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2008年9月28日(日曜日)

第67話「土山町」

カテゴリー: - aiai @ 15時47分32秒

東灘区のずっと山手の方に上がっていくと、鴨子ヶ原や渦森台という地名がある。

ずいぶん遠いところのような気がするが、谷を挟んで灘区土山町が隣り合っている。

六甲病院や親和女子に向かう道を上がると、そこは山の上のマンション開発ラッシュ。

土山町は、その東側斜面を伸び上がっていく。
その一番高いところには、関西電力の新神戸変電所の敷地が広がっている。

「灘の御影」と言うと奇妙な表現かもしれない。

でも、御影山手や鴨子ヶ原と隣り合う土山町を歩くと、そんな表現がしっくりくる。

土山町なのに「プリオーレ御影山の手」なんてマンションがあったりする。

以前のゼンリン住宅地図に記載されていた「灘土山住宅」は、
大規模改修工事の末に「ヒルズ御影山手」なんて名前のマンションに変わってしまった。

石屋川の向こうにある、灘区悲喜交々。

若草幼稚園のところまで下ってくる。

橋を東側に渡っても、灘区なのだ。

土山町には旧徳井村の墓地があったという。

現在の「東明桜ヶ丘霊園」は、その名残だろうか。


2008年9月21日(日曜日)

第66話「高羽町 後編」

カテゴリー: - aiai @ 09時00分39秒

高羽という地名は、平安時代の史料に現れるというから、古より伝わる由緒正しき地名である。

「鷹」にまつわる説もあるが、高=タカ=タケ=竹、羽=フ=ウ=生と読んで竹が生えた地だという説もあり、その由来は定かではない。

高羽川渓谷は、阪急と交差する南北で深みを見せる。

丹生神社は、水神が祀られているという。

高羽川沿いに建てられていて、祀神の由来や由緒は定かではないが、水が不足しがちな六甲の裾野の村々に水をもたらす神だったようだ。

だがV字に切れ込んだ高羽川の険しさを見ると、時に猛威を振るった水神を祀ったのではないかという気もしてくる。

最近改修工事が終わった高羽小学校の姿。

以下は前の校舎のお別れ会の時に撮った写真。

そして、高羽小学校すぐ西隣の高羽公園。

震災後、この公園に並んでいた仮設住宅に3年ほど通った記憶が蘇る。

だが、今はもう、何の痕跡もない。

側溝の上に店を構えていた靴と傘修理の「正直屋」さんも、跡形も無く消えてしまった。

おもろうて やがて哀しき 高羽道


2008年9月14日(日曜日)

第65話「高羽町 前編」

カテゴリー: - aiai @ 09時00分11秒

石屋川と阪急、そして高羽の交差点にむかって上る山麓線に挟まれた三角地帯。

渋滞の抜け道にもならないこの場所には、孤島のような空気が漂う。

16系統の上りのバスが、阪急の橋脚すれすれに舐めるようにターンする交差点を西へ。
線路に沿って東西に伸びる路地を歩く。

古いが現役の掲示板には「高羽住田自治会」の文字が。

古い字(あざ)の名残を見かけると、宝物のように思えるのはなぜだろうか。

もう少し歩くと、「踏み切り地蔵」と名づけられた地蔵に出会う。

「高羽町 後編」に続く


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