2006年 12月
« 11月   1月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
最近の投稿
2010年12月21日(火曜日)
底抜け!痛快!!船成金の館(75)
2010年12月19日(日曜日)
底抜け!痛快!!船成金の館(74)
2010年7月19日(月曜日)
底抜け!痛快!!船成金の館(73)
2010年6月28日(月曜日)
底抜け!痛快!!船成金の館(72)
2010年3月28日(日曜日)
底抜け!痛快!!船成金の館(71)
灘建築夜話 月別過去ログ
灘建築夜話 カテゴリ一覧
灘建築夜話 最近のコメント
最新の灘イベント情報
予定なし

2006年12月7日(木曜日)

第一夜 花筵王の館 新家で生中をオーダーする

カテゴリー: - dr-franky @ 07時00分00秒

私は、まだ「原田のジェームス邸」の正体を突き止めあぐねていた。

こうしたお屋敷の身元を調べる時に役に立つのが、慶応義塾の同窓会が母体の交詢社が出版している「日本紳士録」である。
 小金持ちが「いあやぁ紳士録に載っちゃってね」と自慢する、お金をそれなりに積めば載せてもらえると風のうわさに聞く「紳士録」だが、「日本紳士録」は明治30年に初版が出版されている。いわば「紳士録の中の紳士録」である。
 そのバックナンバーは、神戸では大倉山の図書館に行くと、レファレンスで手続きすれば大正中期以降について、書庫から出して閲覧させてもらえるし、物によっては貸し出しにも応じてくれる。しかし、北は北海道から南は九州まで数万人のオーダーで人名、職業、住所などのデータをB5版の紙面に押しこんでいるので、広辞苑よりも分厚いボリュームと重さがあるので、一冊でも借り出すのは億劫で、たいていは館内閲覧とコピーでごまかしてしまうことが多い。
 この時代の紳士録は、若林、若井などの土着系、三田からやってきた九鬼の殿様や小寺といったベテラン明治維新新住民系、勝田、内田、山下など日露戦争以降成金系のセレブはもちろんだが、なんと町の産婆さんまで載っている。掲載基準が納税額によっていたから、読み込むと今の「日本紳士録」にはない面白味が発見できるのだ。
 話が長くなったが、この日本紳士録の昭和10年代の発行分を調べていても、このジェームス邸のある界隈の住所に住んでいそうな人物に行き当たらなかった。
 
(だが、ここで、建築探偵暦がまだ浅かった私に、重大な見落としがあった。だが、そのことが判明するのはこのときから干支が一回りするだけの時間の経過が必要だった。)
 
 ますます、私の心の中で「原田のジェームス邸」の影は大きくなっていったのだった。


TrackBacks

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.nadatama.com/modules/wordpress3/wp-trackback.php/7

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメント

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。

30 queries. 0.026 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress