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2007年2月4日(日曜日)

第12話「岩屋南町」

カテゴリー: - aiai @ 07時59分50秒

岩屋南町、ホームセンターナフコの前。

「浜岩屋」というバス停がある。

誰もいないバス停の前で、大きくうんうんと頷いてしまった。

ここは、岩屋の浜だったのか。

岩屋南町1丁目

「浜岩屋」のバス停

僕の目の前には大河のような国道二号線が流れているだけだ。

この場所の過去も見えないし、未来が見えてくるわけもない。

でも、浜岩屋というバス停が僕の感傷をかき立てた。





初めて神戸に来た10年前、海が遠くなった気がした。

自宅からバイクで5分も走れば、灘浜や摩耶埠頭に出られる。

でも、なぜか遠い海。

岸壁の海は、触ることができない。

海と陸の間に、厳然たる仕切りがあるかのようだった。

浜辺が見たい、と腹の底のあたりで思った。

海と陸を隔てない、浜辺の音が恋しくなった。

寄せる波が小石を鳴らす、カチャカチャという乾いた音が聞きたくなった。

   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

そんな感傷をバス停に残したまま、西へ歩く。

信号のタイミングで、一瞬の静寂が訪れる。

阪神高速の足元、HAT神戸と二号線に挟まれた場所に、工場や事務所が並ぶ。

こんなところで「1000人のチェロ・コンサート」なんて文字を見かけた。

これも浜岩屋の底力なのかもしれないなぁ、と何の根拠もなく思った。

ふと見上げると、暗く立ちこめた雪雲が摩耶山を包んでいた。

春はまだまだ遠そうだ。

1000人のチェロ@浜岩屋




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