「伝言板」ザ・ムッシュ
先日灘文化堂で紹介した「肴のある旅」の著者、中村よおさんと水道筋の
とある酒場でお会いした。
よおさんは70年代のフォーク&ロックのウォーキングディクショナリーでも
あるので、70年代な話題がどうしても多くなる。
音楽の話、灘の話、水道筋の話。
その日も、灘ソングとしてメルマガnaddistでも幻の歌謡曲?「六甲道」
として紹介した、金森隆&ルーマーズの『六甲道』という曲の話題でひとしきり
盛り上がった。
「灘モンやったらねえ、エエレコードありますよ」
「え?まだあるんですか?」
「いや曲と違うんやけど、ザ・ムッシュというバンドのジャケットがね…」
「ジャ、ジャケットがどうなんですかっ!」
灘モノと聞けば異様にテンションが上がる私に、よおさんはなだめるように
答えてくれた。
「ジャケットの写真がね、阪急六甲駅のホーム」
「ええええええっ〜〜!ホンマですか」
「70年代の阪急六甲のエキスたっぷりですよ」
ザ・ムッシュ。
かまやつひろしが作ったバンドではない。
山本雄二、徳永章、土橋広市の3人で結成されたフォークグループ。
70年代、エレックからデビュー。
山本雄二はキャッシーとともにMBSヤンタンのパーソナリティもつとめた。
(ちなみのその当時のヤンタンは、水曜八方、木曜小染、金曜鶴光、土曜三枝
という若手落語家黄金時代)
1975年解散、その後アリスの堀内孝雄とタッグを組み『キリンさん』という
童謡も発表した。
そのザ・ムッシュのフルアルバムが「伝言板」というアルバム。
そしてジャケ写は懐かしの阪急六甲。
いかにも70年代然とした三人の後ろのホーム広告。
王子動物園を意識したのだろうか、シマウマのイラスト。
そして小島歯科矯正科、阪急六甲駅ビルの味の散歩道の広告!!!
六甲キッズなら涙チョチョ切れのシーン。
八幡神社側の広告に赤玉スポーツあったよなあ。
そしてベンチは木製!そうそう木製!
座面の板の隙間にガム詰めるバカいたよなあ。
でもなぜか広告は白雪。
なんで灘酒じゃなくて伊丹の酒なんだよ!
ジャケットで盛り上がるのもなんだが、このレコードは
ザ・ムッシュが我々に残してくれた貴重な「伝言板」だったのだ。
[告知]
2月25日(日)19:00から畑原市場「スタンド"チンタ"ボーダースペシャル」で、
中村よおさんのライブがあります。(チャージ無料)
阪急六甲・水道筋の懐かしい話も聞けるかも。


(継続中) - 11月23日
11月29日
