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2007年5月9日(水曜日)

儲かりません、そこまでは

カテゴリー: - MJ @ 09時00分00秒

仕事の関係で、再び京都詣でウィークが始まった。
夜、ネタ集めと癒しを兼ねて西院のライヴ・バー「OVERGROUND」を訪ねる。
水道筋ライヴにやって来る京都の面々が根城にしている店であり、
今夏で第6回を迎える「西院ミュージックフェスティバル」の要ともいうべき場所である。
水道筋ミュージックストリートが多くを学ぶべき、いちばん近い“先輩”の歴史は、
この店の主、ゲンキ君たちの発案から始まった。
阪急西院から西へ徒歩5分「OVERGROUND」 
「いちばん近い」と書いたが、あくまで心情的な話で、規模はまるでかけ離れている。
当初10会場で始まったイベントは、いまや倍近い19会場。出演者は2日間で100組を超える。
ジャズのビッグバンドが15組も出るというから、ミュージシャンだけでも500人近くが集まる計算だ。
元・憂歌団の木村充揮さんやギタリストの石田長生さん、そして、わが灘の誇る天野SHOさんら
バリバリにプロフェッショナルのベテランミュージシャンも出演してきた。
しかも会場は、「街」が透けて見える絶妙のロケーション揃い。
神社の境内、銭湯の脱衣所、幼稚園のホール、界隈の小さな飲食店…
そんな話をゲンキ君に聞きながら、
「神社は水道筋でいえば素佐男神社か、いや、いっそ五毛天神まで上がるか。銭湯は灘温泉で決まりやな。
スナックコーナーもあるし」などと、頭のなかで置き換えてみる。
彼らのさらにすごいのは、電車の中にライヴを仕込むのである。
ところどころ路面を走りながら、のんびりと嵐山へ向かう京福電車嵐山本線、通称・嵐電(らんでん)の、
たった1両の車両にミュージシャンが乗り込み、西院〜嵐山〜西院と往復の道行きにステージを繰り広げる。
貸切ではない。普通の乗客も乗ってくる。行政や企業のヒモ付きイベントならいざ知らず、徒手空拳で始めた夕暮れの太秦広隆寺前を行く嵐電
20代の若者たちが直当たりで電鉄会社を説き伏せたことに恐れ入る。
今年は、念願だった西院車庫も会場に使えることになったそうだ。
敬意を表しつつ、またも妄想の翼を広げていく。
「灘なら摩耶ケーブルか。ちょい離れてるから、前夜祭ちゅうことで。
ついでにロープウェイにハコ乗りして掬星台で夜景ライヴ。ええ感じやろなあ…」こちらも負けじと、できもしない妄想を膨らませたくなるほど、西院フェスは小気味よく、着実に成長している。
端からはそう見える。が、しかし。
「大きくなるほどしんどいことが増えてきて…。1回目がいちばん面白かったです」とゲンキ君。
儲け話だと思って、音楽が好きでもないのに、安易に便乗しようとする輩が出てくる。
それで、「儲けが少ない」だの「もっと人を呼べるミュージシャンをブッキングしろ」だの文句を言う。
候補者難の政党が選挙に出ないかと言ってくる。逆に「売名行為だ」と妬み半分で囁かれたりもする。
なるほどねえ。
地域で「動く」ってことは、そんな状況に否応なく巻き込まれるということでもあるのだ。
基本的に無料で、ミュージシャンに対しては投げ銭制で、10数人のボランティアスタッフでやっているイベントが、そんなに儲かるワケがないというのは、考えれば分かりそうなものだ。
売名行為や出馬準備に利用するにはしんどすぎるし、そんな回りくどいことせえへんやろ。
赤字でいいとはいわないが、儲けをどうこう言う話じゃないから楽しいのだ。
だいたい、ただひたすらに音楽とミュージシャンが好きでやっていることに、
いちいち見当ハズレの視点や邪念を差し挟んでくる奴がいることが鬱陶しい。
ゲンキ君の名誉のために言っておくが、彼はあくまで「そんな話もあるんですよ」と苦笑しただけで、
激烈な批判を口にしたとか、嫌気がさしたとか言ったわけではない。
街やイベントごとに関わる人たちの間で同様の話をよく聞くので、
ここにもそんな苦労があるのかと僕が勝手に義憤を覚えているだけである。
そういう奴らに聴かせてやりたい。
初期のRCサクセション「金もうけのために生れたんじゃないぜ」。
もっとも、同じアルバムで「この世は金さ」という歌もやっちゃうのがキヨシローさんらしいんだけどね。
さ、きょうも京都で仕事、仕事。

●今日の灘ノオト:金もうけのために生れたんじゃないぜ / RCサクセション

  3人組でデビューした、ヘタウマ・ハードフォークなRCの初アルバムに収録。
  「アコースティック・パンク」とでも称すべき、キヨシローの若く荒々しい歌声。


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