2017年 9月
« 4月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
最近の投稿
沖声灘語 月別過去ログ
沖声灘語 カテゴリ一覧
沖声灘語 最近のコメント
最新の灘イベント情報
予定なし
オンライン状況
20 人のユーザが現在オンラインです。 (1 人のユーザが 沖声灘語 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 20

もっと...

2010年4月24日(土曜日)

[報告]沖灘区訪問

カテゴリー: - nada @ 16時00分15秒

もずく取り

去る4月16日から19日まで、沖縄で行われる「清明祭(シーミー)」に
あわせて、7名の灘クミン使節団が沖灘本区を訪問した。清明祭は本土
のお盆にあたる行事で、この日は親族が集まり祖先の墓参りを行う。
沖縄の幹線道路では「清明渋滞」が起こるほどの一大行事だ。

4月16日夜に沖灘本区に到着した一行は[かんから・カン](沖灘本区
小禄)で催された歓迎レセプションに参加、沖灘区長との意見交換を
行った。沖灘区名物「豚のしっぽ」や銘酒「舞富灘」などが振る舞われ、
長峰中生が沖灘に修学旅行に来るようになった話題などに話が弾んだ。

翌17日は沖灘中部の泡瀬干潟を視察。
泡瀬干潟は昨年水道筋で開催されたイベント「泡瀬の海を見てみよう」
沖灘海人(うみんちゅ)の宮道成彦氏から報告があった豊かな自然が
残る広大な干潟だ。泡瀬干潟を守る連絡会の前川氏の案内でクビロミドロ
などの希少生物を観察した。

泡瀬干潟

泡瀬干潟を後にした一行は、本部半島へ向かった。
この時期、沖灘では潮に手足を浸して不浄を清め、健康を祈願して楽し
く遊ぶ「浜下り(ハマウイ)」という伝統行事がある。現在でも重箱を
持って家族で海へ遊びに行くピクニック行事として受け継がれている。
灘区ではこの日、思い思いの食べ物を持って摩耶山へ遊びに行く
「山上り(ムイアガリ)」行事であるリュックサックマーケットが開催
された。灘区は山へ、沖灘区は浜へ。身近な自然を大事にする両クミン
の心が通う行事が1000kmはなれた両区で同時に開催されたことは感慨深い。
灘区民たちは遠く摩耶山に思いを馳せながら、B瀬崎でモズク取りに
いそしみ沖灘のハマウイを楽しんだ。

18日は本部半島から伊江島に渡り、灘区の「なだ桜まつり」の姉妹イベ
ントである「おきなだ百合まつり」を視察した。会場の伊江島リリー
フィールド公園には一面のユリの花が咲き誇り、灘クミンは沖灘名物の
「血イリチャー(豚の血炒め)」や「伊江島牛バーガー」に舌鼓を打った。
4日間の短い滞在であったが、両区の深い絆を確かめることができた有意義
な訪沖灘であった。(おもろまち恵憲)

ゆりまつり

今回の沖灘で収穫した沖灘モズクは水道筋の沖灘料理店[通い船]で4月23、24日に
「もずく小鍋」(要予約)として、また伊江島名物のボイルジーマミ(落花生)は
4月25日に水道筋で開催される[水道筋ビートルズナイト]で供される。


2010年1月18日(月曜日)

[レポート]満月の夕 117避難所セッション2010

カテゴリー: - nada @ 17時30分08秒

水道筋の路地に歌があふれた。
今年で3回目を迎えた「満月の夕 117避難所セッション in ナダ from ナハ」は、
沖灘区でも最も重要なイベントの1つである。
今年は沖縄の本区でもイベントがあるため、沖灘区長の来灘はかなわなかったが
「がんばってね〜」とエールが届いた。

午後5時開場。
沖灘区民ホール「通い船の間」には多くの在灘沖灘区民(ウチナダンチュ)が集まった。
定員7名のホールは立錐の余地もない。
会場に入れなかったクミンは、総務課が路地に用意したストーブで暖をとった。
参加者には避難所食の豚汁とおにぎりが配給された。
沖灘区民ホール自慢のオーロラビジョン「ちゅらビジョン」には15年前のNHK
ニュースが流され、壁には日本経済新聞の号外が貼られた。
そして、今回のイベントはNTV(ナダタマテレビ)によって全世界にライブ放映された。

5時30分。
2階の楽屋でぎりぎりまで練習を重ねていた沖灘区フィルハーモニー楽団
(通称へなちょこ三線同好会)のメンバーもスタンバイOKだ。
午後5時46分、沖灘区しまづくり推進課長の発声で黙祷が捧げられた後、
ゆっくりと区歌「満月の夕」のイントロが始る。

 風が吹く 港の方から 焼け跡を包むようにおどす風
 悲しくてすべてを笑う 乾く冬の夕

三線、一五一会、太鼓、ピアニカ、ウクレレ、ギター、そして歌声、手拍子。
バラバラの個性が、それぞれに干渉し合いながら1つになった。
細い路地を行く人が足を止め、演奏に耳を傾けた。
「そうか、今日は特別な日なんや…」
たまたま通りがかった、大阪から来灘中の観光客もいつしか輪に入っていた。

「震災の時、こんな雰囲気の飲み屋がたくさんありましたよね」
と、徳島から帰灘中の灘クミン氏。
そう、灘区内でも街のあちこちに見られた「あの」光景だ。
極度の悲しみの中、空き地や公園や自宅の軒先に、コンテナや廃材、ビニールシートでつくられた
即席の酒場で、人々は傷ついた心をいやした。

区歌の合唱に続いて「つる」などの沖灘民謡や、八重山民謡「月ぬかいしゃ」などが
奉納された。
そして陽気なイントロとともに「おとんじまんのプリンセスソース」が始まった。

 「なだ」とつくものなんでも好きで
 酒に市場にそうそうまで
 コロッケ買いにどこ行くの?
 ドイかミズノかフジノまで

「チコンキーナガミネ」と呼ばれた、長峰中学校卒業の長嶺暁氏の作詞による沖灘区最大の
ヒットソングで、沖灘自慢の様々なアイテムが歌詞内にちりばめられている。

 串かつかざして高々と
 ソースに託した灘ッ子の
 夢があるからおいしいねん
 おとん自慢のプリンセスソース
 おかん自慢のケンコーマヨネーズ

沖灘区民は悲しい時も嬉しい時もこの曲で乾杯する。
この日は本区から献上された島酒と、沖灘区民ホール内「灘味街」の
よしみ亭店主から灘酒、大黒正宗が振る舞われた。

 震災復興迎えた頃は
 みんなおんなじ夢を見た
 灘は昔のままでいい
 灘の未来に ほな乾杯!

午後7時。最後にもう一度心を合わせて「満月の夕」を歌ってイベントは終了した。
震災後に節目はない。
16年目も17年目もこのイベントは沖灘区民によって開催されつづけることだろう。

  ヤサホーヤ 焚き火を囲む 吐く息の白さが踊る
  解き放て いのちで笑え 満月の夕

「おとん自慢のプリンセスソース」はこちらで試聴できます。
http://www.voiceblog.jp/radio_nada/282135.html


2009年2月16日(月曜日)

[レポート]泡瀬の海を見てみよう

カテゴリー: - nada @ 10時00分30秒

春一番が、掃除したてのサッシの窓に埃の渦を踊らせた2月13日、灘にも南の風が吹いた。
水道筋の週末限定沖縄おでん屋「通い船」で、灘区在住、水道筋フリークの水中写真家、
宮道成彦さんによる沖縄・泡瀬干潟のスライド&トークショー
「ゆんたくサロン 泡瀬の海をみてみよう」が開催された。
宮道さんは沖縄の海だけではなく、震災を機に神戸の海の撮影にも取り組んできたオキナダンな
水中カメラマン。
そんな宮道さんが撮った泡瀬のすばらしい自然を肴に、泡盛を酌み交わし、沖縄おでんを
つつきながらユルユルとゆんたく(おしゃべり)しようというのがこのイベントの趣旨だ。
7人定員の店内に20人以上のシマの海を愛する人が集まった。
ほぼオールスタンディングのダークダックス状態。
大阪や姫路から来られた方もいた。

やがて沖縄民謡をBGMにユルユルとスライド&トークショーが始まった。
泡瀬干潟は沖縄本島南部にある南西諸島最大級の干潟だが、
つい最近、豊かな自然が残るこの干潟の埋め立て工事が始まった。
このイベントのユルさとは裏腹にシビアな問題を抱える場所なのだ。
しかし、くくっと泡盛を2杯ほどあおった宮道さんに気負いはない。
「この豊かな自然を見て、何かを感じてもらえればそれでいいんですわ」

「おお〜」
店内の壁に映し出されたサンゴの群生に会場から感嘆の声。
まるで森のようにどこまでも続くサンゴの広がりは沖縄の離島でもなかなか見られない
光景だそうだ。
こんな海が那覇からそう遠くない場所に存在している。
途中、泡瀬周辺のおいしい店情報も紹介された。
「ここの魚汁、旨いんですよ〜」
「マグロが大量のときは刺身もおかわり自由なんですよ〜」
「おお〜(歓声)」
やはりメシ話は盛り上がる。

「こんな風景もなかなかないんですよ」
サンゴの間に海草が茂っている。
普通はサンゴならサンゴだけなのだが、ここ泡瀬は海草とサンゴが共生する場所。
森だ。まさに海の森(ムイ)だ。
生き物たちのすばらしい共生の姿である。

今この海が、埋め立てによって失われようとしている。
オニヒトデではなく「人手」によって。

最後に泡瀬の子どもたち、青い空と真っ白な雲が映し出された。
「この子たちに何が残せるんでしょう」
声高に埋め立て反対を訴えるわけでもなく、終始ユルりとしたクールトークの宮道さんが
少し熱くなったような気がした。
「埋め立て『反対』ではなく、このすばらしい環境を残していくことに『賛成』なんです」
宮道さんらしい言葉でトークショーは締めくくられた。

スライドショー終了後もゆんたくは続いた。
みんな立ったまま、泡瀬のこと、沖縄のこと、海のこと。
そして遅れてきた人のためにアルコール上映…
もといアンコール上映も行われ、沖灘色に染まった水道筋の夜は更けていった。

 

 
(写真提供:沖縄・鋒山さん)

蛇足だが、灘的に(いや個人的に)興味深い映像があったことも紹介しておこう。
海中のマリモのような藻。なんでも世界でも沖縄本島の3カ所にしかいない希少な
藻だそうで「クビレミドロ」というらしい。
ご存じのようにミドロ(味泥)は、灘南部に古くからある地名である。
沖縄と灘がリンクした瞬間だった。
 そういや、味泥町のある西郷川の河口近くでヘドロ取り(泥団子の仕上げ用の超微粒砂の採取)
 に行ったときにもミドロあったよな…
 アオミドロって青味泥って書くんだと思ってたよな。
 この店の近くにあった灘松竹で『吸血鬼ゴケミドロ』も上映されていたんだよな…
美しい自然とは裏腹の様々なミドロを思い浮かべてしまった。宮道さん、ごめんなさい。

                     (報告:naddist 水中写真は宮道さん撮影)

[宮道さん情報]
●ブログ「僕にとって宝箱の海・大阪湾・神戸の海から」
水中写真満載のブログ
http://blog.zaq.ne.jp/miyamichi/

●写真展「神戸空港周辺の海の仲間」
宮道ワールドの真骨頂、神戸空港周辺の水中写真展
日時:2月7日(土)〜27日(金)
場所:神戸空港ターミナル1階到着ロビー

●「上方水中映像祭り」
プロ、アマチュアの水中写真家によるスライドショー&ムービー
日時:2月21日(土)
   午前の部 10:00開場(受付開始)
         開演10:30〜13:00
   午後の部 13:30開場(受付開始) 
         開演14:00〜16:30
場所:大阪・海遊館ホール(http://www.kaiyukan.com/access/index.htm
詳細はhttp://www5.plala.or.jp/hiro-dv/

※次回からは沖灘人さんによる通常の「沖声灘語」をお届けいたします。


33 queries. 0.040 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress