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2007年1月19日(金曜日)

カニ

カテゴリー: - WACK! @ 13時13分32秒

 
 

 

 

 

 
灘浜緑地の昼下がり。
差す光は優しいが、真冬の気温は刺すように身に染みる。
河口付近にはカモが群れてたゆたい、
岸からサギが獲物を狙っている。

そんな穏やかさを子どもたちの歓声が切り裂く。
柵の支柱から穏やかな水面に向かって垂れ下がる白い係留索を
子どもたちが夢中になって引き揚げている。
牡蠣養殖場の映像が頭をよぎり、微笑んでしまう。
海面より下の部分は藻がついてカーキ色になっている。
ぬめぬめとした手触りに悲鳴を上げながら、
それでも目的を達成するために勇気を振り絞る。
ようやく3mほどある綱を端まで水揚げした。
頭をぶつけ合いながら必死の手探り。
取り合うのは親指の先ほどのカニである。

きっかけはケーソンにへばりついたカニだった。
子どもの拳ほどもあるそれは、コドモ心に大きな火を着けた。
棒きれにズボンの紐を結んで垂らすが届かない。
たとえ届いたとしても、エサは無かったのだが。
その様子を見て、僕はいたずら心を発動。
先述の手を使ってカニを捕り、
ニヤニヤしながらその子の後ろに立ってやった。
振り返って、僕の手の中にあるカニを見て乱舞。
騒ぎは波のように広がり、間もなく綱の周りは子どもだかり。
3本あった綱はたちまち全て引き揚げられてしまった。

係留索には大きなフジツボがびっしり付き、
所々にイソギンチャクも見られる。
そしてお目当てのカニは、突然引き揚げられたことにビックリして
家主のないフジツボの殻からノソノソと出てくるのだ。
3本の綱から10匹あまりの小さなカニを捕まえた。

プラスチックトレイに移して観察。
「水がないとヤバいんちゃう?」
「エサって何やろ。焼き芋の残り、食べるかな?」
「コケやったら食べるかもしれへんで」
「やめろー。BBだまは入れるなー。」
どんどん器は満たされていく…。

しかし、最初に見つけた大きいカニは美味そうだったなぁ。
アレを捕獲出来なかったのは大人的には悔しい。


2007年1月12日(金曜日)

一年の始まり

カテゴリー: - WACK! @ 12時48分38秒

日の出@ロープウェイ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
黒々とした山の端から力強い光の矢が差した。
低いどよめきの後、再び静けさがあたりを覆う。
人々の視線は矢の放たれる方へ向けられた。
それぞれの想いとともに。

2007年の夜明けを摩耶ロープウェーの中で迎えた。
本来は掬星台で拝むつもりであったのだが
思惑を同じくする人々があまりに多く、
日の出に間に合う便を眼前で見送ることになってしまった。
そんな不運は貴重な体験へと姿を変えた。
見えない力に感謝。

厳かな雰囲気を共有する中に、姉妹の姿があった。
親族三代で訪れている様子だ。
おじいちゃんに促されて日の出を見つめている。
小学校にもまだ上がらないこの姉妹は
この時何を感じていただろうか。
場を共有する者の気持ちが一つになる経験。
きっとちびっ子たちの記憶に深く刻み込まれただろう。

五毛天神にて初詣。
社務所の番をしているのは高校生くらいの男の子二人組だった。
ビジンな巫女さんでないことにがっくりする人もいたかもしれない。
たぶん彼らは神主さんのご親族なのだろう。
地域に根ざしたこの天神さんの将来を担うのかもしれない彼ら。
たくさんの人たちが想いをもって訪れることを
今のうちから肌で感じ取ってくれているのだ。
僕は何だか嬉しい気分だった。
五毛天神よ、永遠なれ。


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