考えてみれば5カ月ぶりぐらいのライヴだったけど、気持ちよかったなあ。
昔から繰り返し演奏してきたスタンダードを多く選んだこともあり、とてもリラックスして音を楽しめた。
27日、水道筋・な也の「MJ presents Singer’s Delight」第9弾は満員御礼と相成りました。
ありがとうございました。
ドラマー北田太一と選んだ、サザン〜カントリー系ソウルバラード中心の第1部。
そぼ降る雨音の中で始められたらカッコええなあ……という目論見は外れたけれど、
「Rainy Night in Georgia」での静かな幕開けは、自分としてはすごくハマったし、
切々とした道ならぬ恋の歌「The Dark End of the Street」は太一らしい選曲だった。
JBの「Try Me」とメドレーにした「When a Man Loves a Woman(男が女を愛するとき)」は、
何回歌っても、だれがやってるのを聴いても、胸の熱さが3割増し、いや5割増しのマスターピース。
第2部はギタリスト久井コージを前面に、ブルージーなテイストで攻めてみた。
「Sunny」は思いっきりスウィンギーに。「Night Life」はいつかやりたいと思っていたスタンダードだが、
久井さんチョイスの「Hummingbird」は、僕だけで選曲していたらまず選ばない“新境地”だった。
パブロ内田さんの表情豊かなベース、念願のボス河内さんとの本格共演もうれしかったなあ。
客席の一角に、Nada Tubeの中継に奔走するナダタマ関係者たちがいた。
いったいだれが観るのか(ニーズがあるのか?)という一抹の不安はあったが、
実験用コンテンツに選んでいただいて光栄です。皆さん、ご苦労さまでした。
残念ながら、いずれも所用で行けなかったのだけれど、
昨日はハンドレッドタイムス(灘中央筋)やばらがき(中原通3)で、
さらにきょうはBanana Fish(水道筋6)でライヴがあったようだ。
参院選の歴史的大敗で粛清と責任追求の嵐が吹き荒れそうな与党をヨソに、
水道筋周辺はすっかり音の盛夏だ。明日は土用の丑やで、もう。
ワタクシの次の水道筋ライヴは9月15日。ハンドレッドタイムスでちょっと目先を変えた新企画をやります。
詳細はまた改めてお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。
●今日の灘ノオト:Rainy Night in Georgia / Otis Rush
ジョージアの雨の夜。静かに物思いにふけりつつ、さまよう男の歌。
僕は、初めて聴いたこのブルースの巨人のバージョンが印象深い。