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2008年6月4日(水曜日)

I Love You

カテゴリー: - MJ @ 13時15分00秒

小坂忠さんが1年ぶりに水道筋に帰ってきた。
先週金曜日のな也。
3、4曲遅れて着くと、最後方席周辺の通路まで簡易椅子と立ち見があふれる大入り。
だれもが忠さんの音楽に引き込まれ、空気が既に出来上がっていた。
この日は、忠さんの関西でのステージを支えたベーシストで、
水道筋に連れてきてくれた人でもある山本正明さん、マーさんのメモリアルライヴ。
昨年12月に突然この世を去った長年の盟友に向け、忠さんは思いのたけを歌に託した。
マーさんに代わって忠さんの背後に立ったベーシストは、なんと天野SHOさん。
2日前に初めて顔を合わせ、出演が決まったそうだ。
「『Sailing』とか何曲かのカバー以外、ほぼ初見やったわ」とSHOさんは笑っておられたが、
いつものベース弾き語りとは違う、バンドのグルーヴを下支えするプレーは、
これまた渋く、タマらんものがあった。
確立された「世界」を持つベテランミュージシャン同士の邂逅は、
一音楽ファンとして感動的だったけれど、
灘という街が、小坂忠という「伝説」を迎えるにあたって示すことのできる、
最大限の敬意ともてなしだった、とも思う。
「機関車」「ほうろう」「ゆうがたラブ」と続くうち座っていられなくなり、
途中でステージ袖に移動して、一緒に歌いながら観ていた。
Photo by トーマ 
アンコールで、忠さんはマーさんへの想いを語った。
30年あまり前、「小坂忠&ウルトラ」というバンドで出会った頃のこと。
関西にツアーに来ると、いつも昼間のヒマつぶしに付き合ってくれたこと。
マーさんが紹介してくれたいくつかのライヴハウスのこと。
「若いころ、ほんとにこんなことで食えるのかよ、と思っていたけど、
いまもこうして音楽をやっている。マーさんの最後のステージも僕と一緒だった。
僕は幸せだったし、彼もそうだったと思う」
そういって歌ったのは
「(I Love You) For Sentimental Reasons」。
ナット・キング・コールで有名なスタンダードだが、
僕は、サム・クックが熱狂する客を煽って会場大合唱になる
熱くピースフルなハーレムスクエアのライヴバージョンがたまらなく好きで、
何度も何度も聴き、口ずさんできたフェイバリットソング。

 I think of you every morning  (毎朝きみのことを想う)
 And dream of you every night (夜はいつも夢に見る)
 Darlin,I’m never lonely       (決して寂しくないよ)
 Whenever you are in sight    (きみがそばにいてくれるなら)

もちろん男女の恋愛の歌だけれど、
忠さんがしっとりと、時折ちょっと顔をゆがめて歌う姿を見ながら、
「マーさんに語りかけているんだろうなあ」
と思ったら、胸が熱くなった。

●今日の灘ノオト:(I Love You) For Sentimental Reasons / James Brown

  サム・クックのライヴ盤は以前ここで紹介したので、今回は別の巨人によるバージョンを。
  ファンクの帝王が、ピアノトリオをバックにスタンダードなどを歌う異色作より。これも熱い。


2008年2月27日(水曜日)

ホーム・アゲイン

カテゴリー: - MJ @ 20時45分00秒

そうそう、こういうのやりたかったんだよなあ、俺。
かつてコーラスグループをやっていた頃を思い出して、ちょっと胸がうずいた。
23日に見に行った「カフェハンドレッドタイムス」のライヴ2周年、「KUM」のステージである。
深見かよさん、上新友祐さん、MIKAさん。
3人の声が絶妙のバランスと相性で溶け合うハーモニー。
各自の声質と個性をきっちり活かしたリードの割り振り。
守る時は守る、攻める時は攻めるメリハリの付け方。
「勢い」や「雰囲気」でゴマかさない安定感。
思わず、わが身を振り返る。
 
選曲も、安心のソフィスティケイテッドR&Bナンバー中心。
コンテンポラリーR&Bのスタンダードとなったアリシア・キーズ「If I Ain’t Got You」、
ジョー・サンプル&レイラ・ハサウェイをお手本にした「Street Life」、
ぺけひゃくに捧げたスティーヴィー・ワンダーの60’s定番「太陽の当たる場所」
キャロル・キングの曲だが、男女の絡みはダニー&ロバータ風「きみの友達」。
……というようなR&Bファン向け説明なんか横に置いといても、
誰もがきっと何かを感じることができるスタンダードの数々。
代わる代わるソロで披露されたオリジナル曲も、
それぞれの思いが、それぞれの色で描かれていて、とても心地よかった。
やはり人間の声というのは最強の、そして最大の可能性を持つ楽器だ。
水道筋って、こんなのも見られるんやなあ。
 
ぺけひゃくのライヴ営業2周年を祝う日だったが、
誕生日間近の人が2人いて、バースデーソングも2回歌われた。
アットホームな場の雰囲気が、さらに温かくなった気がした。
「ぺけひゃくスタイル」は着実に築かれていると思う。
小さなハコでも、思いさえあればいろんなことができる、というのを毎回見せてくれる。
惜しむらくは、バーボン2杯だけで切り上げねばならなかったことだ。
諸事情が許せば、心地よさと羨ましさと、いろいろ思い起こすことなどで、きっと酩酊していたと思う。
酒に酔う代わりに、さっき聴いた歌にほろっと酔いながら、小雪の家路を急いだ。

●今日の灘ノオト:If I Ain’t Got You / Alicia Keys

  3人の歌に触発され、何年かぶりに聴き直したこの曲、というか、このアルバム。
  美貌のディーヴァの根っこに確固たるR&B精神があることを示す傑作ライヴ盤。


2008年1月30日(水曜日)

真冬の夜のソウル

カテゴリー: - MJ @ 10時00分00秒

小雪舞う底冷えの宵、水道筋の一角にソウルミュージックの灯をともした。
25日金曜日、[な也]で行ったthe twins with MJのライヴ。
おかげさまで盛況のうちに終えることができた。
遅ればせながら、ご来場いただいた方々に御礼申し上げます。
タイトル通り、ソウルフードの盛り合わせのようなライヴショー、楽しんでいただけたでしょうか。
 
爆発的なパワーをたぎらせる小竹直の真っ直ぐな歌も
溢れ出して止まらぬ小竹親の自在なスキャット(とMC)も
緩急を表情豊かに行き来するマンボ松本のオルガンプレイも
シンプルに、丁寧に、ビートを紡ぎ出す北田太一のドラムも
すべてが心の深いところに突き刺さった。熱く染み渡った。
小竹兄弟とやる時は、バランス上、僕はファルセットを多用することになるけれど、
それもまた楽しい。気持ちがいい。
the twinsとの共演はいつも爽快だ。
ブルーススタンダードの「Stormy Monday」に、♪Eagle Flies on Fridayというくだりがあるが、
まさに双頭の鷲が荒々しく、雄々しく、な也の空間を舞い飛ぶような、そんなイメージ。
「ツインズの魅力は言葉にできない」と先日書いたけれど、
それは、言葉なんかなくても彼らの音楽は誰の胸にも響く、という確信でもある。
彼らは次回、3月14日にやはりな也でやることになっている。
まだ見たことがないという人には、ぜひお勧めしたい。
 
「MJ presents Singer’s Delight」と銘打って
2005年5月から続けてきたライヴ企画も10回目を終え、ひと区切りとなった。
この企画を提案し、僕が本格的に街に足場を据えるきっかけを作ってくれた
な也という店については、音店夜話で近々書きたいと思う。
ほんまに皆さんありがとう。

●今日の灘ノオト:(What A) Wonderful World / SOLO

  the twinsとのライヴで定番のサム・クック・スタンダードを、この素晴らしき90’sのグループで。
  先達を敬愛し、影響を受けつつも、自分たちの音を。僕がSinger’s Delightで目指してきたこと。  


2007年11月14日(水曜日)

ハーモナイズ〜SMS残響

カテゴリー: - MJ @ 13時30分00秒

しつこいようだが、もう1回だけ水道筋ミュージックストリート(SMS)の話を。
この数日、出演者や関係者、来てくれたお客さんとあの日の光景を振り返りながら、
SMSの良さがあらためて自分の中で整理されてきた(若干、手前味噌になるけれど…)。
一つは、先日の酩酊記に書いた回遊性の高さ。
このサイズの街を、徒歩で、市場のお店などに寄り道したりしながら、ほどよいペースで回れること。
もう一つは、親和性の高さ。要するに「敷居が低い」のだ。あらゆることにおいて。
ステージと客席の近さもそうだし、街とイベントの関係も然り。
ミュージシャン同士の関係においても、「共演」「飛び入り」という形で、その良さは現れたと思う。
僕が“賑やかしのおっさん”として3つのステージに飛び入りし、
自分の出番に別のバンドのプレーヤーを呼び込んだことは前にも書いたが、ほかにも、
カサ・スリムに井山あきのりさんがアコーディオンで入ったり、
 
下村明彦さんに小竹親がハープで加わったり、
 
深見かよさんのステージがMIKAさんとのデュエットになったり、
  
「通い船」がオキナワン・セッションで締めくくられたり、
当日の、その時その場になって急きょ生まれた組み合わせがたくさんあった。
「ふだん見られない顔合わせが面白かった」という声をいくつも聞いている。
もちろん、そういうことをためらいなくできる人たちが集まってくれているというのもあるが、
SMSの作り出す磁場が、共演や飛び入りを促進しているんじゃないかと思えてくる。
ミュージシャンというのは基本的にそれぞれが大将であるし、「俺が俺が」の気持ちがどこかにはあるものだ。
半面、シャイで人見知りで、良くも悪くも他の演者に対して「われ関せず」だったりする場合もある。
その垣根を取り払い、「一緒にやろか」「オーライ」で、すんなり溶け合えるのはSMSならではじゃないだろうか。
だからこそ、SMS名物(といっていいでしょ?)のフィナーレが、あれほど圧倒的な盛り上がりを見せるのだと思う。

SMSのホームページに「音楽でつながること、つながり続けること」という小文を載せている。
岡ちゃんをはじめ、僕らスタッフの目指すものは、そこに書いた通りだ。
たとえば、さほど近しくもない街に、なんだか演奏の場があるらしいと車でやって来て、
自分の出番以外は楽屋にこもり、持ち時間が終わればさっさと帰る……というような場にはしたくない。
そんなサイアクなイベントなら、わざわざ水道筋でやる必要なんかないのだ。
どうかミュージシャンの皆さん、足を運んでいただいたお客さん、
年1回のSMS以外にも、会場となった店や街を気軽にのぞいてください。
ライヴをブッキングしたり、見に来たりして、その前後に水道筋界隈を歩いてみてください。
そうすれば、来年のSMSはさらに素晴らしく、カッコよく、ピースフルなイベントになると思います。
また、街のあちこちでお会いできることを期待して……。

●今日の灘ノオト:We’re the Best of Friends / Natalie Cole & Peabo Bryson

  いろんな人との共演を数多くこなしてきた、いまや大物シンガー同士の79年のデュエット盤。
  「愛あるハーモニー」とベタな邦題を持つバラードを臭みなくサラリとこなす歌唱力に惚れ惚れ。


2007年11月12日(月曜日)

酩酊回遊記〜SMS2007

カテゴリー: - MJ @ 13時00分00秒

よく晴れた。よく歩いた。よく歌ったし、よく飲んだ。そして酩酊した。
2007年11月10日、土曜日。
水道筋ミュージックストリートは、第2回も大いなる盛り上がりを作り出すことができた、と思う。
協賛の水道筋6丁目「ステージシックス」を含め全8会場、50ステージ。
すべてを見ることは到底不可能だし、自分がそこにいたはずの場面も、
おもに酩酊と、それに、押し寄せる興奮と幸福感のせいで夢の中のようにおぼろげだけれど、
どのステージも、お客さんとミュージシャンの幸福な関係が築けたに違いない、と思う。
フィナーレの会場に溢れた熱気がそれを物語っていた。
川上盾さんのリードで声を合わせる満場の、圧倒的な歌声がそれを証明していた。
「公式記録カメラマン」を任命されたコータローさんは、840枚もの写真を撮ったそうだ。
ものすごい数。それだけ撮るべき光景があちらこちらに現れたということなのだろう。
いずれHPで公開されていくと思うが、ここでは僕が実際に体験したシーンからいくつか。
「チンタ醉宵食堂」のカサ・スリム  「EBISステージ」の丸山茂樹 
「汽笛亭 in Cafe P/S」のTOZY  「カフェ・ハンドレッドタイムス」の深見かよ 
「灘中央筋」のBayside Club Band  「な也」の天野SHO&アンドレ佐藤 
「通い船」の川上盾  the twinsと乱入したMJ  「FM NADA」のnaddist、中村よお両氏 
「ステージシックス」のSUGAR LADY  ほぼ総出演?狂乱のフィナーレ 
あちらこちらで、コール&レスポンスが起こり、ステージと客席との間に会話が生まれ、
手拍子や口笛や指笛が鳴り、ミュージシャン同士の出会いがあった。
the twinsは「みんなええ顔してるわあ」「一体感のあるイベントやなあ」と言って、旨そうに酒をあおった。
TOZYは、その卓越したしゃべりと熱い歌心で、すっかり街に溶け込んでいた。
天野SHOさんは圧巻パフォーマンスの合間に、子供のような表情で「地元」を歩き、あちこちの会場に顔を出した。
YOWHEYくんは終了後「ビバ水道筋!おれ灘区民!」と日記に書きつけ、明け方に1曲書き上げたそうだ。
僕はパフォーマーというより、あちこちのステージに顔出してイッチョカミする“賑やかしのおっさん”やったなあ。
水道筋と灘中央筋と灘中央市場と畑原市場を何度往復したか分からない。
飛び入りさせてもらったthe twins、深見かよさんとMIKAさん、Sugar Lady、
僕のステージに引っ張り出したチンタクラブバンドの一平くんとマサオくん、ありがとう。
中村よおさんのFM NADAにも出していただいた。ご迷惑をかけてなければいいのですが。
正体なく酔っ払っても心地よく回遊できる、街の懐の深さがうれしい。
このサイズの、この空気の中で、音楽を感じられるのがうれしい。
別にすごく大きくなる必要なんかない。取って付けたような建前も建物もいらない。
ふだんからそこに息づいているものを、ちょっとつないでみるだけで、コトは起こる。
街も音も、水道筋では確実に「生きている」のだから。

ご来場いただいたお客さん、最高のパフォーマンスを見せてくれたミュージシャン、
ご協力・協賛いただいたお店や会社の方々、
それから実行委員長の岡ちゃん、ちっち氏、naddist氏をはじめ、
SMSのために奔走してくれたスタッフの皆さん、
すべての人々に感謝します。

●今日の灘ノオト:On the Sunny Side of the Street / Lester Young

  「足元に輝くもの(Gold)が落ちているのさ、この明るい表通りには」と。ほんまそんな感じの水道筋。
  演奏予定だったが酔って飛ばした曲。この盤は歌なしだけど、レスターの柔らかなトーンがたまらん。


2007年11月4日(日曜日)

ねじ巻き〜SMS助走6

カテゴリー: - MJ @ 23時55分00秒

ちょっと仕事を抱えていたせいで、10月後半にあった水道筋ライヴは
な也のEASYさんも、ハンドレッドタイムスのブギウギボーイズも残念ながら見逃してしまったのだが、
ようやく少し落ち着き、一昨日はな也に、僕の最初の師匠であるところのソウルシンガー、
ファンキー松田を観に行った。
先月リリースしたアルバム「smile」のオビでブラザートム(バブルガム・ブラザーズ)に
「性格は嫌い。だけど、声が好き!悔しいけど、声が好き」と言わしめた男。
以前から要所で多用していたファルセット遣いに磨きがかかり、
まるごと1曲ファルセットで押し通すカーティス・メイフィールドばりのオリジナルもあり。
「I Just Wanna Stop」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」といった僕も大好きな70’sの名曲もあり。
「ライヴ活動20周年」とのことで、その最初期から見ている者としては思うところも色々あるのだけれど、
相も変らぬ歌バカぶり、そして、エンターテイナーぶりは「さすが」のひと言である。
 

で、きょうは先日お知らせしたサイバーミュージックアワードへ。
アメリカ村という日頃まったく用事のない街の、普段は縁も関心もないイベントだが、
水道筋印(と勝手に名付けているのだが)の2組が出るとなれば話は違う。
ごった返す人ごみをかき分け、黒い頭の揺れる間から見届けたステージで、
彼らは見事に輝いていた。陳腐な言い方だが、ほんとに熱い光を放っているような……。
ジェイムスの清水アツシ君は、堂々と自分のスタイルを、ヤングブルースマンを演じ切った。
ストレートな歌が真ん中にドン!とあり、それがギュッとバンドを束ねる会心の演奏だった。
K-106のイッペイ君は「ファンキーなビートとロックな魂で沸かせます」という公約を見事に果たした。いや……。
身内の応援に来たのだろうオッサンにまで、たどたどしいステップを踏ませる圧巻のステージは公約以上だった。
彼らの演奏を見てすっかり満足した僕は、
「おお、よかったよかった。どっちも優勝や優勝」と独りごち、結果も待たずに帰ってきたのだが、
後で聞くと、グランプリにK-106、審査員特別賞にジェイムスという素晴らしい結果になったそうだ。
いやはや、すごいぞ水道筋印。おめでとう。
終了後に彼らとやり取りしたメールによると、きょうの本選出場をきっかけに、
K-106とジェイムスでライヴをやる話も浮上しているというから、これは灘的に見逃せない。
   

で、灘的に見逃せないといえば、水道筋ミュージックストリートである。
あと6日。
街でも酒場でも「いよいよですね」と話題に上ることが多くなった。
明日は、自分の出演ユニットのリハーサルがある。
かつての師匠と身近な若者2人。
それぞれが持ち味を存分に出し切った演奏から受けた刺激を、自分も素直に出していきたいと思う。
ねじ巻いていきましょう。

●今日の灘ノオト:I Just Wanna Stop / Chris Minh Doky featuring Lalah Hathaway

  アコースティック・ベーシストのソロ作品に収められた、ダニーの娘、レイラの美しき名唄。
  孤島に打ち寄せる波のように静謐で、凛とした音景色。原曲はジノ・ヴァネリのAORヒット。


2007年9月17日(月曜日)

板宿×水道筋対戦記

カテゴリー: - MJ @ 14時25分02秒

板宿からやって来た若者の歌は熱くストレートで、勢いに溢れていた。
水道筋の僕らはホームの利(と、多少の年の功)で、ゆったりとリラックスムードで。
それぞれの持ち味がお客さんに伝わったなら、大成功だったと思う。
15日、灘中央筋のカフェ・ハンドレッドタイムスで開かれた「音魂GP(オトダマ・グランプリ)」。
第1回のテーマは、板宿VS水道筋だった。
板宿側は、ジェイムスというバンドを率い、「板宿フォーク」の常連でもある清水厚志くん。
水道筋側が僭越ながらワタクシ。長年の音友であるマンボ松本のサポートを得て。
早い話が、2組が1ステージずつを務める、いわゆる「対バン」ライヴなのだけれど、
店主ちっち氏によるテーマ設定や演出がふるっていた。
「試合開始」を告げたのはゴングとリングアナウンス、ハードな入場曲を模したジングル。
そのアホくささで場の緊張をほぐしつつ、企画意図を端的に伝える。
 
1ステージ目を務めたシミちゃんはファイティング・スピリット満々だった。
「負けへんで、負けへんで」と連呼しながら、
歌詞も歌いっぷりもまっすぐなイキのいい演奏を聴かせてくれた。
彼の背中越しに、お客さんの表情が少しずつほぐれていくのが見えた。
終了後の深夜、三宮のバーに現れた彼は、
「ほんまに面白かったです」「温かいお客さんでうれしかった」と
極度の興奮状態で目を血走らせながら(笑)連発していたらしい。
水道筋での経験が、若者の心に何か刻むことができたのならうれしい。
 
この組み合わせではどうしてもおっさんの役回りとなる僕にとっても、新たな糧となった。
日本語とギター。
ふだんは専業歌手として、ソウル/R&Bのカバーを歌っているのだが、
アウェーの戦いに単身乗り込んできた清水くんに敬意を表し、
できるだけ彼に近いスタイルでやろうと、その2つを自らに課した。
「課した」というと無理をしたみたいだが、そうではない。
シンプルに弾き語るというのは想像以上に楽しく、日本語が伝わる「速さ」や「深さ」を体感した。
もちろんマンボが絶妙にサポートしてくれたおかげなんだけど。深謝。

客席には、葺合の人も、長田の人も、宝塚の人も、大阪の人もいた。
みんな板宿と水道筋の競演・共演に、最後は声を合わせてくれた。
「何を見せるか」が最重要なのは言うまでもないけれど、
「どう見せるか」もとても大切な要素なのだなあ、と改めて。
次はどんな対戦カードになるのか。客として観に行くのも楽しみだ。

●今日の灘ノオト:For All We Know / Roberta Flack & Donny Hathaway

  僕の心の師ダニーの歌とロバータのピアノによるジャズスタンダードの名演。
  自分の「永遠の課題曲」を、独自の日本訳詞で歌ったのも新たな一歩でした。


2007年8月29日(水曜日)

ジェネレーションZ

カテゴリー: - MJ @ 11時30分00秒

先週の金曜日。炎天酷暑、おまけに猛烈な夕立に見舞われた京都滞在から帰ったその足で、
涼を求めて向かった先は水道筋のな也。おなじみ天野SHOさんのBass&Voiceライヴがあったのだ。
スタンド・チンタリカーホールに立ち寄り、若きイケメンサックス吹き一平くんをナンパして連れて行く。
チンタのスタッフでもあるが、K-106というブラス・ファンクバンドでバリバリと活動中のミュージシャンである。

撮影・ちっち氏SHOさんのステージは相変わらず心地よい。
ベースと歌だけのシンプルにして奥行き深いサウンドもさることながら、曲の合間や背景で鳴り続く波の音がまたいい。
心洗われ、穏やかになる気がする。
おなじみのレパートリーに加え、「Superstar」とか「I’ll be There」とか、ソウルシンガー好みの曲も満喫。ドブロのアンドレ佐藤さんが加わったデュオでは、「あのギター、あんなええ音が出るんや。バリ渋いですね」と、一平くんがいたく興奮していた。
そういえば、チンタの壁にはドブロ(正確にはリゾネーターギターというのか)が掛かっていたな。

ええ意味で「いつもながら」の水道筋ライヴに、サプライズがもたらされたのは2ステージ目だった。
SHOさんに紹介されて現れたのは、巷で話題のブルースギター少女Reiちゃん。なんと14歳。
41歳じゃないですよ。平成生まれのフォーティーン。SPEEDだモーニング娘。だという世代には珍しくないかもしれないが、僕にしたら、伊藤つかさぐらいしか思いつかない。それがブルースギタリストだっていうんだから……。
撮影・ちっち氏大阪のライヴハウスなどで活動するうち、灘区在住ドラマーの島田和夫さんと知り合い、「オモロい娘がおる」とSHOさんに知らせが行ったらしい。
赤いストラトを抱えてステージに立つ小柄な少女に客席はクギ付け。
「金の切れ目が縁の切れ目」と歌う「Nobody Knows You When You’re Down and Out」とか、もともとはロック少女だという彼女の志向が表れたヘヴィな「Crossroad Blues」とか。
ベテランミュージシャンのサポートで、のびのび演奏する姿に、いや健気だなあ、とニコニコしていたら、突然アグレッシヴなフレーズでガツンと鼻頭をいかれた。
イエー、Lord have mercy.
ブルース好きな女をあなどってはいけない。

いやしかし楽しい、オモロい。笑みがこみ上げてくる(酒の効果もあろうが…)。
ベテランミュージシャン2人と渡り合うローティーンの少女。それを見つめて喜ぶ一平くんは20代、僕は30代。
客席には40代のミュージシャンも、50代の紳士も、60代と思しきご婦人もおられた。
ベビーブーマーからジェネレーションXまで。その下のY世代、さらにそれすらも下回るいわば「Z」世代まで、
そろって熱くなれるステージが水道筋にはある。素晴らしい。
少しだけReiちゃんに話を聞いたら、物腰は初々しい少女のそれであった。
豊中に住んでいて、大阪のインターナショナルスクールに在籍しているのだという。
お母さんに連れられ、ギターを背負って店を出ていく後ろ姿を見送ると、また笑みがこみ上げてきた。
 

●今日の灘ノオト:Nobody Knows You When You’re Down and Out / Louis Jordan

  「羽振りが良いころは奢りまくったもんだが、金がなくなりゃ誰も見向きもしない」と、
  世の非情と無常を歌うクラシック・ブルース。ジャンプ&ジャイヴの王様ルイの歌で。


2007年7月29日(日曜日)

音の盛夏

カテゴリー: - MJ @ 23時55分28秒

考えてみれば5カ月ぶりぐらいのライヴだったけど、気持ちよかったなあ。
昔から繰り返し演奏してきたスタンダードを多く選んだこともあり、とてもリラックスして音を楽しめた。
27日、水道筋・な也の「MJ presents Singer’s Delight」第9弾は満員御礼と相成りました。
ありがとうございました。
 
ドラマー北田太一と選んだ、サザン〜カントリー系ソウルバラード中心の第1部。
そぼ降る雨音の中で始められたらカッコええなあ……という目論見は外れたけれど、
「Rainy Night in Georgia」での静かな幕開けは、自分としてはすごくハマったし、
切々とした道ならぬ恋の歌「The Dark End of the Street」は太一らしい選曲だった。
JBの「Try Me」とメドレーにした「When a Man Loves a Woman(男が女を愛するとき)」は、
何回歌っても、だれがやってるのを聴いても、胸の熱さが3割増し、いや5割増しのマスターピース。
第2部はギタリスト久井コージを前面に、ブルージーなテイストで攻めてみた。
「Sunny」は思いっきりスウィンギーに。「Night Life」はいつかやりたいと思っていたスタンダードだが、
久井さんチョイスの「Hummingbird」は、僕だけで選曲していたらまず選ばない“新境地”だった。
パブロ内田さんの表情豊かなベース、念願のボス河内さんとの本格共演もうれしかったなあ。
客席の一角に、Nada Tubeの中継に奔走するナダタマ関係者たちがいた。
いったいだれが観るのか(ニーズがあるのか?)という一抹の不安はあったが、
実験用コンテンツに選んでいただいて光栄です。皆さん、ご苦労さまでした。

残念ながら、いずれも所用で行けなかったのだけれど、
昨日はハンドレッドタイムス(灘中央筋)やばらがき(中原通3)で、
さらにきょうはBanana Fish(水道筋6)でライヴがあったようだ。
参院選の歴史的大敗で粛清と責任追求の嵐が吹き荒れそうな与党をヨソに、
水道筋周辺はすっかり音の盛夏だ。明日は土用の丑やで、もう。
ワタクシの次の水道筋ライヴは9月15日。ハンドレッドタイムスでちょっと目先を変えた新企画をやります。
詳細はまた改めてお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。

●今日の灘ノオト:Rainy Night in Georgia / Otis Rush

  ジョージアの雨の夜。静かに物思いにふけりつつ、さまよう男の歌。
  僕は、初めて聴いたこのブルースの巨人のバージョンが印象深い。


2007年7月8日(日曜日)

七夕前夜、弦のマジック

カテゴリー: - MJ @ 23時55分32秒

弦の響きは酒のアテになる、とは以前ここでも書いた。
なかでも、ザクザクと軽快に刻まれるアコギのリズムは格別だ。
飲み過ぎの日が続いていたので最初はコーヒーで始めたのだが、結局、日本酒に手を出してしまった。
6日の夜、水道筋のな也で観た「Café Manouche」のライヴである。
カフェ・マヌーシュと読む。マヌーシュとは、フランス中部以北からベルギー、オランダなどに暮らすジプシー、つまり漂白の民族のこと。1930年代、ジャンゴ・ラインハルトという偉大なギタリストが、そのジプシーの伝統音楽とスウィングジャズを融合させ……云々。まあ、生半可なウンチクはこの程度でいい。
早い話が、名人ジャンゴが確立した最高に気持ちのいいストリングス・アンサンブル・ミュージックであり、
Café Manoucheは川瀬眞司氏・山本佳史氏という双頭のマカフェリギター奏者と、ベーシストの中村尚美さんからなる数少ない純国産マヌーシュ・スウィングのトリオなのである。その類まれなるテクニックと精神は、現在最高峰といわれるチャボロ・シュミットをして……まだ理屈っぽいか。
要するに、サイコーっす、サイコー!ムチャクチャ気持ちよかったです〜という話である。
ごちゃごちゃゴタク並べるのがアホらしくなるほどに。
客席には、灘の誇るギター工房「アコースティック・ハーモニー」の北野さんをはじめ、ギタリストや楽器オタクが顔を並べ、食い入るようにステージを見つめていた(と思う。僕もずっと目を奪われていたので……)。
  2005年発売の1stアルバムをリメイクした『CaféManoucheNouvelleEdition』 
どうですか、この雄姿。親しみが沸くよう見た目だけで言わせてもらうと、
陸に上がったサーフショップの店長と、シュッとした欧風カフェのマスターと、マドンナ高校教師の3人が織り成す極上のアンサンブル。高速4ビートもボサノヴァもミュゼット(3拍子)もある。1本のギターとベースが作り出すリズムの上で、もう1本のギターがとにかく歌いまくるのだ。
あふれ出る旋律に突き動かされるように、あるいは、たっぷりと懐深く陰影を湛えて。
ジャズスタンダードは冒頭の「I Can’t Give You Anything But Love(捧ぐるは愛のみ)」に始まり、
「Moonlight in Vermont」「Summertime」「There will Never be Another You」、アンコールの「Caravan」まで。
シャンソン系は、古い映画のテーマ「黒いオルフェ」、美空ひばりも可憐に歌っていた「C’est Magnifique」、タイトルは知らないけれどミュゼットの3連発とか。
とりわけ、空気がなじんだセカンドステージの充実ぶりといったら、もう気持ちよすぎて天にも昇る気分であった。
たぶん、天の川に頭半分浸かっていた。
終了後、川上盾さんが牧師にあるまじき下世話な表現で賞賛しておられたが、いや、まさに、ほんま……。
興奮しすぎてさすがに疲れ、きょうマッサージに行ったら、「肝臓だいぶんお疲れですね」とご指摘をいただいた。

●今日の灘ノオト:Heavy Artillery(Artillerie Lourde) / Django Reinhardt

  日本の熱烈ファンによる「ジャンゴ・ラインハルト研究会」(通称ジャン研)なる組織もあるとか。
  とりあえず、この大定番を第一歩に。な也のライヴでも演奏されたユーモラスな曲をどうぞ。


2007年7月4日(水曜日)

青年は水道筋をめざす

カテゴリー: - MJ @ 11時10分00秒

須磨の板宿に行ってきた。
神戸在住16年目だが、そのほとんどが灘住まいであり、
仕事でも、震災など特殊な時期を除けば兵庫区以西に足を踏み入れることはあまりなかったため、
いまだに新開地より向こうはアウェー感が強い。ネイティブ灘人もそうなのだろうか。
そのアウェーに敢えて出掛けていったのは、知り合いの若者ミュージシャンから誘いを受けたからだ。
毎週日曜、「板宿フォーク集会」なるものが開かれていて、それに出るのだという。
板宿フォーク? イベントのHPには
「メガマサヒデを筆頭に、各地のミュージシャン・芸人が板宿8坪の店に集い、
週1のハイペースで生音・生ライブの限界に挑戦する空間」とある。へえ。
ガガガSPのコザック前田や有山じゅんじさんが出演、さらに元憂歌団の木村充揮さんが出る話もあるというから、
その若者──ジェイムスというバンドをやっている清水アツシくんという──に対しては、
「シミちゃん、キミもエラなったなあ」という気分である。
この日は、彼を含め4人の若いシンガーソングライターが代わる代わる出てきたのだが、
客席も19歳や20歳、せいぜい20代半ばまでのボーイズ&ガールズがほとんど。
ギターをかき鳴らし、少々暴発気味でもとりあえず叫ぶ若い衝動に、
「なるほど最近の若者はこんな感じですか」と、よい社会勉強になった。
頭にネクタイを巻いて「俺もおまえも、もうオッサン」と歌うシミちゃんの熱演もなかなか面白かったしね。
別の若者の出番中にギターを渡されたので、ちょっとだけ飛び入りみたいな形で参加したら
「おっ、ビミョーにクオリティ高いな」と誉めて(?)もらったりして、どうもありがとうございました。
ま、いずれにしても、三宮だ元町だキタだミナミだばかりじゃなく、
各々の「地元」にライヴをやる場があって、それぞれのノリで盛り上がっているというのは悪くない話だ。
 
こうして板宿で楽しそうにやっているシミちゃんだが、実は、彼の熱い視線は水道筋へ向いていたりもする。
いつだったか、な也のライヴを見に来てくれて以来、
「水道筋いいっすねえ。一回やってみたい、いや、やっとかなあかん場所です」と、しきりに言っているのだ。
ふっふっふ、そうかそうか、カワイイやつめ……というわけでもないが、
ちょうど水面下で進行中の新企画があって、そこに彼を引っ張ってこようという話になった。
どちらかといえば、ベテランというか、中年というか、おっさんというか……年齢層高めの出演者が多い水道筋に
若々しく伸び盛りの、ピチピチしたミュージシャンをプレゼンするのも面白い。
「俺ももうオッサン」とシミちゃんが歌ったら、「お前いくつや?26?まだビンビンやないか」と
温かいヤジで包んであげられたらいいと思う。
しかも、彼は板宿を背負ってやって来る。いや、勝手に背負わせるのか。
さあ、水道筋VS板宿抗争、勃発か。

●今日の灘ノオト:Stubborn Kind of Fellow / Marvin Gaye

  若い衝動といえば60年代のマーヴィン。粗い声に力を込めたシャウトはカッコいい。だが、
  相方の死、弟のベトナム体験、泥沼の恋……諸々を経て70’sに新たな音へ昇華していく。


2007年5月13日(日曜日)

音は人なり

カテゴリー: - MJ @ 22時30分00秒

ミュージシャンは「音」ではなく「人」で聴かせるのだ──とは、
音楽をやる人間の心得を示す一種の格言としてよくいわれることだ。
しかし、これが言うは易し行うは難しなのであって、
僕のような若造が(いや全然若くはないが、ものの喩えで…)胸張ってそんなこと言っても、
「ゴタクはええからちゃんとやらんかい」といわれるのがオチである。
“格言”の真に意味するところはこういうことなのだと、小坂忠さんのライヴは見せてくれた。
5月11日、水道筋のな也。素晴らしい夜になった。

超満員の会場の隅に、われわれは陣取った。
なぎら健壱を師と仰ぎつつ、ビートル・マニアで、三線弾きでもあるnaddist氏。
ビリー・ジョエル・ファンクラブの元会員だった灘べ連(灘区ベーシスト連盟)のちゅーやんさん。
ティン・パン・アレイ系だけでなく、日本のロック・ポップス史全般に造詣が深いドラマーA門さん。
そして、僕はブラックミュージックとその影響下にある音楽ばかりを20年間偏愛してきた。
ええ歳をした、好みもさまざまな4人が揃って開演前から胸を躍らせていた。会話は弾み、酒も進む。
いや、僕らだけではない。
やや年齢層高めの(失礼!)店内には、“あの人”を間近で観られるという興奮が渦巻いていて、
そのボルテージはステージが進むほどにじりじりと、天井知らずに上がっていった。
 
忠さんは物腰柔らかなジェントルマンだった。
10代から40年間も音楽の世界にいるのに、ミュージシャン然としたふうがない。
逆に、サポートする関西チームは、ひとクセもふたクセもありそうな強烈な風貌揃い。
見た目にはミスマッチなユニットは、しかし、絶妙のアンサンブルを紡ぎ出した。
ギター2本にスティールギター、キーボード、ベースにドラムと、結構な大所帯ながら
「ミニマムなグルーヴ」とでもいうべき、心地のよいアンプラグド・サウンドで店内を満たした。
伝説のクラシックスは、いきなり洒脱にアレンジされた「機関車」が来て、
「ほうろう」へ続き、「ゆうがたラブ」で揺れた。
「He Comes with Glory」「Birthday」「夢を聞かせて」と、近年の曲も濃密な味わいだった。
「You’ve Got a Friend」「Amazing Grace」「Sailing」といったカバーも聴けた。
アンコールの「Sailing」で声を合わせながら、体が芯から熱くなっていくのを感じた。
もちろん、酒のせいだけではない。
小坂忠という「人」に酔っていた。
 
終了後サインをもらい、写真を撮っていただいた。
忠さんはどこまでも気さくな人だった。あろうことか、酒を手にわれわれの席に座られた。
伝説のシンガーが、灘で、水道筋で、僕らとテーブルを囲んでいる……
興奮と緊張と深酔いに任せてなんかいろいろしゃべった。正直あまり覚えていない。
ただ、「どんな音楽がいちばん好きだったんですか」という質問に
「レイ・チャールズだね。中学生のころラジオで『What’d I Say』を聴いてさ、
なんだこりゃ!って衝撃を受けて、それで自分も曲を書き始めたんだ」と話されたのに、
「レイ・チャールズですか!僕も好きです、大好きなんです!いやあ、やっぱサイコーっすよね、サイコー!」
と、アホみたいにテンションが上がったのを覚えている。
うれしかったのだ。ああ、この人も一介のR&B好きから始まったんだ、と思うと。
歌を、俺も歌わなきゃなあ、と思った。
興奮冷めるはずもなく、naddist氏らと汽笛亭に移動して痛飲した。
互いの携帯が何度も震えた。何度目かをやり過ごした後、ようやく腰を上げた。
ふらふらの足取りで家にたどり着いたら、柱時計が3回鳴った。

●今日の灘ノオト:I Love People / 小坂忠

  忠さんが「自作の中でいちばん好き」と話していた「モーニング」から25年ぶり、
  2001年のポップ・アルバム「People」収録のアカペラ曲。この温もりを聴け。


2007年3月14日(水曜日)

HELP!

カテゴリー: - MJ @ 12時12分14秒

灘区民でよかったなあ。音に身をゆだね、しみじみかみ締めた。
9日、水道筋のな也であった天野SHOさんのソロライヴに「歌いにおいで」と呼んでいただいた。
「the Dock of the Bay」「You are So Beautiful」など数曲。
SHOさんのベースとアンドレ佐藤さんのドブロのみという、シンプルだけれど、奥行きの深いサウンド。
あれが包容力というものだろう、SHOさんと声を重ねるのはとても心地よかった。
風邪と仕事でヨレヨレの日々に、明日への活力(©キャバレー・ユニバース)をもらった。
 
もちろん、満員の客の1人としても、ベースと声だけの柔らかな音世界を堪能した。
「I’m not in Love」や「Because」や「Diana」や「蘇州夜曲」を歌う合間に、SHOさんは
な也がまだ「コトブキ」だったころ、水道筋をローラースケートで駆け回った思い出話をした。
そして、摩耶山を見上げて作ったという歌「華ふぶき」を、やさしく感傷的にささやいた。
そんな地元感あふれる夜の締めくくり、2曲目のアンコールは「Help!」だった。
だれもが一度は聴いたことのある、1965年のビートルズナンバー。
グッとテンポを落とした、祈るような歌。静けさのなか、じわっとにじみ出す熱情。

終わったとき、な也の岡ちゃんの目が潤んでいた。ドラマが起こったのだという。
聞けばステージ直前、SHOさんに「リクエストない?」と尋ねられ、「なにかゴスペルを」とお願いしたらしい。
ゴスペルの曲、という意味ではなく、SHOさんにとっての祈り、あるいは魂の歌を、という意味だ。
「うーん、ちょっと考えるわ」そう言ってSHOさんが選んだのが「Help!」だった。
岡ちゃんは驚いた。ひそかに、この曲を期待していたからだ。
最近ハンドレッドタイムスで観た、あるライヴでこの曲を聴き、耳に残っていたという。
気になって歌詞を読み返し、ティナ・ターナーがゴスペル風にカバーしたCDを注文、
ちょうどSHOさんのライヴのセッティングをしているときにそれは届いた。
だが、CDの封を切るより先に、SHOさんが目の前で聴かせてくれたのだ。最高の演奏で。
まるで岡ちゃんの心のうちを知っていたかのように。
「神様おるよなあ」話を聞き、“歌う牧師”川上盾さんがうなった。牧師が感嘆するほどの天の配剤。
たくさんの人の心に特別な何かを刻んだ「灘人」SHOさんの夜だった。

●今日の灘ノオト:Help! / Tina Turner

  キャッチーなポップソングながら、詞は当時のジョン・レノンの心の叫びだったといわれる歌。
  SHOさんの「弾き語りゴスペルヴァージョン」に通じる祈りの感情がティナのカバーにもある。 

 


2007年3月4日(日曜日)

妄想旅行ND発NO行き

カテゴリー: - MJ @ 23時48分16秒

15年も前、たった一度だけ訪れた街に、心だけ飛ばす。
ニューオーリンズ。夜も更けた場末のクラブ。暗がりに小さな灯がともり、バンドが現れる。
ドラマーがセカンドラインのビートを叩き始めて……
 
3月2日、水道筋のな也でやった「MJ presents Singer’s Delight」の第8回。
今回は「in New Orleans」と題して、かの地にまつわる歌と話を特集した。
ミシシッピを下って地上の楽園へ行かないか、と誘う「Basin Street Blues」は大好きな歌。
アーロン・ネヴィルのスウィートなバラード「Tell It Like It is」は田中ナコミさんとのデュエットで。
問答無用の大スタンダード「When the Saints Go Marching in」は天井知らずのハイテンション。
R&Bの名曲「Since I Fell for You」では、ハリケーンの避難生活で亡くなったゲイトマウス・ブラウンを想い、
娘を授かった喜びを歌う「Sada」では、15年前の旅の記憶にウルフマン・ワシントンの笑顔を探す。

「ここはニューオーリンズの酒場です」といえば、その気になってくれるお客さんとの「共犯関係」がうれしい。
テーブルの上は、ガンボスープじゃなくてうどん、酒はバーボンとかじゃなくて日本酒や焼酎だったけど。
そう、日本酒だ。な也の岡ちゃんの粋なはからいで、
「MJ presents Singer’s Delight」のオリジナル日本酒というのができ、
この日初めて売られた。
中身は北播磨の蔵「神結(かみむすび)」が造った純米吟醸だから間違いない。
そこに僕の顔入りラベルを貼り、畏れ多くも新たに命名した。
「歌喜(うたき)」と。
まるで演歌歌手の販促グッズか、大物俳優が座長公演で配る名入りの祝儀品。
ありがたい。ありがたいけど恥ずかしい。
けれど、いつまでも売れ残るともっと恥ずかしいので、
これからしばらく周囲に売りつけて回ることにしよう。

●今日の灘ノオト:I Wish I was in New Orleans / Tom Waits

  「ここがニューオーリンズやったらなあ」。酔いどれ詩人、27歳の時のつぶやき。
  訥々としたピアノとテナーサックス、荒くしゃがれたクセのある歌。渋すぎる名曲。


2007年2月28日(水曜日)

天翔けるスタア

カテゴリー: - MJ @ 10時00分00秒

先週の木曜、京都・木屋町。
すっかり水道筋ライヴの常連になったthe twinsの兄貴の方、小竹直の結婚を祝うパーティーがあった。
長く幅広い活動とその人柄を映して盛況も盛況、老若男女・国籍種々入り乱れてエラいことになっていた。
ステージでは、関西ブルースシーンの歴史が凝縮された、いや、東京や鹿児島からも出演者が駆けつけた、
それはもう豪華な、鼻血が出そうなラインナップのライヴショーが繰り広げられたわけだが、
洪水のような人波の中で、存在感際立ったのが「灘印な人々」であった。いや、俺にはそう見えた。

仕事を終え、いそいそと会場へ着くと、
そこにおられたのは灘区在住ドラマー島田和夫さん。
いうまでもなく、元・憂歌団のメンバー。しかし、その肩書きをもはや必要としないほど
多くのユニット/バンドに活動を広げ、リスペクトを集めている。
しばらくすると、人ごみの間を窮屈そうにすり抜けてくるハンチング帽の巨体。
な也の岡ちゃん到着。「新幹線で来たわ。よかった、間に合って」汗をぬぐう。
新神戸〜京都のわずかな距離を新幹線でぶっ飛ばす、このココロイキ。

そして開宴間際、鮮やかなブルーのジャケットの男が颯爽と。
トレードマークのサングラス、後ろで束ねた長髪。
天野SHOさん登場である。灘が生んだ、スゴ腕ベーシスト&シンガー。
いろんな人から挨拶されまくり、笑顔で握手に応じている。スタアの身のこなし。
岡ちゃんの目も輝く。
「俺らの時代、神戸で音楽好きやったら、だれもが一度はSHOさんに憧れた」と常々語っている。
伝説のバンド、EDDIE, BUKEN & SHOを1971年に結成、音楽活動を続ける一方で、
上野通の喫茶店「SHO」を切り盛りしていたこともあった、と聞く。
シュッとして、絵に描いたようなミュージシャンだったという。いまもそのままだと。
挨拶をすると、
「水道筋熱いね。もっとやれやれ、もっと燃やせ」
と温かいお言葉。大人(たいじん)の風格、である。

07・2・22撮影。トーマ氏提供いくつものセットが宴に花を添え、ショーは佳境。
残りあと2組、となったときステージに上がったのがSHOさんだった。
それまでのヒートアップを思い切ってばっさり断ち切るような、ベース弾き語り。
静寂の中から立ち上がる柔らかな弦の響き。鮮やかなフィンガースナップ。
囁くような甘い声。伸びやかなファルセット。
「You are So Beautiful…」
会場中がステージに釘付けになった。ため息が漏れた。
終了後、「SHOさんを見られてよかった」「私に歌ってほしかった」と、
そのセクシーっぷりを熱く語る女子多数。
「そやろそやろ」と、なぜだか誇らしい気分になる。
SHOさんに続いてトリを飾ったのはFour Aces。
この日の主役、小竹直がフロントマンを務めるブルースバンドだが、ドラムは島田さん。
「ブルース界の玉三郎」と紹介されていた。
灘の男前が、京都・木屋町で1−2フィニッシュを決めた夜であった。

●今日の灘ノオト:You are So Beautiful / Billy Preston

  SHOさんが歌ったのは、昨年没した僕のアイドル、ビリー・プレストンの代表曲。
  ビートルズやストーンズのサポートでも有名だけど、ソロ作をぜひ。スゴイから。


2007年2月25日(日曜日)

ヨシエの夜

カテゴリー: - MJ @ 12時38分33秒

大人の女の、かぐわしい情念の夜だった。
23日、水道筋のな也で聴いた市川芳枝さんのライヴ。
満員の店内に心地よく危険なBlues’N Jazzが降り注いだ。
「Fine and Mellow」「Please Send Me Someone to Love」「Gee Baby,Ain’t I Good to You」
といったコッテリとスローなブルーズも
「Georgia on My Mind」「Route66」「Hush a bye」「All of Me」などの大スタンダードも
市川さんの、決して華やかではないけれど、深みのある鈍色のツヤに染め上げられた。
 
いつになく
4ビートに冴えを見せた北田太一も
楽しげに歌いながらベースソロを紡いだ福田尚生も
赤いレスポールで太い音を繰り出した久井コージも
寡黙で苦みばしったマンボ松本のオルガンも
爆発的なブロウを抑え気味にしたボス河内も
市川さんの世界を支える良き「しもべ」となった。
酒が進んだ。熱燗を傾けながら、近場でええ音に浸れる喜びをしみじみ噛み締める。

金曜には同じ場所で、サックスのみ小松竜吉氏に代わるバンドで僕がやらせてもらう。
さらに翌週には、灘の誇るベーシスト&シンガー天野SHOさんの弾き語りライヴ。
ベースと声だけ。ワン&オンリーの音世界である。
SHOさんについてはちょっと書きたい話があるので、次回あらためて。

●今日の灘ノオト:When I Grow Too Old to Dream / Nat King Cole

  「夢見る頃を過ぎても」。市川さんのライヴではこの曲も歌われた。
  ちょっと趣向を変え、キング・コールの名盤から甘く洒脱な歌声を。


2007年1月21日(日曜日)

オキナワ・ラプソディ

カテゴリー: - MJ @ 23時55分17秒

唄と酒と笑いの夜だった。
島の空気をひととき灘に運んできた「ユニット久茂地1.17」。
「水道筋あしび」のタイトルどおり、みんなが長嶺暁氏、普天間夏子さんと
一緒に歌い、手を打ち、鳴り物を鳴らした。
配られた歌詞カードを手に、声を揃えるさまは民謡酒場というより歌声喫茶状態。
おもろまち恵憲氏をはじめ地元の唄自慢・三線自慢の登場もあった。遠く名古屋からの客演もあった。
ちびっ子の歌う震災の歌「しあわせ運べるように」には、心洗われる気がした。
そう、ただ単に沖縄好きというだけでなく、震災がもうひとつのキーワードなのだった。
30人以上でぎっしりの会場は、まさに「避難所ライヴ」的親密さ。入りきれない人が外でストーブを囲んだ。
  
「満月の夕」「つる」など震災の歌。
「月ぬ美しゃ」「安里屋ユンタ」といった大スタンダード民謡。
「イラヨイ月夜浜」「涙そうそう」のような新しい沖縄のうた。
「通い船」はこのイベントをプロデュースした沖縄おでんの店のテーマ曲だ。
沖縄と灘がたくさんの唄でつながった。
もう少し酔いたかった人たちは終了後、チンタ〜汽笛亭の畑原市場めぐりへ。
冷めやらぬ沖縄+灘談義は夜更けまで続いた。お客さん、演者のみなさん、お疲れさまでした。

それから会場となったCafe P/S。
一夜明けたきょうを最後にしばらくお休みする。春にはリニューアルしてオープンしたい、という。
水道筋ミュージックストリートを一緒にやった寺川大地くんはいったん卒業。ご苦労さまでした。

●今日の灘ノオト:月ぬ美しゃ / 首里フジコ

  昨晩の曲目、長嶺氏のコンセプトは「月」だった。八重山民謡のこの唄も。
  ウチナー・ボサノヴァシンガーのしっとりとした演奏が僕は最近お気に入り。

 LUA E SOL
Music / 発売: 2004/03/06 / 定価: ¥2300
Daisy Edgeレーベル
  ※Amazonでの取り扱いはないようなので、
   オフィシャルサイトにリンクしています。


2006年12月24日(日曜日)

結局「朝帰り」

カテゴリー: - MJ @ 00時45分08秒

クリスマスに踊る年齢はとうに過ぎ、
というより、そもそもそんな行為が全然似合わないのは百も承知だが、
今晩はガマンできずついつい行ってしまった。
小竹親とカサスリムの「夜な夜な」ライヴショー。
ポッドキャストラジオ番組から生まれたブルース(といっていいのか分からんが)デュオ。
灘中央筋のハンドレッドタイムスで、題して「びっくりくりくりクリスマス」て…どないやねん、そのタイトル。
   
親は風貌こそ脂ぎっているようにみえるが、ほんまええ具合に枯れている。
カサやんはヨレヨレのブルースマンのようでいて、フォークシンガーの詩心を持っている。
「ぽてちんこ」だ、「よろちくび」だと下ネタ満載ながら、根は純情だったりする2人。
「自転車で行けるよ」や「茜の子守唄」や「Members Only」をじわわっと感じるうち、
結局、クロージングテーマ「朝帰り」まで。
きょうはあかん、仕事せなあかんのに…。
2人とお店が一緒になって楽しんでいるような、ひとヒネりもふたヒネりもある演出とメニューに
すっかり足止めを食らった夜だった。
こんなクリスマス、悪くないわな。

●今日の灘ノオト:You Gotta Move / The Rolling Stones

  「大好きな曲を」って、いきなりこんなド渋のカントリーブルースをかます2人。
  F・マクドウェルという人の古い歌だが、このストーンズのカバーが有名(か?)


2006年11月12日(日曜日)

風と音と花と〜SMS後記

カテゴリー: - MJ @ 19時55分26秒

水道筋に風が吹いた。
灘中央筋に音が満ちた。
畑原市場に妖しい花が咲いた。
水道筋ミュージックストリート。夢のような一日。
ほんまに幻だったんじゃないか。今朝、ふだんと何も変わらぬ商店街を歩き、一瞬そんな思いにとらわれた。

昨日─―
明け方猛烈な勢いで降った雨は小やみになり、ときおり雲間から日が覗いた。
ミュージシャンたちはそれぞれの場所で歌い、音を紡ぎ、お客を笑わせ、あらん限りの魂をさらけ出した。

な也のthe twins+MJ ハンドレッドタイムスのSatin For
チンタのNakomi&Her Slaves Cafe P/SのFrom Now On
灘中央筋特設ステージのMJ’s 総出演で大合唱のフィナーレ

ワタクシMJは商店街仕様のセットで、ソウル/R&Bの名曲から越路吹雪まで演奏させてもらった。
な也の岡ちゃんは、その巨体に漲るパワーで精神的にも実質的にもイベントの支柱であり続けた。
ハンドレッドタイムスのちっち氏は、寝不足で倒れそうになりながらライヴをサポートし続けた。
チンタのシンちゃんは、大入りで身動きが取れない店のカウンターで酒を注ぎ、鶏を焼き続けた。
Cafe P/Sの大地くんは、ふと足を止める商店街のお客さんに微笑みかけ、気を配り続けた。
naddist氏は何かに憑かれたように、ストイックにFMのマイクに向かい続けた。
あかちゃ家さんとアコハモさんは寒風の中、毛布まで羽織って外に立ち、チケットやCDを売り続けた。
ナダタマスタッフは何百もの風船を膨らませ、子供たちを魅了した。黄色い風船がいくつも灘の空に舞った。
JACは揃いの純白ユニホームで街を巡回し、「水道筋の歌」を響かせた。
あかちゃ家トリオ。後方は一心不乱にしゃべり続けるnaddist氏フィナーレの客席は人いきれで溢れ、ステージにはおっさんが溢れた。
川上盾さんはクセのあるツワモノたちを見事に仕切った。
その場にいる全員の歌声と手を打つ音がな也を包んだ。
終了後ミュージシャンたちは浴びるほど酒を飲み、
いかに楽しんだかを口々に話してくれた。
「水道筋ってムチャクチャええとこやな」「またやってや。来るで」
そう言ってくれた言葉は決してお世辞ではなかった、と思う。
なぜならば
the twinsは灘温泉で朝風呂を満喫し、弟の小竹親は880円のサングラスを買っていた。
カサ・スリムは商店街をぶらぶらりと歩き、古着や古道具を一心に品定めしていた。
土居秀行は市場の活気に目を見張り、「垂水から灘へ移りたいなあ」とつぶやいた。
From Now Onの谷Inkou氏は「通り掛かりのおばちゃんがええ感じでノってくれて」と笑った。
そう。水道筋の実力をミュージシャンたちに見せることができた。
それでいい。
音楽とストリートは決して切り離せないのだ。

ほんまに皆さん、ありがとうございました。

●今日の灘ノオト:I’ll Come Running Back to You / Sam Cooke

  熱気と興奮の一日が過ぎ、ほっこりとユルい気分で寛ぐ。
  サム大先生の柔らく豊かなテナーヴォイスに身を委ねて。


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