灘区昭和館 カレンダー
2008年 2月
« 1月   5月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
242526272829  
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
最近の投稿
2012年4月10日(火曜日)
無名時代の桜トンネル
2011年7月4日(月曜日)
パパとママと過ごした日
2010年6月10日(木曜日)
地下道慕情(2)西灘の好々爺
2010年5月19日(水曜日)
地下道慕情(1)
2010年2月9日(火曜日)
奥摩耶の銀盤
灘区昭和館 月別過去ログ
灘区昭和館 カテゴリ一覧
灘区昭和館 最近のコメント
最新の灘イベント情報
予定なし

2008年2月15日(金曜日)

46日目 幸せな渋滞

カテゴリー: - naddist @ 10時30分39秒

前回に続きまして「開かずの踏切」です。
今回は渋滞中の様子。
おそらく現在のフォレスタ北東角あたりから南側を眺めた画です。
バスだらけ。なかなか壮観です。
当時はまだ六甲道駅南北とも駅前ロータリーがなかったので、乗り降りの際も
道路を占有していたのではないかと思われます。
当時の八幡線は両側にびっしりと店舗や住宅が並んでいました。
軒先で延々自動車に排気ガスを浴びせられるのですから沿道の皆さんは
さぞ大変だったことでしょう。
今は無き「外大前行」のバスも走っていた頃。
17系統でしたっけ?
そう、灘区に市立神戸外国語大学があった頃です。
「ガイダイ」という音の響きに不思議なカッコ良さを感じたものです。

開かずの踏切(S46年11月)

ともかく渋滞です。
渋滞は通常、ネガティブな事象としてとらえられます。
できれば排除したい。
人間として当たり前の欲求であります。
だから国鉄(JR)は高架になり、開かずの踏切は解消されたのでしょう。
でも当時は待てたのですね。今の灘クミンには無理かもしれませんがね。

開かずの踏切がなくなって俄然六甲道周辺は便利になりました。
と同時に六甲道周辺にただよっていた「澱み」もなくなったような気もします。
もちろん地元としては悲願だったと思いますが。
その後ご存知のように六甲道は神戸の東の副都心としてまつり上げられて行きます。
自分の意のままにならないものを「待つ」ことができない人々によって、より「便利」に、
より「都合良く」せっかちにつくられていく街。
「まちづくり」などという麗句に隠された不遜な態度が街をつまらなくしていくような
気がしてなりません。

開かずの踏切渋滞が解消された今、六甲道の少し南の国道43号あたりで
ちょこちょこと小渋滞が起きています。
旧ブリコ跡にできた某スーパーの駐車場へ入る車の渋滞です。
わずらわしくなく、待たずに買い物ができる便利なはずのスーパーで起こっている
皮肉な「待ち」の風景です。

写真:『灘のうつりかわり』(灘区勢振興会)より


TrackBacks

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.nadatama.com/modules/wordpress9/wp-trackback.php/54

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメント

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。

30 queries. 0.024 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress