ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
最新の灘イベント情報
予定なし
SmartSection is developed by The SmartFactory (http://www.smartfactory.ca), a division of InBox Solutions (http://www.inboxsolutions.net)
naddistアーカイブス > 2004 > 2004年2月 > [030220-177]ヤマカンのキーボー【灘人さんいらっしゃ〜い!01】
[030220-177]ヤマカンのキーボー【灘人さんいらっしゃ〜い!01】
投稿者: Nada 掲載日: 2004-2-20 (2239 回閲覧)
...n a d d i s t
...040220-177
...
...naddism Edit.


■CONTENTS======================================================



・灘人さんいらっしゃ〜い!01
     ▼ヤマカンのキーボー
・六甲道の村(ソン)だより03
     ▼六甲道ホクホクポイント
     ▼「クラブミレー」の跡地はメロンパン
・naddist懺悔の部屋01
     ▼南天荘さん…懺悔します
     ▼小悪党です…懺悔します
・なだっちゅーの!144
     ▼灘の菜の花
     ▼ルイルイ♪なアジアン弁当屋さん
・naddist NEWS(naddistからのお知らせ)
     ▼いよいよ発進!灘駅弁プロジェクト!
     ▼「灘トリビア」も募集
     ▼市場ライブのお知らせ



================================================================



一目会ったその日から、灘の花咲くこともある。
愛すべきクミン達に乾杯。
読者のご要望にお応えしてお送りする、naddist初の灘人間観察シリーズ。
題して「灘人さんいらっしゃ〜い!」です。
第一話のゲストは「ヤマカンのキーボー」さんです。
それではどうぞ。



=========================================== Welcome naddist!01



■ヤマカンのキーボー



                         TEXT:naddist



戦後、灘がキャンプ地だったことを覚えているクミンの方もいらっしゃ
ると思います。
キャンプ地といっても、川藤が宜野座あたりから「今年の阪神はちゃい
まっせ!」とリポートするキャンプではなく、もちろん杣谷あたりで
カレーを作ったりする白黒なキャンプでもありません。
「米軍キャンプ」つまり米軍が戦後、灘に駐留していたのです。
曽和町付近には米軍将校の家が点在し、六甲山へドライブに出かける
米兵のジープが駆け抜け、六甲は一時期「基地の町」の様相を呈して
いました。
クリーニング大手灘ブランド「白星社」や八幡ブランド「伊藤ハム」
も、この米軍需用から大きく発展していった、という噂はもっぱらの
長老クミンの灘トリビアです。
そして山手幹線の弓の木の交差点、ジョリパス前あたりには
「六甲飛行場」がありました。
驚くべきことにヤマカンを滑走路として使用していたのです。
滑走路の西端はいまの六甲口。
MPが立ち、オフリミットな風景が展開され、米軍の輸送機が発着をくり
返していました、といっても今では想像もつかないでしょう。



やがて山手幹線は、神戸市電最後の延長区間、市電石屋川線が敷かれ
ガタンゴトンな「市電筋」としてクミンに親しまれていきます。
その後「バス道」と呼ばれるようになります。
「山手幹線」「ヤマカン」なんていわれるようになったのはつい最近、
長らく行き止まりだった石屋川を超え東灘側の道路ができ、ようやく
「幹線」らしくなった1980年代くらいではないでしょうか?
事実、80年代ヒガシナダ在住友人の車に乗せてもらった時、
「ヤマカンの『ブーンジュニア』行こか?」
と言われた時の衝撃を忘れる事はできません。
「ヤ、ヤ、ヤマカン!?『下のバス道』ちゃうんかい〜!(注)」
今思うとバブルに向かうイケイケ感あふれるあの時代、
「ヤマカン」という言葉の響きに、とってもポストモダンでアーバン
でニューウェーブでスタイリッシュな目眩を感じたものです。
ともかく…
飛行場〜市電筋〜バス道〜ヤマカン…灘の町の歩みにあわせるかのよう
に名前を変えてきた道、山手幹線。



そんな山手幹線に不思議なおじさんがいます。
おじさんは今日もヤマカンを往復しています。
暑い日も寒い日も、くる日もくる日もヤマカンを歩き続けています。
赤いチェックのパンツを着こなし、歩き続けるその姿は「ハイカラな
お遍路さん」のようでもあり「モダンな修験道」のようでもあります。
そして何故かバッグには「キーボード」
キーボードったって楽器ではありません。
パソコンについているアレです。
もちろんパソコンになんか繋がっていません。
純粋に「キーボード単体」なのです。
そんなこんなでnaddistは彼の事を「ヤマカンのキーボー」と呼んで
います。



キーボーは時折思いつめたような表情で立ち止まり、ヤマカンを見つめ
ます。彼には「バス道」と呼ばれていたころのヤマカンが見えているの
かもしれません。
クラブミレーや六甲模型、地蔵市場の前を忙しく通り過ぎていく、
91系統、92系統、急1系統の市バス達。
「川島産婦人科は次でお降りください…」
「(神戸)外大前行き17系統は次でお乗り換えください…」
そんなアナウンスが聞こえているのかも知れません。



そして交差点ごとにキーボーはおもむろに電信柱に片手をつき、足の
屈伸をはじめます。
もちろん目線はヤマカンです。
彼には「市電筋」と呼ばれていたころのヤマカンが見えているのかも
しれません。
大きな交差点には市電の停留所「電停」がありました。
「安全地帯」と呼ばれるそのホームに向かうには道路を横切らないと
いけません。キーボーの屈伸はまるで安全地帯に向かうための準備運動
に見えるのです。



キーボーはまた歩き始めます。
そしてまた立ち止まりヤマカンを見つめます。こんどは少し笑顔です。
キーボーにはみなとまつりの「花電車」が見えているのかもしれません。
まさに「動くルミナリエ」ともいえる、華やかな電飾にいろどられた花
電車には大人も子どもも首ったけでした。
スポンサーごとに工夫をこらした花電車が次から次へとやってきます。
「あ!『大丸』が来た!」
「今年は『富士通テン』のがすごいらしい」



そして、ふと寂しそうな顔をしたあと、キーボーはまた歩き始めます。
やがてキーボーは手に持っていたバッグからおもむろに伝家の宝刀
「キーボード」を取り出します。
彼は路上に静かにキーボードを置きます。
そして自らもひざまづきます。
まるでヤマカンに祈りをささげているかのようです。
そしてキーボードを撫でるような手付きで「入力の儀」が始まります。
何を入力しているのかって?
そんな野暮なことを聞いてはいけません。



彼は、きっと飛行場〜市電筋〜バス道〜ヤマカンと名前を変えて来た
「山手幹線」の記憶を入力しているに違いない。遠い遠い過去の道の
記憶を永遠にとどめておくため、くる日もくる日もヤマカンを歩き続け
灘の大地に何かを入力しつづけているに違いないのです。



そう、キーボーは誰も読むことができない「naddist」を発行し続けて
いるのかもしれません。



キーボーの瞳に…乾杯。



                          (おしまい)



※注:『下のバス道』
当時、市バス2系統が走る道をを『上のバス道』、
市バス91系統系が走る道(現ヤマカン)を『下のバス道』と呼んで
いた…はず。



参考文献:『ノスタルジック六甲』長島孝次 著



================================================================



阪急六甲〜JR六甲道界隈の話題限定のミニミニコーナー
「六甲道の村(ソン)だより」です。
新しくて古いのどかな村(ソン)の風景を、毎回ちょっぴりずつお届け
いたします。
取材、執筆は六甲道愛にあふれる読者、ぴよさん(六甲クミン)です。
それではぴよさんよろしくでっす!



=============================================六甲道の村だより03



TEXT:ぴよ



●六甲道ホクホクポイント



この頃ではすっかりコンビニが増えてしまい、いつでも温めたお弁当が
食べれちゃう近代的な六甲道ですが、ここはあえて昔ながらの温かい
食べ物の食べれるポイントに心ひかれるこの頃です。
どこかというと、JR六甲道北側のフォレスタ西側の通りの八百屋さん。
運よく焼けた時に出くわせば食べれる焼き芋が1つ目のホクホク。
その南どなり「伊藤ハム」の看板の肉屋さんでは、お願いすれば
その場でコロッケをあげてくれます。
これが2つ目のホクホク。
とても安価で昔ながらの温かなホクホクが味わえるポイントです。



●「クラブミレー」の跡地はメロンパン



ちょびっと前にメディアで騒がれてるなー・・・ってヒトゴトだった
メロンパンなのですが、私の生活圏にも遂に波が押し寄せてきました。
焼きたてメロンパンのワゴン車が毎週月曜日にやってくるのです。
場所はあの「クラブミレー」の跡地の駐車場!!
六甲道商店街の山幹をはさんだ北向いです。
年末から気になっていたのですが、遂に買う事ができました。
お店の名前は「パン工房ハニーデュー」どうやら大阪のお店のようです。
パンのお味のほうは・・・焼きたては表面がカリカリで中身はふわ〜り。
かなり好みの味でした。 種類はプレーンとチョコチップ。
あとチョコクロワッサンがあります。
そうそう関東の人に言われるまで気にしなかったのですが、
サンライズ=メロンパン(たまに白あん入り)って
ここらへんだけの物なんでしょうか・・・?
最近のささやかな疑問です。



         [それではまた次号まで、ごきげんよろしゅう。]



================================================================



今はシラッと生きてるそこのあなた、灘で悪い事してたでしょう。
海星のマリアも天上寺のマーヤもお見通しなのです。
罪多き灘人達よ。
灘の街に深く懺悔しなさい!そして祈りなさい!
…コンナンデマシタケド〜
という感じで今だから話せる、皆さんのかつての灘悪事を紹介する
新コーナー「naddist懺悔の部屋」
皆さんの懺悔話、募集しています。
               →投稿はpostmaster@naddist.jpまで



=============================================naddist懺悔の部屋01



●匿名クミン様



懺悔致します。
あの省線六甲道駅の北にあった南天荘で、本を万引きしました。
ハッキリした年はわかりませんが、多分中学生頃でしょうかね。
背表紙の「性」という一字だけが目に入り、魔が差したというか、煩悩
が目覚めたというか、思わず手を伸ばしその本を服の下に隠してソソク
サとその場を去りました。
幸い店に人にも見つからずに済みました。
で、ワクワクしながら家に帰り、家人のいないところでコッソリとその
本を開きました…
そこには奇妙な形をした岩や縄で囲まれた大木などの写真が満載でした。
中学生にはよく理解できない「道祖神」とでも言うのでしょうか、男性
や女性のシンボルを象徴するような物体に関する説明がありました
(のだと思います)。
しかしなぁ、ドキドキしながら危険を冒して持ち帰った本がなんという
ことか、学術図書であったとは、トホホ。
見つからなくて良かったけど、見つかったら周りの大人達はどう考えた
でしょうね。
「この子は学者になりたいみたい。偉いなぁ」
とか褒めて貰えたのでしょうか?



  許しましょう。
  おもしろいので。(南天荘さん、ごめんなさい)
  その後、背表紙に「性」と書いていた本を、都賀川の河川敷に
  たくさんあった「大人の本」といっしょに隠しませんでしたか? 
  いっぱい変な本落ちてましたよね。都賀川。   
  --------------------------------------------------------nad



●よね様(いつだって生クミン)



懺悔します。
・神戸製鋼の寮の敷地内を勝手に散歩コースにしていたこと。
 (これは連れてった母が悪い)
・中学生になっても平然と2系統に子供料金で乗ったとか、鶴甲プール
 にも子供料金で入ってたとか、水道筋の美容院でも子供料金で切って
 もらってたとか、西灘劇場にも子供料金で・・・(以下略)。
・六甲道駅前南口で深夜12時過ぎにサックスを大音声で吹いたこと。
 (しかも下手!)



  許しましょう。
  小悪党なので。
  「阪神電車の軌道内を勝手に散歩コースにしていた」
  「中学生のとき平然と2系統に『シルバーパス』で乗った」
  「天上寺本堂で深夜12時過ぎにサックスを大音声で吹いた」
  よりマシですから。
  --------------------------------------------------------nad



================================================================



naddistに頂いた、皆さんからのご意見ご感想や灘情報をご紹介する
「なだっちゅーの!」を、お送りいたします。
メールを下さった皆様、ありがとうございました。
               →投稿はpostmaster@naddist.jpまで



=============================================なだっちゅーの!144



●やっしっし様(元学びクミンで現散歩クミン)



ここのところ日中の日射しには暖かさを感じるようになりました。
私は愛知県の豊橋に住んでいるのですが、近くの渥美半島ではちょうど
今、菜の花がきれいな黄色の花をつけています。もうすぐ春ですね。
菜の花といえば、確か、灘区の花だと聞いたことがあるのですが、
どこかに名所があるのでしょうか。思い出せません。



  菜の花はいちよー「灘の歴史の花」に選定されています。
  与謝蕪村の「菜の花や 月は東に 日は西に」は、都賀川下流
  あたりから摩耶山を読んだ句という説もありますし、その昔水車
  新田の水車で淡路方面から運んできた菜種をしぼって「菜種油」
  を作っていた、という歴史もあります。(灘印良品でもあります)
  菜の花の名所・・・神戸製鋼の西にある「灘浜緑地」か、神戸製鋼
  の専用線跡の菜の花がきれいですよ。他どこかあるかな?
  詳しくはnaddistも編集協力しております灘の広報誌
  『なだだなVol.9 なだのなのはななのだな』をご覧下さい。
  PDFデータは
  http://www.city.kobe.jp/cityoffice/82/nadadana_pdf/index.htm
  にてダウンロードできます。
  --------------------------------------------------------nad



●サイチャン様(生まれはナダクミン、現在はトナリクミン)



今日は近所のお惣菜屋さん、というかお弁当屋さんの紹介です。
もし、もうご存知なら・⌒ ヾ(*´ー`) ポイってしてください。



店名:Wife Is Boss
店のイメージ:手作り・無添加・台湾&インドのお惣菜
場所:神戸市灘区記田町5−6−15



お昼は3品選べるお弁当がメインでしょうか。
店内はインドミュージックが流れているのに店の内装は和風というか。
奥様が台湾の方で、このお店を仕切ってらっしゃいます。
関係ありませんが、この奥様は太川陽介(ルイルイ♪)の奥様(藤吉
久美子)に似ています。
惜しいのはこの店が目立たない。
2号線沿いにあるのに店の前には陸橋の階段が・・・。
一度ご賞味ください。
午前11時〜午後3時までです。



  サイチャンさん、情報ありがとうございました。
  naddistもたまに利用させていただいています。
  最近の灘区は、インド系の店が激減しているので、貴重ですね。
  ルイルイ♪の奥様が作る台湾中華も旨いです。
  そうそう、この店バイキング形式のお弁当屋さんなんですけど
  品のないおねいさん連中が大挙してやってきて、弁当箱に
  「それどう考えてもフタしまらへんやろっ!」っていうほど、
  詰め込んでました。
  クミンはああいうことはしないようにお願いいたします。
  --------------------------------------------------------nad



================================================================
●           naddist NEWS             ●
================================================================



●          「灘の駅弁」つくります         ●



1月に始まった「灘駅再生プロジェクト」ですが
募集中の「灘駅爺さんへのラブレター」に引き続き、プチプロジェクト
を行ないます。
題して「灘駅弁どうですプロジェクト(NDP)」
灘印良品の「駅弁版」と考えてもらってけっこうです。
灘駅周辺(ま、周辺じゃなくてもいいですが)の魅力が詰まった
灘区オリジナルの「駅弁」をつくるというものです。
で、完成した弁当を青谷川沿いで花見がてら食べよう。
あるいは灘駅のホームで食べよう。
というものです。



ということで、おかずの内容、パッケージデザイン等の案を募集いたし
ます。例えば
・ソースはプリンセスソースで
・ご飯の上にはパンダの絵を
・桜のトンネルの花びらを散らしたい
・灘酒のミニボトルはつけたい
・パッケージは酒樽にしたい
などなど。



寄せられた案を検討の上、仕出し屋さんに発注をかけて「限定100食」
くらいは作りたいなと思っておりますので、皆様の愉快なご提案お待ち
しております。



               →投稿はpostmaster@naddist.jpまで



●          「灘トリビア」募集          ●



ついに「へぇボタン」を買ってしまいました・・・
ということで、naddist新シリーズ「トリビアの泉通」を企画中です。
「トリビアの泉通」のコーナーでは、読者から投稿された人生に全く
必要のないムダな灘知識…だけど明日人に教えたくなるような灘雑学
・灘知識(=灘トリビア)を紹介していく予定です。
皆様からの無駄で豊かな灘トリビアの投稿、お待ちしております。
               →投稿はpostmaster@naddist.jpまで



●          市場ライブのお知らせ         ●



市場の真ん中でライブでおなじみ「新家日曜劇場」のライブ情報です。
出演は「市場の歌姫」竹下咲(Vo)を擁するtenderfeet。
市場がライブハウスに変わります。



日時:2月22日(日)13:00〜
場所:水道筋東畑原市場「新家日曜劇場(新家)」
出演:tenderfeet(http://www.tenderfeet-web.net/)
料金:無料(チップをよろしくお願いいたします)
問い合わせ:新家(078-861-3232)



===============================================================



naddist発行の「川島産婦人科は全国区」は皆様からのメールです。
お気軽に「町話」「感想」お寄せ下さい。



naddistへ、ご意見ご感想、情報メールをお送り頂く時は、
・「なだっちゅーの」(読者お便りコーナー)への転載の可否
・転載の条件(匿名希望、ハンドル名等、URL載せる事も可能です)
・現在住んでいる所(もしよろしければ)
・灘区との関わり(適当につけて下さい)
(例)元クミン:元灘区在住
   現クミン:現灘区在住
   (クミン=区民ではないので、他地区の方大歓迎)
等を明記して頂ければ幸いです。



----------------------------------------------------------------
welv建設で撤去されたクスノキ、帰って来るってさ!!よかったね!!
----------------------------------------------------------------



ご意見ご感想は postmaster@naddist.jp までお願いします。
----------------------------------------------------------------
naddist [Kapsel naddism] 0000009510



produced by "naddism Edit."(@parabolart)
e-mail "postmaster@naddist.jp"
----------------------------------------------------------------
powered by "magmag" www.mag2.com

ページ移動
[040210-176]naddistクセイ調査2003 次の記事