ではなく、昼間のイートインショップです。

サンドイッチ&カフェ「ふっくら」。
場内食堂というよりは場内カフェといったたたずまい。
まず明るい。そんでまったりしたポップ感。
明らかに周りのテンションと違う。
これなら市場初心者の皆さんにとってもハードルが低いはず。
例えて言うなら、
まるで「アパッチ野球軍に水原勇気が入団してしまった感じ」と申しましょうか…
いや、ちょっと違うな…
まるで「ジャズ漫画漫談の木川かえるに木村カエラが弟子入りしてしまった」ような…
わかりにくいな…

ロゴなんてこんな感じなんですから。
看板
どうです。
もう「ゲゲゲの鬼太郎の屋敷に、突然はばタンが遊びにきちゃった」ようなもんです。
ま、とにかく市場がほんわか明るくなったわけ。

さて肝心の商品ですが、場内食堂というと思い出す[丼物、カツ物、刺身物]という
「場内食三羽烏」ではなく、カフェ系サンドイッチです。

カフェ系のサンドイッチっていっても、ボサノバ好き系でバンダナ系でナチュラルメイク系の
おねいさん系がつくる、イケア系のデザイン系な食器に盛りつけられた系の、スプラウト系が
サンドされた、なんだかスカした系でおままごと系のちょこまか系オーガニック系、多様に
見えて実はステレオタイプ系な、いかにも系カフェ飯とはひと味違います。

どうです、この柔らかトンカツサンドの厚み!
柔らかトンカツサンド

どうです、このチーズバーガーの直径!
チーズバーガーセット

で、しっかりと手作りな味もすこぶる誠実なわけですよ。
衒いがない。素直に旨い。
まさしくボリューム、味とも「市場系」であります。

サンドイッチを頬張りつつ外を見れば、そこには石畳の小径でも、緑あふれる中庭
でもなく市場の風景が広がります。
この視点、かなり新鮮です。
市場を「眺めながら」のランチ。
ありそうでなかった市場の過ごし方です。

「水道筋の風情が気に入ったんです」
と、元々大阪のオフィス街でサンドイッチカフェをされていたオーナーさん。
うれしいじゃありませんか。

市場はスーパーのような「1つの施設」ではないと思うのです。
スーパー的な物に代替されるような、やわな空間では決してない。
市場は[状態]かもしれません。
長年育まれ、熟成されてきた多様な個性が集まった[状態]ではないかと。
いわば水蒸気が集まってできる「雲」のような感じ。
決して人が一朝一夕につくることはできないものです。
この市場系カフェのような新しい水蒸気が新たな市場の[状態]をつくり出し、
新しい市場好きが増えてくれたらうれしい限りなわけでっす。

水道筋発、市場系カフェ。
岡本系とはひと味違います。(おそらく)

※まだ開店したてで、市場者(イチバー)がどひゃっと押し寄せて、
 ご迷惑がかかるといけませんので、あえて場所は伏せます。ご了承ください。


2008年4月4日(金曜日)

市場スイーツに街を見る

カテゴリー: - naddist @ 19時00分07秒

神戸は洋菓子のイメージが強い街です。
いわゆる「神戸スイーツ(笑)」ですな。

だいたいなんなんだ? スイーツ、スイーツって。
「お菓子」でいいだろうが、お菓子で!

などとお嘆きの貴兄。
実は神戸では昔っから「スイーツ」って呼んでたんです。
ほら、さんちかですよ。コーベブックスの近くにあったでしょ?
「スイーツタウン」
下のマップは35年前のさんちかマップです。

さんちかマップ
『Santica Town ‘73 AUTUMN No.4』(さんちかタウン発行)


ユーハイム、モロゾフ、そして灘のゴンチャロフ。
亀井堂、風月堂、御座候。
和洋まとめて「スイーツ」って言うあたり、神戸人特有の軽薄さ、バタ臭さが
感じられるネーミングです。

てことで、今回は市場スイーツ(笑)です。
4月に入っても肌寒い日が続きましたが、ようやく都賀川の桜も満開に近づいて
まいりました。年度末のばたついた感じも一段落って感じで街もなんとなく
のったりとしているように見えます。市場のスイーツも春めいてきました。

さくら咲く

灘中央市場入り口の美吉堂さんの店頭にも「さくら餅」のPOPが踊ります。
そして、淡いピンクと緑。
春の陽気のせいもあるのでしょうか、普段甘い物をあまり食べない人でも
「買っちゃおうかな〜」って気分になってきます。
「いちご羽二重」なんてのもあります。
もちろんいちごは市場モノ、灘中央市場藤原商店の「あまおう」使用。
このあたりが市場スイーツたる所以です。

さくら咲く

そして桜をモチーフにした創作菓子「さくら咲く」。
桃尻をイメージした…
失礼、桜の花びらをイメージした黄身餡入りの羽二重餅は菜の花と桜が出会う
都賀川の春を、抹茶ようかんは瑞々しい摩耶山の新緑を思わせます。
いや勝手に私が思ってるだけですが。

そう、市場スイーツって「街」が見える菓子なんですよ。

「4月5日は都賀川のさくらまつりでも販売するねんで!」
と、看板娘のご両人。
おお、それは素晴らしい。お花見スイーツ。
これです。
敏馬の雫 うえの山

「敏馬の杜」と「うえの山」。
灘酒、沢の鶴のお酒を使用したという「敏馬の杜」。
目を閉じて頬張れば、西郷の新酒の香り、宮水を運ぶ牛車の車輪が軋む音、
そして敏馬の浜ではイワシを捕る威勢の良い声、と思えば芸妓さんの三味の音。
灘浜の手にたしかにあった街の風景が広がるはずです。
あるいは、青谷の茶畠をイメージした「うえの山」。
芳しい新茶の香りと青谷を渡るウグイスの声、春を告げる行者のホラ貝の音が
聞こえてくるかもしれません。

市場スイーツはデパ地下スイーツでは見えない「街」が見える菓子なのです。
灘のお花見には、どうか市場スイーツをお忘れなく。


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