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2007年12月26日(水曜日)

師走の小径

カテゴリー: - MJ @ 12時45分00秒

クリスマスライヴ3連発終了。
23日は畑原市場でチンタ醉宵クラブバンドに賑やかし的客演。
24日は京都、25日は北区でそれぞれクリスマスソウルショー。
「やれやれ、ほっとした」感がいつも以上に強いのは
これにて本年ライヴ打ち止めというのもあるけれど、
実は、12月半ばから鼻水ズルズル、喉はガラガラ、咳も続いて
年に一度の繁忙期に声が出ません、おいおいどないするねん……
という悪夢のようなコンディションに陥っていたからである。
この1週間ほどは、ずいぶん昔に病院で処方された消炎剤を飲み、
貰い物のプロポリスエキスで親の仇ほどにウガイを繰り返し、
食事・睡眠時以外はトローチその他の喉飴をひたすら舐め続け、
ふだん何のケアもしてないクセに、いろいろ手当たり次第にやって
結局いったいどれが効いたのやら分からないままに、なんとか乗り切った。
いや。「なんとか乗り切った」どころではない。
心地よい緊張の中、いつも以上にテンション高く、かなり楽しく歌うことができた。
それは、足の踏み場もないチンタのむせ返るような熱気や
デュエットの相方だったウエノヒデキの絶妙のサポートや、
いつも万感の歌心で気持ちよく乗っけてくれるツインズなど、
共演者やお店の皆さんのおかげであるのは言うまでもない。
ほんまにありがとうございました。
チンタクリスマスライブ
が、それに加えて、俺がひそかに「効いた」と思っているのが、神頼み、ではなくて、仏さん頼みだ。
家のすぐ近くに「空観堂」という小さな祠がある。
メルマガnaddistによると、ここに奉られている空観上人は
  「1635年畑原うまれの『怪僧』。12才にして摩耶山で出家し、
  一時摩耶山天上寺の弟子となりました。祈祷により病気の人々を救い、
  死後も信仰が厚くこの堂が建立されました。
  …で、『空観さん』は灘西部中の手では有名な民間治療祠となったのでした」
とのことである。
 
よく手入れされた石仏が鎮座する石畳の小径は、春夏秋冬いつ足を踏み入れても、
ひっそりと落ち着いた風情で心和ませてくれる美しい「灘の細道」であり、
aiaiさんの「灘の旅人」がこの辺りに来た折には、空観さんだけで1回分書いてほしいほどだ。
灘中の手の古い住民なら誰でもご存知なのだろうが、
俺はこの界隈に住まうことになったとき、
家並みの狭間に、こんな密やかな小宇宙が残っていることにしみじみと感動した。
それからというもの、出掛けるときも、帰宅するときも、少し遠回りになってもだいたいここを通る。
そして空観さんに挨拶をする。心配事があれば、無事に済むようお願いする。
今回の場合は、喉が持ち直してライヴを無事務め上げ、お客さんに喜んでいただけるように。
ときどき、じっと手を合わせ一心不乱にお参りするおばあさんを見掛けたり、
落ち葉を掃き集め、石仏をきれいに拭いているおじさんと出会ったりする。
いいな、と思う。
既存の宗教や信仰にはまるで無縁な、信仰心薄い俺が空観さんにだけすがるのは
ムシが良すぎるかなと、たまに気がとがめもするけれど、
民間信仰というものはそうやって受け継がれてきたのだから……
と、都合よく解釈しておこう。
まあとにかく、2007年も空観さんのおかげでほぼ安寧のうちに終わろうとしている。
あとは30日、カフェハンドレッドタイムスにライヴを見に行くだけだ。
小竹親とカサスリムの「夜な夜な」コンビに、小竹直、マンボ松本も加わる。
騒ぎます。呑み倒します。

●今日の灘ノオト:Street of Dreams / Ella Fitzgerald & Oscar Peterson

  昨年に続き、聖夜に巨人の訃報。ジャズ・ピアノの帝王オスカー・ピーターソン。82歳。
  エラとオスカー、ともに神に召された2人の共演盤から、空観堂散歩に似合うこの歌を。


2007年12月19日(水曜日)

灘と珈琲と音楽と

カテゴリー: - MJ @ 17時00分00秒

[TITLE]という雑誌が少し前に
「ミュージシャンと選ぶ至福のコーヒーミュージック」という特集をやっていた。
表紙は、レコーディングの合間にスタジオでエスプレッソをすする細野晴臣氏。
恥ずかしながら細野氏の音楽はほとんど知らないのだが、
そのあまりにも幸せそうな、なんとも雰囲気のある写真に惹かれて買った。
カフェのチェーンがレーベルを持ったり、セレクトCDを発売したりするご時世。
おしゃれアイテムと化した「いかにも」なカフェ的選盤に興味はないが、
この特集は、いろんなミュージシャンがお題に沿って素直に選んだディスク・ガイドという感じ。
チェット・ベイカーやエリス・レジーナやノラ・ジョーンズといった、
まあこういうシチュエーションではありがちな(悪い意味ではないですよ)チョイスから、
アラン・トゥーサンやアリサ・フランクリン、トム・ウェイツにブルース・スプリングスティーンと
「コーヒーの味が負けるやろ」といいたくなるような濃い音まで全298枚。
なかなか楽しい特集だった。
 
灘のコーヒーミュージックといって思い浮かぶのが、
水道筋の甘味処[あかちゃ家]で、萩原珈琲のブレンド片手に聴くギターである。
強く主張する音ではない。心地よく耳にすべり込むといった風情だ。
ヘヴィ・ローテーションは、超絶技巧のジャズ・ギタリスト、ジョー・パスのソロ。
ソロ・ギターの可能性を広げたといわれる金字塔「Virtuoso」
おなじみのスタンダードをガット・ギターで料理した「Unforgettable」
といったあたりだが、最近は、オスカー・ピーターソンとの仕事で名高いギタリスト、
ハーブ・エリスとの共演盤などもラインナップに加わっているらしい。
音店ではもちろんないのだが、選盤や音量を含めた空間とのマッチングは絶妙だ。
なんでギターの音、それもソロにこだわるのか尋ねてみたら、
「ピアノでは甘過ぎるし、ウッドベースが入ると男っぽ過ぎるし、
ドラムや歌が入ると店的になんか違うんですよね」と。
「シンプルで、きりっとした中に、あっさりした甘さのある音」が好みだとも。
それは、あかちゃ家の味を形容する言葉とほとんど同じであり、
「甘味処だけど甘過ぎない」店のテイストと、
きっちり折り合いの付く音を厳選しているということだろう。
流行に左右されることなく、自らのイメージをしっかり描けている店は強いのだ。

俺はコーヒーは好きなほうだが、
朝起きたら必ず飲むというものでもないし、優雅なコーヒーブレイクなど縁遠い。
仕事をしながらガブガブ飲んで、気がつけば3杯目だった、みたいな感じ。
酸味が強いのとか、あまりに煤けた後味の残る炭焼きは苦手だけれど、
豆や焙煎や淹れ方に特段のこだわりはない。というか、正直分からない。
酒と一緒で、コーヒーの世界も追求していけば果てしなく奥深そうだが、
あくまで「なんかのついで」に飲む感じなので、コーヒーミュージックもその時々でバラバラだ。
ちなみに今日は、
グラント・グリーンとファッツ・ウォーラーとルーサー・ヴァンドロスとハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ。
家で飲むコーヒーは中原通のコーヒー豆店[ホットビーン]の「水道筋ブレンド」。
これだけは、数年前から変わらない。
 

●今日の灘ノオト:Brazil / Grant Green

  コーヒーの話を書こうと、久々に取り出したのはジャズ・ギタリストのラテンスタンダード集。
  明るく弾きまくるのが気持ちよく、聴いてるうちに爆睡。おかげで更新遅れました。不覚なり。


2007年12月12日(水曜日)

ダーリン・ミシン

カテゴリー: - MJ @ 11時00分00秒

 別れたりはしない 嘘をついたりしない
 上等の果実酒 あったかいストーヴ この部屋の中
 ダーリン ミシンを踏んでいる
 嘘つきだなんて そんな言葉しか
 見当たらないお前 とても素敵なミシンを持ってる
 ダーリン ミシンを踏んでいる

忌野清志郎が復活した。ジョン・レノンの命日だった今月8日。
ロックンロール・スピリットを絶やさぬソウルマンにふさわしい舞台。「完全復活祭」は来年2月だという。
何度も書いているが、清志郎さんは高校生だった俺の人生の指針であった。
ソウルやR&Bにこれほど入れ込むことになったのは、清志郎さんが
オーティスだ、レイ・チャールズだ、ジョン・リー・フッカーだ、と事あるごとに憧れを語っていたからだし、
あまりにも直截なのに、一つも鼻白むところのない、天才的な詩のセンスにまいっていた。
単なる「感性」ではない。たぶん、相当に言葉を研ぎ澄ませている。
RCサクセション時代のこの歌もそう。何でもない暮らしの描写に浮かび上がる2人の姿がいい。
おそらくいろんなことがあった後の、ひと時の平穏を「ミシン」が象徴している。
ここでは、ミシンは幸福を紡ぎ出す装置なのだ。

 今夜は徹夜で部屋中が揺れている
 ぼくのお正月の赤いコールテンのズボンが出来上がる

その「幸福の装置」を専門に売る店が水道筋にあることを知った。
知り合いの服屋さんの仕事場で目にした渋い作業用ミシンは、
そこで購入したものだと聞いた。
宇治橋ミシン商会。創業50年になるという店を訪ねてみた。
黒光りする重厚なボディの足踏みミシンが鎮座している。ロゴに「SINGER」とある偶然に思わず微笑む。
社長によると、震災の少し前まで、灘界隈だけでミシン専門店が5軒はあったという。
神戸ブランドを支えた縫製工場──といっても、自宅を作業場にした家内工業がほとんど──が、
灘区に集中していたからだそうだ。メーカーが発注したシャツやブラウスやスーツは
この街で服の形になり、全国へ出荷されていったのだ。
それが中国での生産にシフトし、まもなく、縫製工場やミシン専門店はバタバタと商売を畳んでいった。
いまや神戸・阪神間のミシン専門店は、宇治橋商会のほか、片手にも満たないという。

 Oh、お前の涙 苦しんだことが
 卒業してしまった学校のような気がする夜
 ダーリン ミシンを踏んでいる
 別れたりはしない 嘘をついたりしない
 贈り物は果実酒 ささやかな贅沢な気分の夜
 ダーリン ミシンを踏んでいる

俺は料理はとても好きだが、裁縫はからっきしだ。
小学校の授業で作った手提げ袋のあまりのイビツさに泣きたくなった。以来、針と糸を持ったことはほぼない。
宇治橋社長の話では、家庭用ミシンも、かなり使い込む人と、まったく使わない人に二極分化しているそうだ。
だから、子供が生まれたりして必要に迫られたお客に、
基本的な操作や簡単なパッチワークを教える講習を無料で開いたりしているとのこと。
お母さんたちは、お正月用に赤いコールテンのズボンを縫ったりするのだろうか。幸せな歌のように。
「ミシンと蝙蝠傘の手術台の上の不意の出会いのように美しい」と書いたのはロートレアモンだが、
少し前には、若い小説家が『ロックンロールミシン』という青春小説を書いたりもした。
ミシンという機械は、シュールレアリスティックで、とてもロックンロール的で、かつ幸せの象徴なのだ。
それを売る店が水道筋にはある。なんだか、とても素敵だ。

●今日の灘ノオト:ダーリン・ミシン / RCサクセション

  5人編成になったRCの出発を飾る、名曲目白押しのアルバムの1曲目……なんだけど、
  あまりにもチープなサウンドがちょっと……。歌詞が固まる前のライヴがYou Tubeに。


2007年12月5日(水曜日)

ラッシュライヴ

カテゴリー: - MJ @ 10時00分00秒

12月は、ほかの多くの職業と同様、ミュージシャンにとっても書き入れ時である。
僕のようなパートタイムシンガーでも4本も予定が入るほど(灘では1本のみ)だから、
周りのミュージシャンは皆忙しそうだ。ええことです。
水道筋界隈も歳末ライヴ目白押し。
その皮切りとなるカサ・スリムの3人ツアー「カサ・テンポ」を観に、カフェ・ハンドレッドタイムスへ……
行けなかった。いや、行けたのに、なんたることか、日を間違えていた。
日曜の夕方、ちっち氏に電話し
「きょうのカサやん、完売でしたよね。立見でええんでちょっと覗きに行きます」と軽やかに告げると、
しばし沈黙の後、「は?何ゆうてんねん。昨日やぞ、ライヴ」と、突き放すような声。
「え、マジで……」と絶句する僕に、
「盛り上がったでえ。大合唱あり、チリンチリン(カサ・ファンにはおなじみ)あり、
水道筋ミュージックストリートのお客さんがまた来店してくれたり……」と畳み掛けるちっち氏。
カフェ・ハンドレッドタイムス提供 
あいたたたたた。またやった。旨い酒を呑める日を一つ損した。
なんで、俺はこうもスケジュール管理ができないのか……自らを苛む僕にちっち氏が追い討ち。
「困るなあ、うちのライヴは土曜やって、そろそろ覚えてもらわな。灘人失格ちゃうか」
あう……言葉もない。
鰻の「山信」を知らず、灘の長老たちにじわじわといたぶられるnaddist氏のような心境であった。
だが、気を取り直していこう。水道筋の歳末ライヴはまだまだ続く。

[7日(金)な也]天野SHO 
SHOさんが、京都・伏見の「鉄拳ギタリスト」西野やすしさんを迎え、名物ユニット「天西ブルースライン」を。
[9日(日)チンタ醉宵食堂]チンタ醉宵クラブバンド
若きテナーブロワー、イッペイくんがリーダーを務めるハウスバンドのレギュラーステージ。
[21日(金)な也]川上盾&関島秀樹
歌う牧師とシンガーソングライター、2人の弾き語りによるクリスマス・チャリティ・ショー。
[22日(土)カフェ・ハンドレッドタイムス]美崎しのぶ&ゴーゴー木村
SMSにも登場したパチャンガの2人を中心にしたクリスマスへのカウントダウン。
[23日(日)チンタ醉宵食堂]チンタ醉宵クラブバンド
先述と同様。この日にワタクシ、MJがゲストとしてお邪魔いたします。
[30日(日)カフェ・ハンドレッドタイムス]夜な夜な市場
小竹親とカサやんの「夜な夜な」を軸に、the twinsの兄貴も、マンボ松本も駆けつける豪華忘年会。

どうですか、この豊富なラインナップ。
僕が身近で把握してるだけでこれだから、ほかにもまだまだあるかもしれない。
水道筋に「音」が着実に根付いていることを示す年の瀬のライヴ・ラッシュ。
あー、今年は「夜な夜な」忘年会で締めやな。

●今日の灘ノオト:I Miss You / Harold Melvin & the Blue Notes

  「おまえに会いたい」。見逃したカサやんライヴへの思いを込めて、
  マッチョな男前、テディ・ペンが熱く切なく吠えるバラードの名曲を。


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