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2007年11月28日(水曜日)

灘人の足跡

カテゴリー: - MJ @ 15時45分00秒

とある雑誌の仕事でまた再び京都通いの日々。
ある日、大宮通下立売下ルの「拾得(じっとく)」を訪れる。
日本のブルースやロック、フォークに少しでも興味のある人なら誰でもその名を知っている、
関西ライブシーン最古にして、数々の伝説の舞台となった酒蔵ライブハウス。
オープンは1973年2月。来年35周年を迎える。
 
考えてみれば、僕のライブハウスデビューもここだった。
18年前。マンボ松本たちとやっていた、楽しかったけど、いま思えば勢いだけのR&Bバンドだったなあ。
ブレイクダウンやウエストロードブルースバンド、South to Southにローラーコースター……
といった70年代の錚々たる先達バンドの名や、
大好きだったローザ・ルクセンブルグの故・どんと氏がスタッフとして働いていた当時の話を
オーナーのテリーさんにうかがいながら心中密かな感傷に浸っていたら、
その肩越しのCDラックで1枚のCDが燦然と光を放っている、ように見えた。
中村よおさんの「20年後の神戸で逢いたい」。おお!灘人の足跡発見、である。
そりゃそうだよなあ。よおさんは、僕が「伝説」でしか知らない時代の空気に全身を浸してきた人だ。
その語り部であり、その時代への思いを歌に託すシンガーだ。
少し前、やっぱり「拾得」の歴史を取材して「Rocks Off」という雑誌に書かれたらしい。
「拾得には音楽の神様が棲んでいます。あそこで演奏していると神様が降りてくる」とブログには書いておられた。
憂歌団ほかで数知れずこのステージを踏んだであろう島田和夫さんにしても、天野SHOさんにしてもそうだけど、
こういう「先輩」たちが同じ灘区という街にいて、どうかすると隣り合って酒を飲めてしまう有難さを思う。
同時に、灘区に縁があるわけでもなかった自分が、今そうした場にいることの不思議を思う。
それにしても「拾得」は変わらない。
もともと酒蔵だっただけに、音や空気が時間とともにふくよかに醸成されているのだろう。
テリーさんという名杜氏の手によって。

その数日後。京都への道すがら、坪内祐三さんの「大阪おもい」という本を手に取り、
電車の中で読んでいたら、よおさんの神戸居酒屋巡回記「肴のある旅」のことを書いておられた。
「ここ10年ぐらいで出会った居酒屋エッセイ集のベスト1だと思う」
チンタのトイレに貼ってあるポスターにある賛辞の原文はこれだったか。なんかうれしくなる。
京都に通うたび、なぜだか灘が見えてくる今日この頃である。

●今日の灘ノオト:Mustang Sally / Wilson Pickett

  初めて「拾得」に出た時にやったよなあ、このR&Bスタンダード。鋼の喉を持つ凶悪シャウター
  ウィルソン・ピケットは長い間、僕の三本指に入るアイドルだった。ずいぶんマネをしたもんだ。


2007年11月21日(水曜日)

職人の意気

カテゴリー: - MJ @ 09時55分11秒

声高に自分の成果を語ったりしないが、
完成品には、ゆるぎない自信と強烈なプライドが注ぎ込まれている。
注文に耳を傾け、粛々と仕事をこなしつつ、確かに「自分の仕事」である刻印を積み重ねる。
何度かここでも書いたが、職人の仕事のありようとは美しいものだと思う。
ありもしない「自分らしさ」幻想や、学ぶことを放棄した「ありのまま」信仰ばかりが
喧伝される世の中においては、特にそう思う。
先日発売になったばかりの
やっぱり神戸はモノがちがう』というムック本で、職人の仕事場をいくつか取材した。
   
灘区青谷町の弦楽器工房[アコースティックハーモニー]もその一つ。
以前にも一度紹介したが、
ギター、マンドリン、バンジョー、ウクレレ、フィドル(バイオリン)など
あらゆるアコースティック弦楽器を作っている。
オーナーの北野ひろしさんはもともとブルーグラスやアメリカンフォークのプレーヤーで、
学生だった30年ほど前、元町にあったライブハウスで演奏していた。
まだまだミナト華やかなりし時代のことである。
当時の仲間のうち、
ある人はアメリカに渡って自分のスタジオを持ち、
ある人は神戸を拠点に歌い続け、その道の「大御所」となった。
ある人は日本有数の規模のブルーグラスフェスティバルを主催する。
北野さんは、サラリーマン生活を経て楽器の作り手となった。
「自分の好みはもちろんあるけれど、そればかり作っていたのでは向上はない。
修理や調整も含めて、できるだけ多くの楽器に触れる中で、
ほんとうにお客さんの好みや演奏スタイルに合った楽器が作れるようになっていくんです」
シンプルだけれど、その持論が圧倒的に正しいことは、「仕事」が証明している。
神戸のアコースティック楽器プレーヤーは、ほとんどこの工房に出入りしているのではないか。

職人の顔の一方で、プレーヤーとしても北野さんは最近精力的である。
水道筋ミュージックストリートにも出演したBayside Club Bandでギターやバンジョーを弾いている。
コータローさん撮影 
日経おとなのバンド大賞」という40代以上のバンドコンテストがあって、
全国800組以上の応募の中から、Bayside Club Bandは大阪地区代表として本選に進んだ。
12月2日に東京で全国大会のステージを踏む。
先日、「水道筋印」の若者2バンドがコンテストで脚光を浴びたが、「おとな」も負けていない。
長い反復と蓄積の上に花が開く。職人の仕事は息が長いのである。

●今日の灘ノオト:This Little Light of Mine / Gene Harris

  Bayside Club BandがSMSで演奏していたスピリチュアルのスタンダード。
  ゴスペルの定番として知られる曲を、豪快なピアニストの伴奏でその娘が歌う。


2007年11月14日(水曜日)

ハーモナイズ〜SMS残響

カテゴリー: - MJ @ 13時30分00秒

しつこいようだが、もう1回だけ水道筋ミュージックストリート(SMS)の話を。
この数日、出演者や関係者、来てくれたお客さんとあの日の光景を振り返りながら、
SMSの良さがあらためて自分の中で整理されてきた(若干、手前味噌になるけれど…)。
一つは、先日の酩酊記に書いた回遊性の高さ。
このサイズの街を、徒歩で、市場のお店などに寄り道したりしながら、ほどよいペースで回れること。
もう一つは、親和性の高さ。要するに「敷居が低い」のだ。あらゆることにおいて。
ステージと客席の近さもそうだし、街とイベントの関係も然り。
ミュージシャン同士の関係においても、「共演」「飛び入り」という形で、その良さは現れたと思う。
僕が“賑やかしのおっさん”として3つのステージに飛び入りし、
自分の出番に別のバンドのプレーヤーを呼び込んだことは前にも書いたが、ほかにも、
カサ・スリムに井山あきのりさんがアコーディオンで入ったり、
 
下村明彦さんに小竹親がハープで加わったり、
 
深見かよさんのステージがMIKAさんとのデュエットになったり、
  
「通い船」がオキナワン・セッションで締めくくられたり、
当日の、その時その場になって急きょ生まれた組み合わせがたくさんあった。
「ふだん見られない顔合わせが面白かった」という声をいくつも聞いている。
もちろん、そういうことをためらいなくできる人たちが集まってくれているというのもあるが、
SMSの作り出す磁場が、共演や飛び入りを促進しているんじゃないかと思えてくる。
ミュージシャンというのは基本的にそれぞれが大将であるし、「俺が俺が」の気持ちがどこかにはあるものだ。
半面、シャイで人見知りで、良くも悪くも他の演者に対して「われ関せず」だったりする場合もある。
その垣根を取り払い、「一緒にやろか」「オーライ」で、すんなり溶け合えるのはSMSならではじゃないだろうか。
だからこそ、SMS名物(といっていいでしょ?)のフィナーレが、あれほど圧倒的な盛り上がりを見せるのだと思う。

SMSのホームページに「音楽でつながること、つながり続けること」という小文を載せている。
岡ちゃんをはじめ、僕らスタッフの目指すものは、そこに書いた通りだ。
たとえば、さほど近しくもない街に、なんだか演奏の場があるらしいと車でやって来て、
自分の出番以外は楽屋にこもり、持ち時間が終わればさっさと帰る……というような場にはしたくない。
そんなサイアクなイベントなら、わざわざ水道筋でやる必要なんかないのだ。
どうかミュージシャンの皆さん、足を運んでいただいたお客さん、
年1回のSMS以外にも、会場となった店や街を気軽にのぞいてください。
ライヴをブッキングしたり、見に来たりして、その前後に水道筋界隈を歩いてみてください。
そうすれば、来年のSMSはさらに素晴らしく、カッコよく、ピースフルなイベントになると思います。
また、街のあちこちでお会いできることを期待して……。

●今日の灘ノオト:We’re the Best of Friends / Natalie Cole & Peabo Bryson

  いろんな人との共演を数多くこなしてきた、いまや大物シンガー同士の79年のデュエット盤。
  「愛あるハーモニー」とベタな邦題を持つバラードを臭みなくサラリとこなす歌唱力に惚れ惚れ。


2007年11月12日(月曜日)

酩酊回遊記〜SMS2007

カテゴリー: - MJ @ 13時00分00秒

よく晴れた。よく歩いた。よく歌ったし、よく飲んだ。そして酩酊した。
2007年11月10日、土曜日。
水道筋ミュージックストリートは、第2回も大いなる盛り上がりを作り出すことができた、と思う。
協賛の水道筋6丁目「ステージシックス」を含め全8会場、50ステージ。
すべてを見ることは到底不可能だし、自分がそこにいたはずの場面も、
おもに酩酊と、それに、押し寄せる興奮と幸福感のせいで夢の中のようにおぼろげだけれど、
どのステージも、お客さんとミュージシャンの幸福な関係が築けたに違いない、と思う。
フィナーレの会場に溢れた熱気がそれを物語っていた。
川上盾さんのリードで声を合わせる満場の、圧倒的な歌声がそれを証明していた。
「公式記録カメラマン」を任命されたコータローさんは、840枚もの写真を撮ったそうだ。
ものすごい数。それだけ撮るべき光景があちらこちらに現れたということなのだろう。
いずれHPで公開されていくと思うが、ここでは僕が実際に体験したシーンからいくつか。
「チンタ醉宵食堂」のカサ・スリム  「EBISステージ」の丸山茂樹 
「汽笛亭 in Cafe P/S」のTOZY  「カフェ・ハンドレッドタイムス」の深見かよ 
「灘中央筋」のBayside Club Band  「な也」の天野SHO&アンドレ佐藤 
「通い船」の川上盾  the twinsと乱入したMJ  「FM NADA」のnaddist、中村よお両氏 
「ステージシックス」のSUGAR LADY  ほぼ総出演?狂乱のフィナーレ 
あちらこちらで、コール&レスポンスが起こり、ステージと客席との間に会話が生まれ、
手拍子や口笛や指笛が鳴り、ミュージシャン同士の出会いがあった。
the twinsは「みんなええ顔してるわあ」「一体感のあるイベントやなあ」と言って、旨そうに酒をあおった。
TOZYは、その卓越したしゃべりと熱い歌心で、すっかり街に溶け込んでいた。
天野SHOさんは圧巻パフォーマンスの合間に、子供のような表情で「地元」を歩き、あちこちの会場に顔を出した。
YOWHEYくんは終了後「ビバ水道筋!おれ灘区民!」と日記に書きつけ、明け方に1曲書き上げたそうだ。
僕はパフォーマーというより、あちこちのステージに顔出してイッチョカミする“賑やかしのおっさん”やったなあ。
水道筋と灘中央筋と灘中央市場と畑原市場を何度往復したか分からない。
飛び入りさせてもらったthe twins、深見かよさんとMIKAさん、Sugar Lady、
僕のステージに引っ張り出したチンタクラブバンドの一平くんとマサオくん、ありがとう。
中村よおさんのFM NADAにも出していただいた。ご迷惑をかけてなければいいのですが。
正体なく酔っ払っても心地よく回遊できる、街の懐の深さがうれしい。
このサイズの、この空気の中で、音楽を感じられるのがうれしい。
別にすごく大きくなる必要なんかない。取って付けたような建前も建物もいらない。
ふだんからそこに息づいているものを、ちょっとつないでみるだけで、コトは起こる。
街も音も、水道筋では確実に「生きている」のだから。

ご来場いただいたお客さん、最高のパフォーマンスを見せてくれたミュージシャン、
ご協力・協賛いただいたお店や会社の方々、
それから実行委員長の岡ちゃん、ちっち氏、naddist氏をはじめ、
SMSのために奔走してくれたスタッフの皆さん、
すべての人々に感謝します。

●今日の灘ノオト:On the Sunny Side of the Street / Lester Young

  「足元に輝くもの(Gold)が落ちているのさ、この明るい表通りには」と。ほんまそんな感じの水道筋。
  演奏予定だったが酔って飛ばした曲。この盤は歌なしだけど、レスターの柔らかなトーンがたまらん。


2007年11月10日(土曜日)

この日を〜SMS助走8

カテゴリー: - MJ @ 02時07分37秒

水道筋ミュージックストリート、いよいよ本日。
昨夕、居相商店の800円の鰻丼(鰻3切れ)をかき込み、各店セッティングへ。
汽笛亭 in Cafe P/S→通い船→ハンドレッドタイムス→な也。
どの会場もカッコいいすよ。いつものライヴとまた違った雰囲気で。
写真は汽笛亭 in Cafe P/Sとハンドレッドタイムス。サウンドチェックに精出す岡ちゃんとちっち氏。
通い船も、すごいです。正面にどーんと神棚がある大広間。お座敷ライヴの新境地が拓ける予感。
僕は、な也に至る頃には、集中力が切れ、体力も尽き、気力も減退。
額に汗して働く岡ちゃんはじめ、な也スタッフの方々の周りでギター持ってちょろちょろする。
   
日付が変わる頃、鰻丼の効力が切れたので、チンタで小腹を満たす。麻婆丼とか。
昨年同様、このお店のみ明朝のセッティングになります。
降る、降れば、降る時…と、このところ刻々変化していた天気予報だが、
いま見たら、いずれの時間帯も降水確率10%…てのは、なんとかもちそうということですか。
ふだん天気予報をほぼ気にしないので、ニュアンスがあまり分からない。
まあ、いずれにせよ全力で楽しむだけです。とは、昨年書いたこととまったく同じですが、
今年はもう一つ。どなたさまも存分に、ご自由にお楽しみください。音楽と街を。
商店街を駆け巡る生音魂、12:30スタート。

●今日の灘ノオト:Sonshine / Take6

  爽快なバカテクの背景に、スピリチュアルな結び付きを感じさせる彼らのア・カペラ。
  太陽賛歌と「御子の輝き」を重ねたこの歌。「サンシャインで君の心を癒すんだ」と。


2007年11月7日(水曜日)

街の空気〜SMS助走7

カテゴリー: - MJ @ 12時00分00秒

いよいよ秒読み、水道筋ミュージックストリート
「だれがどこに出るんですか」とよく聞かれるので、あらためてタイムテーブルを眺めてみましょう。
もちろん当日のパンフレットにも掲載されています。
SMS2007タイムテーブル
今年は昨年に比べ、各ステージ間のインターバルを長く取ってある。
30分の演奏後、40分休憩が基本。昨年は休憩20分が基本だったから倍になった。
その分、ゆっくり街を歩いてもらえればうれしい。お客さんも、ミュージシャンも。
水道筋6丁目商店街が協賛ステージ「STAGE SIX」を作ってくれるので、
王子公園駅東口を降りて水道筋の西端から東端まで、さらに灘中央筋、灘中央市場、畑原市場と、
全8ステージで、界隈をほぼ漏れなく歩き回れるようになっている。
演奏の合間に喉が渇いたら、
豆腐屋の店先でソップを一気飲みするもよし、水道筋マダムに混じって喫茶店で寛ぐもよし。
小腹が空いたら、市場をぶらついて、コロッケやたこ焼きや唐揚げや串揚げをつまみ食いするもよし。
晩飯の買い物があるならば、旬の魚や野菜、肉も漬物も練り物も乾物も何でも買い込んでもらえばよし。
もちろん各会場で飲食はできるのだけれど、
「あそこに旨そうなものが売ってる」「あの店のおっちゃんがええ味出してる」と情報交換しながら、
半日かけて水道筋の空気をたっぷり吸い込んでほしいのだ。
街の空気を感じられる仕掛けはステージにもある。
たとえば、今年から加わった3丁目の交番前「EBISステージ」は、だんじり囃子で幕を開ける。
篠原や五毛のだんじり保存会の若手を中心に、太鼓、半鐘、二丁鐘の鳴り物3点セットの演奏を披露。
だんじりワークショップでは、坂を上る時の音、宮入の際の音など、音色の違いを紹介したりもするそうだ。
もう一つの新たなステージ、沖縄おでんの店「通い船」は、灘中央市場協同組合事務所の大広間。
床の間と神棚のある昭和の香り漂う空間に音が満ちる。三線の響きやギターの弾き語りが。
灘が生んだスゴ腕ベーシスト、天野SHOさんが登場するのも見ものだ。

そんな水道筋巡りの水先案内人となるのが、中村よおさん
な也前特設ブースからお送りする、この日限りの超ローカルナローキャスティング
ゲリラ放送「FM NADA」を仕切っていただけることになった。
題して「中村よおのトオリヌケ・スイドウスジ」。
あらためて紹介するまでもなく、
ベテラン・シンガーソングライターにして、70年代フォーク・ロックの生き字引。
ラジオ関西「中村よおのトオリヌケ・ストリート」 のパーソナリティとして、
「レコードコレクターズ」「ミュージックマガジン」ほかの執筆者・著作家として、
22年前から続くフリーペーパー「トオリヌケ・キ」の編集発行人として、
数々の素晴らしい仕事をされている。
よおさんの音楽は「神戸」そのものがテーマだが、何より生粋の灘クミン、年季の入った水道筋者である。
温かい街語りとコアな選曲で、イベントを色濃く、味わい深く演出していただけるのは間違いない。
放送開始前には、もちろんステージも。
1丁目のCafé P/Sが舞台となる出張バーステージ「汽笛亭」のオープニングは、よおさんが飾ってくれる。

こうしてタイムテーブルを拾い読みしているだけで、街の空気が匂い立ち、胸が躍る。
どなたさまも存分にお楽しみください。
水道筋ミュージックストリート。あと3日です。

●今日の灘ノオト:寺田町 / カサ・スリム

  今年も登場、“癒しのブルーズメン”カサやんのオモロくて、やがてほろ苦い実況録音盤より。
  自分が暮らす街の空気をほのぼのと。「自転車で行けるよ」など、街ブルースの傑作多々。


2007年11月4日(日曜日)

ねじ巻き〜SMS助走6

カテゴリー: - MJ @ 23時55分00秒

ちょっと仕事を抱えていたせいで、10月後半にあった水道筋ライヴは
な也のEASYさんも、ハンドレッドタイムスのブギウギボーイズも残念ながら見逃してしまったのだが、
ようやく少し落ち着き、一昨日はな也に、僕の最初の師匠であるところのソウルシンガー、
ファンキー松田を観に行った。
先月リリースしたアルバム「smile」のオビでブラザートム(バブルガム・ブラザーズ)に
「性格は嫌い。だけど、声が好き!悔しいけど、声が好き」と言わしめた男。
以前から要所で多用していたファルセット遣いに磨きがかかり、
まるごと1曲ファルセットで押し通すカーティス・メイフィールドばりのオリジナルもあり。
「I Just Wanna Stop」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」といった僕も大好きな70’sの名曲もあり。
「ライヴ活動20周年」とのことで、その最初期から見ている者としては思うところも色々あるのだけれど、
相も変らぬ歌バカぶり、そして、エンターテイナーぶりは「さすが」のひと言である。
 

で、きょうは先日お知らせしたサイバーミュージックアワードへ。
アメリカ村という日頃まったく用事のない街の、普段は縁も関心もないイベントだが、
水道筋印(と勝手に名付けているのだが)の2組が出るとなれば話は違う。
ごった返す人ごみをかき分け、黒い頭の揺れる間から見届けたステージで、
彼らは見事に輝いていた。陳腐な言い方だが、ほんとに熱い光を放っているような……。
ジェイムスの清水アツシ君は、堂々と自分のスタイルを、ヤングブルースマンを演じ切った。
ストレートな歌が真ん中にドン!とあり、それがギュッとバンドを束ねる会心の演奏だった。
K-106のイッペイ君は「ファンキーなビートとロックな魂で沸かせます」という公約を見事に果たした。いや……。
身内の応援に来たのだろうオッサンにまで、たどたどしいステップを踏ませる圧巻のステージは公約以上だった。
彼らの演奏を見てすっかり満足した僕は、
「おお、よかったよかった。どっちも優勝や優勝」と独りごち、結果も待たずに帰ってきたのだが、
後で聞くと、グランプリにK-106、審査員特別賞にジェイムスという素晴らしい結果になったそうだ。
いやはや、すごいぞ水道筋印。おめでとう。
終了後に彼らとやり取りしたメールによると、きょうの本選出場をきっかけに、
K-106とジェイムスでライヴをやる話も浮上しているというから、これは灘的に見逃せない。
   

で、灘的に見逃せないといえば、水道筋ミュージックストリートである。
あと6日。
街でも酒場でも「いよいよですね」と話題に上ることが多くなった。
明日は、自分の出演ユニットのリハーサルがある。
かつての師匠と身近な若者2人。
それぞれが持ち味を存分に出し切った演奏から受けた刺激を、自分も素直に出していきたいと思う。
ねじ巻いていきましょう。

●今日の灘ノオト:I Just Wanna Stop / Chris Minh Doky featuring Lalah Hathaway

  アコースティック・ベーシストのソロ作品に収められた、ダニーの娘、レイラの美しき名唄。
  孤島に打ち寄せる波のように静謐で、凛とした音景色。原曲はジノ・ヴァネリのAORヒット。


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