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2008年2月27日(水曜日)

ホーム・アゲイン

カテゴリー: - MJ @ 20時45分00秒

そうそう、こういうのやりたかったんだよなあ、俺。
かつてコーラスグループをやっていた頃を思い出して、ちょっと胸がうずいた。
23日に見に行った「カフェハンドレッドタイムス」のライヴ2周年、「KUM」のステージである。
深見かよさん、上新友祐さん、MIKAさん。
3人の声が絶妙のバランスと相性で溶け合うハーモニー。
各自の声質と個性をきっちり活かしたリードの割り振り。
守る時は守る、攻める時は攻めるメリハリの付け方。
「勢い」や「雰囲気」でゴマかさない安定感。
思わず、わが身を振り返る。
 
選曲も、安心のソフィスティケイテッドR&Bナンバー中心。
コンテンポラリーR&Bのスタンダードとなったアリシア・キーズ「If I Ain’t Got You」、
ジョー・サンプル&レイラ・ハサウェイをお手本にした「Street Life」、
ぺけひゃくに捧げたスティーヴィー・ワンダーの60’s定番「太陽の当たる場所」
キャロル・キングの曲だが、男女の絡みはダニー&ロバータ風「きみの友達」。
……というようなR&Bファン向け説明なんか横に置いといても、
誰もがきっと何かを感じることができるスタンダードの数々。
代わる代わるソロで披露されたオリジナル曲も、
それぞれの思いが、それぞれの色で描かれていて、とても心地よかった。
やはり人間の声というのは最強の、そして最大の可能性を持つ楽器だ。
水道筋って、こんなのも見られるんやなあ。
 
ぺけひゃくのライヴ営業2周年を祝う日だったが、
誕生日間近の人が2人いて、バースデーソングも2回歌われた。
アットホームな場の雰囲気が、さらに温かくなった気がした。
「ぺけひゃくスタイル」は着実に築かれていると思う。
小さなハコでも、思いさえあればいろんなことができる、というのを毎回見せてくれる。
惜しむらくは、バーボン2杯だけで切り上げねばならなかったことだ。
諸事情が許せば、心地よさと羨ましさと、いろいろ思い起こすことなどで、きっと酩酊していたと思う。
酒に酔う代わりに、さっき聴いた歌にほろっと酔いながら、小雪の家路を急いだ。

●今日の灘ノオト:If I Ain’t Got You / Alicia Keys

  3人の歌に触発され、何年かぶりに聴き直したこの曲、というか、このアルバム。
  美貌のディーヴァの根っこに確固たるR&B精神があることを示す傑作ライヴ盤。


2008年2月20日(水曜日)

100×2=223

カテゴリー: - MJ @ 20時30分00秒

夜の灘中央筋に音店ができた。
マンションに侵食され、どんどん短くなっていく商店街にあって、うれしい動きだ。
商店街に面してマンションを建てるなら、せめて1階には店舗を入れるべきだ。
虚しく飾り立てたエントランスなんか作ったって、どうせすぐに陳腐化するんだし、
住んでいる人だって素通りするだけなんだから。
その音店は、質実剛健な音楽の代表、ブルースのかかるバーである。
ぺけひゃく倶楽部」という。
あれ?と、お思いの方もいるだろう。
そう、水道筋ミュージックシーンの一角を占める「カフェハンドレッドタイムス(×100)」の夜の顔なのである。
2月から木・金・土の週末のみ、午後6時からのバー営業が始まった。
店主のちっち氏によると、「もともと開店当初は夜も開けてたんや。ほら、ドアに書いてあるやろ」。
 
あ、ほんまや。この写真ではちょっと見にくいが、確かに「CAFE & KUIMON BAR」とある。
昼の幕の内やライブ営業時に供されるこの店のフードのクオリティの高さには定評がある。
その市場素材を活かしたアテを傍らに、杯を傾ける。BGMはスローブルース。壁にはギター。
僕にしてみれば理想的な酒場だ。
先日寄ってみたら、フレディ・キングがかかっていた。
おお、「Ain’t Nobody’s Business」だ!野太い歌とナタのようなギターがひたすらカッコいい。
カウンターでちっち氏と雑談しながら、焼酎のお湯割と菜の花のおひたし。いや旨い。春は近いぞ。
照明を落とした木の空間に、スイセンの香りとともに「愛」の残り香が漂っているような気がしたのは、
その前夜に天野SHOさんのバレンタインライヴがあったからだ。
酒と一緒に、SHOさんが置いていった愛の名残も飲み干す。幸福な時間。
 
「もうすぐ2周年記念日やねん。ライブやるから来てな」とちっち氏。
ライブ営業を始めたのが、2年前の2月23日だそうだ。今週の土曜日。
出演は「KUM」。水道筋ミュージックストリートで灘中央筋およびぺけひゃくを沸かせた
深見かよさん、CAFEの上新友祐さん、MIKAさん、3人のヴォーカリストの共演である。
午後6時半オープン、7時半スタート。予約は2000円、当日2500円。
女性2人と男性1人がピアノ1台をバックに、たっぷりと歌でぺけひゃくライヴ2周年を祝う。
行きたい。旨い酒と豪華な共演を堪能したい。
仕事が火を噴いてなければ……。

●今日の灘ノオト:Under the Influence / Anointed

  女2+男1といえば、僕の大好きだったこのゴスペルグループのラテンフレイヴァーな代表曲を。
  コンテンポラリーなサウンドの佳曲。当初の女3+男1からこの編成となり、その後男女デュオに。


2008年2月13日(水曜日)

Members Only

カテゴリー: - MJ @ 20時30分00秒

今冬一番の寒波が近づいた夜の帰り道、ぽっと温かい灯が天城通にともっていた。
そうだ、案内をもらっていた。11日と12日、吉田酒店で開かれた試飲会。
吸い寄せられるように足を踏み入れると、
そこには30本あまりの酒瓶が並び、その周りにちょっと気の利いたアテが配してあって、
ほおっと和やかな雰囲気に包まれていた。
病み上がりなので、ぐいぐい呑むわけにもいかないけれど、「どうぞどうぞ、ご自由に」というお言葉に甘え、
「どーもすいません」とかなんとか言いながら大黒正宗の瓶に手を伸ばす。

大黒正宗は御影郷(なので、東灘区)で、250年あまり続く灘の銘酒。
震災で蔵は大きな被害を受けたが、目の行き届くお酒造りを…と、全量手造りで再出発した。
生産量はかつての100分の1になったため、決まった店にしか卸していないが、
丹精こめた丁寧な酒造りで根強い支持を得る灘酒である。
大黒正宗を扱う酒店を中心とする「大笑快(会)」というのがあって、
「大黒の飲める店」や「大黒の旨い飲み方」や「大黒に合う肴」を積極的に紹介している。
吉田酒店もその一つ。
ときどきお店に寄ってご主人のお話を聞いていると、「大笑快」とその卸先の飲食店の方々というのは、
ほんまに大黒好きの「ファンの集い」という雰囲気であって、
「こんな旨い酒があるんです、いっぺん試してみてください」と、
純粋に損得勘定抜きで勧められているような感じで、とても心地がよい。
近所にこんな店があるおかげで、僕は家ではほぼ大黒三昧なのである。
 
試飲会には、その大黒をはじめ、満寿一(静岡)、東長(佐賀)、仙介(東灘)など
店で扱っている酒が勢揃い、さらには普段は出していない焼酎や日本酒の熟成レア物が並んでいた。
そう、大黒のもう一つの楽しみは、
買ってから栓を開けるまでに「寝かす」ことによって味の熟成が楽しめる点にある。
「燗にしはるんやったら、2005年モノがいいですよ」
「2002年モノもええ味になってますよ。これは参考出品なんですけどね」
と、ご主人の説明を聞きながらチビチビ試す。
店内は若いお客さんもおられ、「酒徒の賑わい」というより、ほんま和気藹々、ファンの集いの様相である。
そのうちに、クラシックギターの覚えがあるご主人の演奏がポロンポロンと始まって…。
ああ、こりゃあれだな、メンバーズ・オンリーの酒場みたいやな、ボビー・ブランドが歌ったバラードの。
いや、別に試飲会はメンバーズ・オンリーではない。
ないんだけれど、「大黒好きは寄っといで。お酒を愛する人は寄っといで、凍えた身体を抱えてさ」みたいな、
誰にでもフレンドリーに開かれたメンバーズ・オンリーの感じ(矛盾した言い方だけど)があるのだ。
ああ、病み上がりの身体が恨めしい。
と、思いつつチビチビ酒を舐めていたら、ご主人がいいことを教えてくれた。
「あのね、イチゴを口に含んで大黒を飲むと、これがまた合うんですよ」
へえ、イチゴをアテにですか。じゃ、遠慮なく一口…。
 
ああ。
口中に自然な甘みが広がる。ほんのりと柔らかく、豊かな香りを残して。
こんなことを教えてもらえるのも、メンバーズというか、ご近所の酒好きの特権であろうか。

●今日の灘ノオト:Members Only / Bobby “Blue” Bland

  「黒も白も黄色も赤も皆寄って来い。傷ついた心だけ持って。今夜はメンバーズ・オンリーだ」
  稀代のブルースシンガーが80年代南部サウンドで復活した佳曲。小竹親のオハコでもある。


2008年2月6日(水曜日)

煙が目にしみる

カテゴリー: - MJ @ 13時30分00秒

半年ぶりに出没のナダノさんノオトさん、ニセモノコンビが灘を往く。話のタネはタバコ。
成人識別カード導入が本格的に動き出すご時世にも、2人の会話は十年一日のごとく…
(重々ご承知と思いますが、本物は灘道中膝栗毛へ)

ナダノ「商店街で歩きタバコ、嫌だね〜」
ノオト「あれ、ナダノさん、タバコやめたんですか?」
ナダノ「すいませんねえ、すいますけどね」
ノオト「どっちなんですか」
ナダノ「シンナーやアヘン吸うよりゃマシだろ」
ノオト「何開き直ってるんですか。昔、教科書に載ってたでしょ、清朝時代の『アヘンを吸う人たち』。
    そろそろ喫煙やめないと、野蛮な人たちとして後世の教科書に載りますよ」
ナダノ「そんなに攻めるなよ。こないだも白い服着た人たちに囲まれて、タバコやめろって迫られてさあ」
ノオト「病院で医者に注意されただけでしょ」
ナダノ「先生がさあ、またヤな言い方するんだよ。『養老孟司さんとかは禁煙ファシズムだなんて言うけど、
    そういう問題じゃなく、ごくシンプルに耳鼻咽喉科的に言ってタバコの利点はゼロです』だって」
ノオト「いいじゃないですか。その通りでしょ」
ナダノ「ちげえよ。分かってるんだよ、分かっちゃいるけどやめられない、この植木等的命題をさあ…」
ノオト「ナダノさんの健康なんてどっちでもいいですけど、周りが迷惑千万なんですからね」
ナダノ「街には明と暗、光と影があるからいいんだって成田一徹さんも言ってたろ。人も同じで…」
ノオト「都合よく引用すると怒られますよ」
ナダノ「マーヴィン・ゲイだって、『聖』と『性』に引き裂かれた歌手だからいいんであって…」
ノオト「たかだかタバコやめられない悩みを、マーヴィンに置き換えないでください」
ナダノ「それにさあ、タバコ吸ってたらいいこともあるんだよ。ほら」
 
ノオト「何ですか、これ」
ナダノ「畑原市場のチンタで飲んでたらさ、カウンターに並んだ4人が偶然、色違いのホープ吸っててさ、
    おおっ!てなったわけ。街の酒場で男たちのフォーカードだよ、粋だぁねえ」
ノオト「ちっぽけな喜びですねえ」
ナダノ「互いに肩たたき合って、酒酌み交わしてさあ。『よう兄弟、調子はどうだい』みたいな」
ノオト「あのですねえ、知ってます?水道筋はウェルネスタウンを名乗ってるんですよ」
ナダノ「ウェルネス?何すんの、それ」
ノオト「何…って、そ、それは…健康になりましょうって、さまざまな取り組みをやるんじゃないですか」
ナダノ「役所が適当な名目付けて予算消化してるだけだろ」
ノオト「またそんなことを。先日閉店した電器屋の跡は、2店舗ともドラッグストアになるみたいですしね」
ナダノ「どうせ、どっかのチェーンが草刈りに来るんだろ。いらねえよ、そんなの。
    だいたい薬屋ばっかり繁盛する街の、どこが健康なんだよ。そりゃ病人ばっかりってことじゃねえか」
ノオト「…完全にヘソ曲げたよ、この人」
ナダノ「わかったよ、俺ぁそのドラッグストアでニコレット買ってやるよ、箱買いだ、箱買い」
ノオト「ついに禁煙するんですね」
ナダノ「んで、さんざ噛み終わってアゴが疲れたら、タバコで一服する」
ノオト「懲りませんねえ」

●今日の灘ノオト:Cry Me a River / Dexter Gordon

  うまそうにタバコをくゆらせ、煙を吐き出すジャケが印象的な骨太テナーの充実盤。
  なかでもこのスタンダード曲は、むせ返るほどの哀愁漂う叙情的名演として名高い。


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