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2007年9月27日(木曜日)

37日目 小股の切れ上がった八幡線

カテゴリー: - naddist @ 15時00分44秒

六甲センターの少し南に下がります。現在のウエルブ2番街のあたりにあった
日本生命ビルが確認できます。

八幡線(S40年代)

↓このあたりをBGMにしながらご覧くださいw
「日生のおばちゃん」デュークエイセス

メルマガnaddist「愛と幻想のナディズム」の舞台としても描かれた、
八幡線の風景です。
街灯がお洒落ですね。
もう少し南に下がれば巨人にいた土井正三選手の実家があったかと。
道の先では国鉄の高架工事中。
開かずの踏切も健在です。
その先には六甲連山。
建物が低いので山がよく見えます。
そして今となっては懐かしい道幅。
今の八幡線は広すぎて「ズボズボ感」が強いですが
この頃は「小股が切れ上がった感」があって凛としています。
歩道がなかったんですよね。
つか、歩道白線だし。

ここを鶴甲、阪神御影行きや外大前行きのバスがガンガン行き交って
いたわけです。結構危ないし交通量が多いのでよく渋滞。
バスで六甲道駅方面に行くときは、手前の桜口のバス停で降りて
歩いた方が速かったりしたりして。
私にとっての八幡線の思い出はこの
「渋滞する市バスの排気ガスの香りと土ぼこりの香り」です。
もう、思いっきり深呼吸したくなるわけです。
で、結局喘息になっちゃいましたけど。
それに比べて今の自動車の排気ガス、あまり臭いません。
なんか楽しい香りつけりゃいいのにね。
排気ガスで思い出しましたけど「光化学スモッグ」もすっかり
なくなっちまいました。
「宇宙人が発する毒ガス兵器」ぽくてワクワクしたもの
ですがね。

公害はよろしくないですが、無味無臭の街はつまんない。
新しい六甲道も早く香りがついて欲しいものです。

八幡線(H17)
現在の同位置写真

[写真]なだだなVol.16(灘区民まちづくり会議編)より


2007年9月20日(木曜日)

36日目 六甲『道勤労市民』センター

カテゴリー: - naddist @ 15時20分50秒

前回の六甲道駅南口を少し東から見てみます。
つきあたりに見えるのが六甲道駅南口駅舎。

六甲センター(S40年代)

「六甲センター」のアーチサインがステキです。
「六甲道センター」ではなくなぜ「六甲センター」なのか
ということは置いといて、手前の角に見えるのが「スタンドリオ」。
ま、立ち呑み屋なんでしょうかね。
今六甲道は立ち飲み屋全盛ですが、なにかそのルーツを
見るよう。
懐かしい「世界長」の宣伝看板。
震災で廃業しましたが、ブランド名はどうやら西郷の沢の鶴に
引き継がれているようです。
そういや三宮にもでっかいネオンサインがありましたか。
福徳長の宣伝看板には「きよ」という店名が見えます。

で、「六甲水族館」。
ま、六甲道にも水族館があったわけです。
もちろん熱帯魚屋さんですが、熱帯魚店といわずに
水族館と言い切るセンスは悪くありませんね。
ちなみに水道筋にあったのは「アマゾン水族館」
「アマゾン」の「水族館」。
ネーミングとしてはかなりイケてます。

メイン六甲A棟

この一角は再開発でメイン六甲A棟になりました。
「六甲センター」は「道勤労市民」が挿入され
「六甲『道勤労市民』センター」になりました。
まるで、つのだ☆ひろの「☆」のようです。
とにかく亡霊のように「六甲センター」の名前が残ったわけです。
もちろん再開発の事業者によって意図されたわけでも、
住民からの要望があったわけでもおそらくなく、
ほとんど誰も気づかないわけですが、こういうのを見つけるとナダタマ的には
「ムヒヒ」とほくそ笑んでしまうわけであります。(ムヒヒ)

[写真]なだだなVol.16(灘区民まちづくり会議編)より


2007年9月8日(土曜日)

35日目 六甲道南口S40’S

カテゴリー: - naddist @ 12時51分27秒

また六甲道駅の方に帰ってきました。
昭和40年代、高架化前の駅南口です。
現在の状況とはかけはなれたのどかさ。
南口は摂津本山型の和風駅舎。
誇らしげな正面破風は純和風ですが腰板まわりにはタイルらしきもの
を巻いていますね。
なにげない和洋折衷、お洒落です。

六甲道駅南口(S40年代)

クラシックな郵便ポストも秀逸ですが、
なんといっても車が泣かせますね。
手前に「Nコロ」ことホンダN360。
向こうはタクシーでしょうか、懐かしいセドッリックです。
そこから急いでおりるのはノースリーブの黒っぽいワンピースの女性
ともう一人。
パーティでしょうか?
はたまた仕事に遅れそうなのでしょうか?
その奥の店ののれんには「○○本店」と書かれています。
なんだったけな?この店。
店の前には、そう出前用のいかつい自転車。
この道の手前にはメイン六甲A棟に移った「東天会館」があったかと。

ま、とにかくこの写真の中に「物語」を感じませんか?
なんかこう、人と街がしっくりいっている感じ。
人と建物が対等な感じ。
ごちゃごちゃしているけど凛とした美しさがある。
で、現在の同位置写真です。

六甲道駅南口(現在)

なんかこう「物語」が見えにくい駅前風景です。
もうこちらの風景の方が馴染んでいるはずなのに、
いつまでたってもしっくりこない。
きれいに計画されたように見えますが実は人と建物がバラバラ。
駅って街の玄関でしょ?
だいたい人の住む街に向かって排気口をずらりとならべるセンスが
わかりませんねぇ。
新しい灘駅もこうなっちゃうんですかね?


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