最近食事をデジカメで撮る人が多いのですが、これ、見ていてあまり気持ちの
いいものではないですね。(私もやっちゃうんですがね)
もう、グルメ番組に出てるイケメンタレントの不細工な箸の持ち方くらい気に
なる。お皿の上の料理はいわば生き物の屍であって、それを「いただきます」
の前にバシャバシャカメラで撮るというのは不謹慎でして、せめて撮影は
「いただきます」の後にしたいものです。さらに撮ったものをブログで、まき
散らすのもきわめて下品な行為なんじゃないかと思うわけです。
ということで昼ごはんを撮ってアップする、当ナダタマの昼ごはんデータベース
「灘の昼ごはん」も実は相当行儀の悪いコーナーなのです。
なので、撮られた食事に対する供養の意味をこめて、100食アップされるごとに
イベントをすることにしています。

「NADA LUNCH 200」
灘区で採取されためくるめくランチを「アテ」に飲むというイベントを、去る
10月21日(火)に八百万の食の神が宿る市場の中で開催しました。
昨年の100食越えの時は、1〜100食のランチを紹介しましたが
今回は101〜200食を紹介。
暗闇に映し出されるめくるめく昼飯。
そしてその昼飯をとりまく様々な物語の生語り。
このイベントのキモはこれです。
ウマいだの、マズいだの、自然食だの、体に良いだの、
お口の中でとろけそうだの、爽やかな香りが鼻腔をくすぐるだの、
コシがしっかりしてるだの、肉汁がジュワっとだの、食感がシャキシャキだの、
そんな陳腐なグルメ系ウンチクをいくら語っても
な〜んにもおもしろくないのですよ。
それよりも昼メシの周辺で紡がれる笑いあり涙ありのメシ物語の方が
断然おもしろいのではないか。
そんなこんなで、昼メシのまわりの「オカズ(メシ物語)」を「生で語る」という
トークイベントスタイルが確立されたわけです。
メシ話(街話)のおもしろさはネットだけでは絶対に伝わらないのです。

場所はやはりめくるめく食材が売られている市場が合います。
今年は昨年の汽笛亭に引き続き同じく畑原市場の「チンタ醉宵食堂」で開催。
当日の参加者は19名。
何回も書きますが、ウマいマズいという評価軸はナダタマではどうでもいいのです。
誰がなんと言おうとオレはフナフナのかきあげが好きだとか、
コシのない麺にこの上ない慈悲を感じるとか、
初めて灘区で食べた思い出の店だとか、
オレも引っ越ししてきた日にその店で食ったっス!とか
店員の素っ気なさがステキだとか、私は苦手ですとか、
どこそこの大将は亡くなったけど奥さんががんばって味を守ってるだとか、
マスターは無愛想だけどそれをおぎなうママのホスピタリティにメロメロだとか、
ボクそのマスターのモノマネできますとか。
そんなメシ話の向こうにぼんやり立ち上がってくる灘の街。
めくるめくメシ話に恍惚としながら、気がついたら終了時刻を大幅に
オーバーしていましました。チンタさん、すいません。


そしてナダタマの下品なコーナー「灘の昼ごはん」は300食を目指します。
ログイン後どなたでも投票できますので、どしどし投稿してください。
もちろん撮影は「いただきますの」後で。
(写真提供:ちゅーやんさん)


