よく晴れた。よく歩いた。よく歌ったし、よく飲んだ。そして酩酊した。
2007年11月10日、土曜日。
水道筋ミュージックストリートは、第2回も大いなる盛り上がりを作り出すことができた、と思う。
協賛の水道筋6丁目「ステージシックス」を含め全8会場、50ステージ。
すべてを見ることは到底不可能だし、自分がそこにいたはずの場面も、
おもに酩酊と、それに、押し寄せる興奮と幸福感のせいで夢の中のようにおぼろげだけれど、
どのステージも、お客さんとミュージシャンの幸福な関係が築けたに違いない、と思う。
フィナーレの会場に溢れた熱気がそれを物語っていた。
川上盾さんのリードで声を合わせる満場の、圧倒的な歌声がそれを証明していた。
「公式記録カメラマン」を任命されたコータローさんは、840枚もの写真を撮ったそうだ。
ものすごい数。それだけ撮るべき光景があちらこちらに現れたということなのだろう。
いずれHPで公開されていくと思うが、ここでは僕が実際に体験したシーンからいくつか。
あちらこちらで、コール&レスポンスが起こり、ステージと客席との間に会話が生まれ、
手拍子や口笛や指笛が鳴り、ミュージシャン同士の出会いがあった。
the twinsは「みんなええ顔してるわあ」「一体感のあるイベントやなあ」と言って、旨そうに酒をあおった。
TOZYは、その卓越したしゃべりと熱い歌心で、すっかり街に溶け込んでいた。
天野SHOさんは圧巻パフォーマンスの合間に、子供のような表情で「地元」を歩き、あちこちの会場に顔を出した。
YOWHEYくんは終了後「ビバ水道筋!おれ灘区民!」と日記に書きつけ、明け方に1曲書き上げたそうだ。
僕はパフォーマーというより、あちこちのステージに顔出してイッチョカミする“賑やかしのおっさん”やったなあ。
水道筋と灘中央筋と灘中央市場と畑原市場を何度往復したか分からない。
飛び入りさせてもらったthe twins、深見かよさんとMIKAさん、Sugar Lady、
僕のステージに引っ張り出したチンタクラブバンドの一平くんとマサオくん、ありがとう。
中村よおさんのFM NADAにも出していただいた。ご迷惑をかけてなければいいのですが。
正体なく酔っ払っても心地よく回遊できる、街の懐の深さがうれしい。
このサイズの、この空気の中で、音楽を感じられるのがうれしい。
別にすごく大きくなる必要なんかない。取って付けたような建前も建物もいらない。
ふだんからそこに息づいているものを、ちょっとつないでみるだけで、コトは起こる。
街も音も、水道筋では確実に「生きている」のだから。
ご来場いただいたお客さん、最高のパフォーマンスを見せてくれたミュージシャン、
ご協力・協賛いただいたお店や会社の方々、
それから実行委員長の岡ちゃん、ちっち氏、naddist氏をはじめ、
SMSのために奔走してくれたスタッフの皆さん、
すべての人々に感謝します。
●今日の灘ノオト:On the Sunny Side of the Street / Lester Young
「足元に輝くもの(Gold)が落ちているのさ、この明るい表通りには」と。ほんまそんな感じの水道筋。
演奏予定だったが酔って飛ばした曲。この盤は歌なしだけど、レスターの柔らかなトーンがたまらん。


11時00分 - 16時00分
6月1日
