2013年 3月
« 3月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
最近の投稿
2013年3月25日(月曜日)
第88話「備後町」
2012年3月11日(日曜日)
第87話「琵琶町」
2012年3月4日(日曜日)
第86話「日尾町」
2010年12月12日(日曜日)
第85話「稗原町」
2010年9月26日(日曜日)
第84話「原田通」
灘の旅人 月別過去ログ
灘の旅人 カテゴリ一覧
灘の旅人 最近のコメント
最新の灘イベント情報
予定なし

2013年3月25日(月曜日)

第88話「備後町」

カテゴリー: - aiai @ 12時54分13秒

また1年ぶりの更新となってしまった。

備後町である。
成徳小学校あたりからウェルブの1番館(西側の高層棟)あたりまで、東西に広がる。

備後町の備後は、備後堂というお堂に由来するそうだが、定かではない。
備後国(広島県の福山や尾道あたり)に縁があったのだろうか。

備後町1丁目には、成徳小学校がある。
かつてこのあたりにあった成瀬村の「成」と、徳井村の「徳」を取って「成徳」となったという。

合成地名のわりに、聖人君子の雰囲気だ。

アニメ『火垂るの墓』に登場する小学校が、
かつての成徳小学校をモデルとしていることはよく知られている。

野坂昭如が住んでいた中郷町は、備後町のすぐ隣だ。

震災後のマンション建設ラッシュを反映し、
校庭にプレハブ校舎が建ったのは、ずいぶん前のような気がする。

卒業式シーズンである。

このプレハブ校舎も、子どもたちにとっては、
思い出の学舎になっているのかもしれない。

成徳小学校あたりから六甲道駅の方を眺めると、
マンションが幾層にも重なり合って見える。

巨大な山脈を仰ぎ見ているような気分だ。

灘温泉六甲道店や西病院がある備後町3丁目を西へ歩き、
六甲道駅南のイタリア広場に出る。

ピラミッドのようなものがある広場の北半分が備後町で、
ジャンプ台のようなものがある南半分は桜口町ということになる。
再開発事業の影響だろう。

境界線と思われる位置から広場を眺めてみたが、
たくさんの子どもたちが無邪気に遊んでいるだけだった。

希薄化した境界線は、グローバルな現代社会を彷彿とさせる。

平和の足もとに埋まる過去に、時折、想いを馳せるのがよい。


TrackBacks

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.nadatama.com/modules/wordpress5/wp-trackback.php/93

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメント

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。

31 queries. 0.032 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress