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2007年11月4日(日曜日)

第34話「五毛通」

カテゴリー: - aiai @ 09時00分35秒

ご無沙汰しております。インドから灘に、無事帰って参りました。

久々の更新であります。

さてさて。

灘も、五毛通まで上がってくると山岳地帯の様相である。

天高く、秋風も爽やかで実に心地よい。





五毛通1丁目は、急傾斜の崖から唐突に始まる。

崖の周辺は、階段が縦横に走っている。

フリークライミングよろしく、この崖を這い上がるのは肉体的にも
社会的にも(?)困難なため迂回を選択。

ようやく1丁目1番地に至る。

「何か面白いものあるかな〜」とぼちぼち西に進む。









ところが、ふと気がつくと桜のトンネルを通り抜けて、
摩耶ケーブル下に上がるバス道に出てしまった。

仕方なく折り返してみるものの、
やっぱり、興味を惹くものに出会わず、
そのまま出発地点の杣谷川まで戻ってしまう。

「参ったなぁ・・・」

五毛の名を冠した五毛天神は国玉通だし、杣谷川沿いの配水場や、
そのすぐ南側にある関電の変電所は高い塀に囲まれてアプローチできない。

寺社や祠があちこちにみられる国玉通あたりが、
かつての五毛村の集落の「上端」のラインだったのかもしれない。

つまり、国玉通の北にある薬師通以北は比較的新しく開発された地域であるために、
何となく均質な住宅街として収ってしまっているのだろうか。

ということで、ネタに窮したため、
マンションの壁などにあしらわれた石垣などを撮ってみた。
(毎度毎度、石垣ばかり撮ってる気がする・・・)






それっぽい感じがしなくもないけれど、違和感があるような気もする。
人工的というか、工業製品的というか。

人は石垣・・・と言ったのは武田信玄だけれども、
石垣のココロも人次第。石垣には魂がある、と思う。

世には石垣マニアという人たちがいて、石垣の用途や積み方だけでなく、
材質や産地、石の割り方や年代、積んだ職人集団への関心を寄せるという。
石垣には、人を引きつける何かがあるということだ。

自分の場合、子どもの頃、近所の川で石を組み合わせたダムを造って
遊ぶのが日課だったので、たぶん、そのころの興味がそのまま残っていて、
今なお石垣に心を奪われてしまうのではないかと考えている。

いずれにせよ、「石垣は石垣だけれど、ちょっと違う感じがする石垣」も、
この灘の風景を担う一員になってきていることは間違いない。
灘の石垣風景の将来はどうなるんだろうか。

もはや山岳エリアに位置する五毛通で、
灘と石垣の未来について考えてみたりした。







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