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2007年7月29日(日曜日)

音の盛夏

カテゴリー: - MJ @ 23時55分28秒

考えてみれば5カ月ぶりぐらいのライヴだったけど、気持ちよかったなあ。
昔から繰り返し演奏してきたスタンダードを多く選んだこともあり、とてもリラックスして音を楽しめた。
27日、水道筋・な也の「MJ presents Singer’s Delight」第9弾は満員御礼と相成りました。
ありがとうございました。
 
ドラマー北田太一と選んだ、サザン〜カントリー系ソウルバラード中心の第1部。
そぼ降る雨音の中で始められたらカッコええなあ……という目論見は外れたけれど、
「Rainy Night in Georgia」での静かな幕開けは、自分としてはすごくハマったし、
切々とした道ならぬ恋の歌「The Dark End of the Street」は太一らしい選曲だった。
JBの「Try Me」とメドレーにした「When a Man Loves a Woman(男が女を愛するとき)」は、
何回歌っても、だれがやってるのを聴いても、胸の熱さが3割増し、いや5割増しのマスターピース。
第2部はギタリスト久井コージを前面に、ブルージーなテイストで攻めてみた。
「Sunny」は思いっきりスウィンギーに。「Night Life」はいつかやりたいと思っていたスタンダードだが、
久井さんチョイスの「Hummingbird」は、僕だけで選曲していたらまず選ばない“新境地”だった。
パブロ内田さんの表情豊かなベース、念願のボス河内さんとの本格共演もうれしかったなあ。
客席の一角に、Nada Tubeの中継に奔走するナダタマ関係者たちがいた。
いったいだれが観るのか(ニーズがあるのか?)という一抹の不安はあったが、
実験用コンテンツに選んでいただいて光栄です。皆さん、ご苦労さまでした。

残念ながら、いずれも所用で行けなかったのだけれど、
昨日はハンドレッドタイムス(灘中央筋)やばらがき(中原通3)で、
さらにきょうはBanana Fish(水道筋6)でライヴがあったようだ。
参院選の歴史的大敗で粛清と責任追求の嵐が吹き荒れそうな与党をヨソに、
水道筋周辺はすっかり音の盛夏だ。明日は土用の丑やで、もう。
ワタクシの次の水道筋ライヴは9月15日。ハンドレッドタイムスでちょっと目先を変えた新企画をやります。
詳細はまた改めてお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。

●今日の灘ノオト:Rainy Night in Georgia / Otis Rush

  ジョージアの雨の夜。静かに物思いにふけりつつ、さまよう男の歌。
  僕は、初めて聴いたこのブルースの巨人のバージョンが印象深い。


2007年7月25日(水曜日)

扉の奥のソウル

カテゴリー: - MJ @ 09時15分00秒

酒はソウルバーで覚えた。
チャンジャとケジャンでマッコリを、という話ではもちろんなくて(それも好きだけど)、
ソウルミュージックが流れる酒場である。
京都にいた学生のころ、いま思えば少し背伸びをして、木屋町近くの「Up’s Club」という店に通い、
神戸に来てからは元町の「Moon-Lite」、三宮の「SugarFree」に足繁く。
大阪なら、ミナミに「Marvin」、キタに「Zip」や「Tracks」。
ずいぶん世話になった。飲み方も自分のペースもよく分からないころは、深酔いしては歌い、ゲロもよく吐いた。
ビルの屋上や駅のベンチで寝たことも一度や二度じゃない。迷惑千万な客であったろうし、何よりみっともない。
それでも、とにかくソウルやR&Bが聴きたくて、知らない音を求めて、通い詰めた。
バンドマンとの付き合いのなかでは決して名前が出て来ない、70年代のコーラスグループやちょっとブラコンぽい味のシンガーたち、Hip-HopがかったコンテンポラリーなR&B……ブラックミュージックの持つ普遍的な「歌力」にはっきり目覚めたのは、カウンターの中に立つ「先輩」たちがかけてくれるレコードによってだった。
「こんなんどう?」と勧められ、「ウオー、カッコええです!サイコーです!誰ですか、コレ」と叫ぶ、そんな会話を何百回と繰り返した。
ちょっとカッコつけて言うならば、僕は酒と一緒にソウルミュージックを吸収してきたのだ。

僕にとってそんな特別な場であるソウルバーが灘にできたと聞いたのは、昨年末、三宮「SugarFree」でのこと。
「うちのお客さんが六甲道にソウルバーを開いてん。ええ店やで」と。
JR六甲道北側の線路沿い、立ち呑みの「刀屋」をさらに西へ数十メートル行ったところ。
「....in tha door」(イン・ザ・ドア)という。野暮を承知で断っておくが、綴りはこれで合っている。
ソウルバーというのは、たいてい繁華街のちょっと外れにあって、外からは中の様子はうかがい知れず、
ドアを開けても照明は落としてあり、ブラックライトが妖しく灯っていたりする……というのがスタンダードなのだが、
この店はそういったセオリーからことごとく外れている。
外観は女性の一人客でも気軽に入れるカフェか雑貨屋のようだし、店内も明るい。
ウィスキーや焼酎もあるけど、メインはワイン。「パルマ産生ハム」「地鶏のスモーク」、さらに「モッツァレラサンドのバーニャカウダソースがけ」といった充実のフードに至っては、もはやバールと呼ぶのがふさわしい。最近は入口にテラスを造り、外飲みもできるようになっている。
 
しかし、練達のソウルバーに通った「お客さん」であり、その店主が「ええ店やで」と勧めるぐらいだから、
ある種の「濃さ」はいかんともしがたく匂う。その源は「音」、そしてそれを選ぶ「人」であることはいうまでもない。
エボニーズ、モジュレーションズ、トゥルース、チャールズ・ドレインにグレン・ジョーンズ……おそらくソウルファン以外には何のこっちゃワカラン、こういう人たちの歌を灘の酒場で聴ける日が来るとは思いもしなかった。
カウンターに立つ2人は丸刈りの大将が兄貴、無精ひげの男前が弟。3兄弟の長男と三男という構図は、水道筋の甘味処「あかちゃ家」の男性版といったところ。息の合ったコンビネーションのトークは、とりたててソウルファンでなくても充分に楽しめるだろう。
だが、僕は思うのだ。
願わくば、あなたが「....in tha door」を入ったその奥に、ソウルミュージックのめくるめく世界へ通ずる、もう1枚の扉が開かれんことを。熱く美しき魂の泥沼にハマる灘クミンが1人でも増えんことを。

 ─────< イベントのお知らせ>─────
 しげじ屋....in tha door 
 7・31(火)19:00〜22:00  
クレイジーケンひと筋の焼肉屋「しげじ屋」が一夜限り「....in tha door」に出現。噂の六甲道コラボによる真夏のファンキー・モツ鍋パーティー初開催。ビール250円、モツ鍋1杯400円。祭りや!祭りや!

●今日の灘ノオト:Close the Door / Teddy Pendergrass

  マッチョな男前がバリトンヴォイスで「ドアを閉めてこっちへおいでよ」と、
  ベッドタイムの始まりを告げるエロ歌の定番。ソウル界不滅のモチーフ。


2007年7月18日(水曜日)

地味で地道なブルース

カテゴリー: - MJ @ 08時32分08秒

ブルースというのは──愛好している立場ではあまり感じないが──考えてみれば地味な音楽だ。
曲も、サウンドも、歌の内容も、プレイヤーのルックスも、当世の若者たちのハートをグワッとつかみ、
キャーキャー熱狂させる「華やかさ」みたいなものがまるでない。
「くぅ〜」と思わず声を漏らしたくなる感情のたぎりや、身をよじるほどの荒々しい昂ぶりや
聴けば聴くほどの味わい深さとかはもちろんあるのだが、
どちらかというと、「キャーキャー言われないこと」を誇っているようなところもある。

その地味な音楽を、月曜深夜2時という地味な時間に流している「Blues Night」という番組が
ラジオ関西558にあることを知ったのは、つい先日、灘中央筋「カフェ・ハンドレッドタイムス」の
マスターちっち氏とその盟友イチロウ氏がゲスト出演したからだ。
3連休最終日の深夜、「明朝からまた仕事か」と世の中が憂鬱を抱えて眠っている、これまた地味な日である。
その日は、日本のブルースファンにとって年に一度の祭り「ジャパン・ブルースカーニバル2007」特集。
シカゴブルースの現在を担うギタリスト、ローリー・ベルや、その父親でブルースハープの大物キャリー・ベル(故人)などの曲がかかっていた。
いやーカッコええなあ。けど地味やなあ。ハープええ音しとるなあ。バンドもいぶし銀やなあ。せやけど、やっぱり世の中的には地味過ぎるわなあ……と、真夜中にどうでもいい感想を行ったり来たりしていると、
ちっち&イチロウ氏登場。番組ホストの2人がやっているパチャンガというバンドが、ちっち氏の店に出演した際の話や水道筋ライヴの出演者たちの話をしていた。
で、ブルースカーニバルからの流れでやはり話題に上った「水道筋ミュージックストリート」。
「今年も11月10日にやりますんでヨロシク」というちっち氏の言葉に
「どんどん大きなイベントにしていきましょうよ!」と、景気よく盛り上がるスタジオ。
深夜のAMブルース専門番組でひそかに第2回開催を告げるのろしが上がった。
この、なんとなくマニアックで地味な滑り出しが水道筋ミュージックストリートらしくもある。

70年代の初頭、日本でもブルースブームがあった。その世代の人たちが、未知の領域だったルーツミュージックを探求し、そのカッコよさを僕らのような下の世代に伝え、そして、いまもブルース市場を中心的に支えている。
キャーキャー言われなくても、華やかじゃなくても、40年近く彼らが地道にやってきたことが、細々とながら、ようやくブルースを日本に根付かせつつある。深夜の番組にしても、年1回のカーニバルにしても。
水道筋ミュージックストリートも、ブルースのようにありたいものだ。

●今日の灘ノオト:Low Down Dirty Shame / Carey Bell

  かつてマディのバンドにも在籍したシカゴ・ブルースハープの大物。今年5月に逝去。
  この曲みたいなファンク路線でまだまだ行けただろうに。その遺志はいま息子が継ぐ。


2007年7月11日(水曜日)

雑食性の男たち

カテゴリー: - MJ @ 11時00分00秒

丸腰のシンガーにとって、だれと一緒にやるかというのはとても大切だ。
ひと言で言えば、気持ちよく歌わせてくれるかどうか(エラそーな言い方で恐縮ですが)。
バンドというのも結局人間の集まりなので、趣味や嗜好や、やりたいことが理解し合えるほど、いい音に結実する。
いや、まあそういう意味じゃ、「だれと一緒にやるか」が大切なのは別にシンガーに限った話でもないか。
というわけで、きょうはライヴ告知です。自分の(笑)。
水道筋のな也──夜はClosing Time Club NA-YAという名になる──で続けている
ライヴ企画「MJ presents Singer’s Delight」。その第9弾が27日(金)にある。今回は
初回からずっと付き合ってもらっているドラマー北田太一とギタリスト久井コージをフィーチュアする企画。
といっても、ともになかなか前面に出る性格(プレーヤーとして、ということですが)ではないので
2人とそれぞれ相談して、あるいは、僕がぜひこの人にと思った曲を1ステージずつ選ぶというかたちを取る。

北田太一という男、週に6日は、カントリーやブルース系のライヴやリハーサルで京阪神を股に掛けている。
無類の、ちょっとあきれるぐらいのドラム好きである。
酒場で何か音楽がかかっていたとする。
と、「おっ、クリス・パーカー!」「いやあ、ジェフ・ポーカロ好きやねん」「やっぱりブレイキーが先生や」
などと、即座にドラマーの名前で音楽を識別する。
いま挙げたのは僕でも知っている名前だが、ときどき「なんだそりゃ」というドラマーの名を口にして場を惑わせる。
まあ、オタクといって差し支えないが、レオン・ラッセルでも松田聖子でもエイジアでもブッカー・T&MG’sでも、
ドラムさえ気に入れば聴くというスタンスは、いっそ潔い。
高羽小クミンであり、神戸高校時代にドラムを始めたというから、灘的にも関わりは深い。

久井コージという人を初めて見たのは20年近く前になるか。
京都の拾得で、友人のマンボ松本や当時の師匠ファンキー松田がやったライヴに出ていたのではなかったか。それがブルースバンドだったせいか、
長い間ブルースギタリストだと思って見てきたが(基本的にはその通りなのだが)、
昭和のヤクザ映画やドリフのコントの音楽を集めていたり、妙に五輪真弓に入れ込んだり、月亭可朝がアイドルだったり、なんだかよく分からない雑食性を持っている。
久井さんの標榜する言葉でいえば「B級」がキーワードになるのかもしれない。
大西ユカリと新世界の初代ギタリストでもあったので、
お好きな方は「あの人か」と思い当たるかもしれないし、彼の書いた曲を聴いているかもしれない。

ベースは、太一とよく一緒にやっているパブロ内田さん、
テナーサックスに久井さんと長い付き合いのボス河内さん(大西ユカリと新世界)。
太一セットはサザンやカントリー系のソウルを中心に、久井セットではちょっとブルースやジャズ寄りになります。
19時オープン、20時スタート。チャージは予約・前売り1800円、当日2300円。1ドリンク付き。
お時間・ご興味ある方は、ぜひお越しくださいね。

●今日の灘ノオト:Scratch / the Crusaders

  ドラマーというか、リズム隊の紡ぐグルーヴにシビれまくるアルバムは僕にも何枚かある。
  70’sソウルジャズ〜フュージョンの金字塔であるこの盤も。重くイナたいタイコの渋さよ。


2007年7月8日(日曜日)

七夕前夜、弦のマジック

カテゴリー: - MJ @ 23時55分32秒

弦の響きは酒のアテになる、とは以前ここでも書いた。
なかでも、ザクザクと軽快に刻まれるアコギのリズムは格別だ。
飲み過ぎの日が続いていたので最初はコーヒーで始めたのだが、結局、日本酒に手を出してしまった。
6日の夜、水道筋のな也で観た「Café Manouche」のライヴである。
カフェ・マヌーシュと読む。マヌーシュとは、フランス中部以北からベルギー、オランダなどに暮らすジプシー、つまり漂白の民族のこと。1930年代、ジャンゴ・ラインハルトという偉大なギタリストが、そのジプシーの伝統音楽とスウィングジャズを融合させ……云々。まあ、生半可なウンチクはこの程度でいい。
早い話が、名人ジャンゴが確立した最高に気持ちのいいストリングス・アンサンブル・ミュージックであり、
Café Manoucheは川瀬眞司氏・山本佳史氏という双頭のマカフェリギター奏者と、ベーシストの中村尚美さんからなる数少ない純国産マヌーシュ・スウィングのトリオなのである。その類まれなるテクニックと精神は、現在最高峰といわれるチャボロ・シュミットをして……まだ理屈っぽいか。
要するに、サイコーっす、サイコー!ムチャクチャ気持ちよかったです〜という話である。
ごちゃごちゃゴタク並べるのがアホらしくなるほどに。
客席には、灘の誇るギター工房「アコースティック・ハーモニー」の北野さんをはじめ、ギタリストや楽器オタクが顔を並べ、食い入るようにステージを見つめていた(と思う。僕もずっと目を奪われていたので……)。
  2005年発売の1stアルバムをリメイクした『CaféManoucheNouvelleEdition』 
どうですか、この雄姿。親しみが沸くよう見た目だけで言わせてもらうと、
陸に上がったサーフショップの店長と、シュッとした欧風カフェのマスターと、マドンナ高校教師の3人が織り成す極上のアンサンブル。高速4ビートもボサノヴァもミュゼット(3拍子)もある。1本のギターとベースが作り出すリズムの上で、もう1本のギターがとにかく歌いまくるのだ。
あふれ出る旋律に突き動かされるように、あるいは、たっぷりと懐深く陰影を湛えて。
ジャズスタンダードは冒頭の「I Can’t Give You Anything But Love(捧ぐるは愛のみ)」に始まり、
「Moonlight in Vermont」「Summertime」「There will Never be Another You」、アンコールの「Caravan」まで。
シャンソン系は、古い映画のテーマ「黒いオルフェ」、美空ひばりも可憐に歌っていた「C’est Magnifique」、タイトルは知らないけれどミュゼットの3連発とか。
とりわけ、空気がなじんだセカンドステージの充実ぶりといったら、もう気持ちよすぎて天にも昇る気分であった。
たぶん、天の川に頭半分浸かっていた。
終了後、川上盾さんが牧師にあるまじき下世話な表現で賞賛しておられたが、いや、まさに、ほんま……。
興奮しすぎてさすがに疲れ、きょうマッサージに行ったら、「肝臓だいぶんお疲れですね」とご指摘をいただいた。

●今日の灘ノオト:Heavy Artillery(Artillerie Lourde) / Django Reinhardt

  日本の熱烈ファンによる「ジャンゴ・ラインハルト研究会」(通称ジャン研)なる組織もあるとか。
  とりあえず、この大定番を第一歩に。な也のライヴでも演奏されたユーモラスな曲をどうぞ。


2007年7月4日(水曜日)

青年は水道筋をめざす

カテゴリー: - MJ @ 11時10分00秒

須磨の板宿に行ってきた。
神戸在住16年目だが、そのほとんどが灘住まいであり、
仕事でも、震災など特殊な時期を除けば兵庫区以西に足を踏み入れることはあまりなかったため、
いまだに新開地より向こうはアウェー感が強い。ネイティブ灘人もそうなのだろうか。
そのアウェーに敢えて出掛けていったのは、知り合いの若者ミュージシャンから誘いを受けたからだ。
毎週日曜、「板宿フォーク集会」なるものが開かれていて、それに出るのだという。
板宿フォーク? イベントのHPには
「メガマサヒデを筆頭に、各地のミュージシャン・芸人が板宿8坪の店に集い、
週1のハイペースで生音・生ライブの限界に挑戦する空間」とある。へえ。
ガガガSPのコザック前田や有山じゅんじさんが出演、さらに元憂歌団の木村充揮さんが出る話もあるというから、
その若者──ジェイムスというバンドをやっている清水アツシくんという──に対しては、
「シミちゃん、キミもエラなったなあ」という気分である。
この日は、彼を含め4人の若いシンガーソングライターが代わる代わる出てきたのだが、
客席も19歳や20歳、せいぜい20代半ばまでのボーイズ&ガールズがほとんど。
ギターをかき鳴らし、少々暴発気味でもとりあえず叫ぶ若い衝動に、
「なるほど最近の若者はこんな感じですか」と、よい社会勉強になった。
頭にネクタイを巻いて「俺もおまえも、もうオッサン」と歌うシミちゃんの熱演もなかなか面白かったしね。
別の若者の出番中にギターを渡されたので、ちょっとだけ飛び入りみたいな形で参加したら
「おっ、ビミョーにクオリティ高いな」と誉めて(?)もらったりして、どうもありがとうございました。
ま、いずれにしても、三宮だ元町だキタだミナミだばかりじゃなく、
各々の「地元」にライヴをやる場があって、それぞれのノリで盛り上がっているというのは悪くない話だ。
 
こうして板宿で楽しそうにやっているシミちゃんだが、実は、彼の熱い視線は水道筋へ向いていたりもする。
いつだったか、な也のライヴを見に来てくれて以来、
「水道筋いいっすねえ。一回やってみたい、いや、やっとかなあかん場所です」と、しきりに言っているのだ。
ふっふっふ、そうかそうか、カワイイやつめ……というわけでもないが、
ちょうど水面下で進行中の新企画があって、そこに彼を引っ張ってこようという話になった。
どちらかといえば、ベテランというか、中年というか、おっさんというか……年齢層高めの出演者が多い水道筋に
若々しく伸び盛りの、ピチピチしたミュージシャンをプレゼンするのも面白い。
「俺ももうオッサン」とシミちゃんが歌ったら、「お前いくつや?26?まだビンビンやないか」と
温かいヤジで包んであげられたらいいと思う。
しかも、彼は板宿を背負ってやって来る。いや、勝手に背負わせるのか。
さあ、水道筋VS板宿抗争、勃発か。

●今日の灘ノオト:Stubborn Kind of Fellow / Marvin Gaye

  若い衝動といえば60年代のマーヴィン。粗い声に力を込めたシャウトはカッコいい。だが、
  相方の死、弟のベトナム体験、泥沼の恋……諸々を経て70’sに新たな音へ昇華していく。


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