2007年 9月
« 8月   10月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
最近の投稿
2008年6月20日(金曜日)
夏を先取り
2008年5月23日(金曜日)
今年も赤い宝石を。
2008年5月2日(金曜日)
春祭りっ!
2008年4月14日(月曜日)
わんぱく公園その後
2008年2月15日(金曜日)
ぼた雪舞う週末
灘っ子日誌 月別過去ログ
灘っ子日誌 カテゴリ一覧
灘っ子日誌 最近のコメント
最新の灘イベント情報
予定なし

2007年9月28日(金曜日)

残酷な遊び

カテゴリー: - WACK! @ 19時43分10秒

今のブームはカマキリだ。
家に飼っているカマキリの数を自慢し、
毎日餌のバッタ取りに奔走している。
イナゴが稲を食い尽くすように、
空き地のバッタは子どもたちに狩り尽くされてしまった。
お出かけの先で見つけたカマキリは必ず拉致され、
強制見合い婚をさせられている。
オオカマキリとハラビロカマキリの異種間交配は
実現してしまうのであろうか。

今のブームと書いたが、
子どもたちの遊びには恒常的なものと
流行性のものがある。
ここ数年、カマキリは「怖いから触れない」虫の代表だった。
しかし一度火が着くと、恐怖心をも凌駕してしまう。
ま、克服できない子も女の子を中心にたくさんいるのだが。

カマキリの火種は餌やりにあった。
生きたままのバッタをカマキリに押しつけると
カマで挟んで遠慮もなく食べ始める。
その従順さ(食欲に忠実なだけ?)に愛着を感じる。
同時に、生きたまま食すという事の残酷さ、
それをさせている事への軽い罪悪感。
ダメと言われていることをついやってしまう感覚に似ている。

カマキリ食事中
バッタを二匹も押しつけられたカマキリ@灘丸山公園
局部は自主規制(しかし、その方がイヤらしい)

バッタには申し訳ないが、こういった体験を子どものうちにするのは
実はとても大切なんじゃないかと思うのだ。
生物の生き死にと食事という切り離せないものが
切り離されてしまっている昨今。
人間が食物連鎖の中にいる以上逃れられない原罪を
感じずに過ごしている子どもたち。
彼らがカマキリの姿に自らを投影できる日が来るかもしれない。
今すぐではなくても。

こういう遊びをしている子どもたちを注意深く、
しかし暖かく見守っていこうと思うのである。


TrackBacks

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.nadatama.com/modules/wordpress4/wp-trackback.php/44

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメント

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。

30 queries. 0.019 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress