ここはおとなしい階段を二階へ上ると、
杉の戸板に鮮やかに描かれた鷺の絵が出迎える。
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板戸を開いて進むと、次の間があって山里の間となる。
客殿をこれから建てる予定であるので、取りあえずの客用の部屋ということだろうか。
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ここも引き手が部屋の名称を現しているが、そのデザインはやや安直かな、と思ってしまう。
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だが、2階の縁から眺める茅渟の海をひかえたナダの町は絶景である。
マウントビューも、翠滴る摩耶の高峰が眺められる。
クミンなら一度は住んでみたい・・・あ、いつの間にか時計が平成に進んでしまったが、
とにかく銀次郎らしいでっかい館がここに実現したのであった。(この項、つづく)


