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2007年2月28日(水曜日)

天翔けるスタア

カテゴリー: - MJ @ 10時00分00秒

先週の木曜、京都・木屋町。
すっかり水道筋ライヴの常連になったthe twinsの兄貴の方、小竹直の結婚を祝うパーティーがあった。
長く幅広い活動とその人柄を映して盛況も盛況、老若男女・国籍種々入り乱れてエラいことになっていた。
ステージでは、関西ブルースシーンの歴史が凝縮された、いや、東京や鹿児島からも出演者が駆けつけた、
それはもう豪華な、鼻血が出そうなラインナップのライヴショーが繰り広げられたわけだが、
洪水のような人波の中で、存在感際立ったのが「灘印な人々」であった。いや、俺にはそう見えた。

仕事を終え、いそいそと会場へ着くと、
そこにおられたのは灘区在住ドラマー島田和夫さん。
いうまでもなく、元・憂歌団のメンバー。しかし、その肩書きをもはや必要としないほど
多くのユニット/バンドに活動を広げ、リスペクトを集めている。
しばらくすると、人ごみの間を窮屈そうにすり抜けてくるハンチング帽の巨体。
な也の岡ちゃん到着。「新幹線で来たわ。よかった、間に合って」汗をぬぐう。
新神戸〜京都のわずかな距離を新幹線でぶっ飛ばす、このココロイキ。

そして開宴間際、鮮やかなブルーのジャケットの男が颯爽と。
トレードマークのサングラス、後ろで束ねた長髪。
天野SHOさん登場である。灘が生んだ、スゴ腕ベーシスト&シンガー。
いろんな人から挨拶されまくり、笑顔で握手に応じている。スタアの身のこなし。
岡ちゃんの目も輝く。
「俺らの時代、神戸で音楽好きやったら、だれもが一度はSHOさんに憧れた」と常々語っている。
伝説のバンド、EDDIE, BUKEN & SHOを1971年に結成、音楽活動を続ける一方で、
上野通の喫茶店「SHO」を切り盛りしていたこともあった、と聞く。
シュッとして、絵に描いたようなミュージシャンだったという。いまもそのままだと。
挨拶をすると、
「水道筋熱いね。もっとやれやれ、もっと燃やせ」
と温かいお言葉。大人(たいじん)の風格、である。

07・2・22撮影。トーマ氏提供いくつものセットが宴に花を添え、ショーは佳境。
残りあと2組、となったときステージに上がったのがSHOさんだった。
それまでのヒートアップを思い切ってばっさり断ち切るような、ベース弾き語り。
静寂の中から立ち上がる柔らかな弦の響き。鮮やかなフィンガースナップ。
囁くような甘い声。伸びやかなファルセット。
「You are So Beautiful…」
会場中がステージに釘付けになった。ため息が漏れた。
終了後、「SHOさんを見られてよかった」「私に歌ってほしかった」と、
そのセクシーっぷりを熱く語る女子多数。
「そやろそやろ」と、なぜだか誇らしい気分になる。
SHOさんに続いてトリを飾ったのはFour Aces。
この日の主役、小竹直がフロントマンを務めるブルースバンドだが、ドラムは島田さん。
「ブルース界の玉三郎」と紹介されていた。
灘の男前が、京都・木屋町で1−2フィニッシュを決めた夜であった。

●今日の灘ノオト:You are So Beautiful / Billy Preston

  SHOさんが歌ったのは、昨年没した僕のアイドル、ビリー・プレストンの代表曲。
  ビートルズやストーンズのサポートでも有名だけど、ソロ作をぜひ。スゴイから。


2007年2月25日(日曜日)

ヨシエの夜

カテゴリー: - MJ @ 12時38分33秒

大人の女の、かぐわしい情念の夜だった。
23日、水道筋のな也で聴いた市川芳枝さんのライヴ。
満員の店内に心地よく危険なBlues’N Jazzが降り注いだ。
「Fine and Mellow」「Please Send Me Someone to Love」「Gee Baby,Ain’t I Good to You」
といったコッテリとスローなブルーズも
「Georgia on My Mind」「Route66」「Hush a bye」「All of Me」などの大スタンダードも
市川さんの、決して華やかではないけれど、深みのある鈍色のツヤに染め上げられた。
 
いつになく
4ビートに冴えを見せた北田太一も
楽しげに歌いながらベースソロを紡いだ福田尚生も
赤いレスポールで太い音を繰り出した久井コージも
寡黙で苦みばしったマンボ松本のオルガンも
爆発的なブロウを抑え気味にしたボス河内も
市川さんの世界を支える良き「しもべ」となった。
酒が進んだ。熱燗を傾けながら、近場でええ音に浸れる喜びをしみじみ噛み締める。

金曜には同じ場所で、サックスのみ小松竜吉氏に代わるバンドで僕がやらせてもらう。
さらに翌週には、灘の誇るベーシスト&シンガー天野SHOさんの弾き語りライヴ。
ベースと声だけ。ワン&オンリーの音世界である。
SHOさんについてはちょっと書きたい話があるので、次回あらためて。

●今日の灘ノオト:When I Grow Too Old to Dream / Nat King Cole

  「夢見る頃を過ぎても」。市川さんのライヴではこの曲も歌われた。
  ちょっと趣向を変え、キング・コールの名盤から甘く洒脱な歌声を。


2007年2月21日(水曜日)

ニューオーリンズ幻影

カテゴリー: - MJ @ 10時43分04秒

ご存知でした?灘がアメリカのある街に似てるってこと。
それはね、ニューオーリンズなんです。
…なんてことを突然いったら「意味不明だ」「我田引水にもホドがある」「責任者出てこい」
とゴウゴウたる非難が巻き起こるだろうか。
まあ、みなさん聞いてください。
最初は正直思いつきだったが、考えてみればそれほど無茶でもなく、
共通点がいろいろ見つかったりするのである。

ニューオーリンズ(以下NO)。アメリカ南部ルイジアナ州最大の都市。
ミシシッピ川がメキシコ湾に注ぐ河口に位置するが、これは灘(以下ND)でいえば
シンボルたる都賀川が区域を貫いているようなもの。ともに港湾都市としての顔も持つ。
NOはちょうどいまの時期、Mardi Gras(マルディグラ)というカーニバルで街中盛り上がる。
フロートと呼ばれる飾り立てた山車や仮装パレードがいくつも街を行き、ビーズやカップやコインが飛び交う。
にぎにぎしくはやし立てるブラスバンド。最高潮となる今年のマルディグラデーは2月20日。
時差15時間を考えれば、まさにいまこの時。
これをNDに置き換えれば、いうまでもなくだんじりである。
胸をはだけたイナセな曳き手たちの袴や腹巻やちょっとしたワンポイントに
マルディグラカラーである紫・金・緑を探すのは容易だ。
だんじり囃子のトラディショナルな響きは、独特のセカンドラインビートでうねるNOのブラスバンドに匹敵する。
NOは1900年代初め、ジャズが生まれた街だとされるが、NDは「日本のジャズ発祥の地」を名乗る神戸にある。
クラシカルなジャズを愛するディキシー親父も多い。
NOでは、スペインやフランスの面影入り混じる旧市街地をストリートカー(路面電車)が走っている。
NDでは路面電車こそとうになくなったが、山肌に吸い付くように走る摩耶ケーブルや六甲ケーブルの車体を、
名高い戯曲にも書かれたNOの『欲望という名の電車』に重ねてみるのもいい。
NOには白いワニのいる水族館があるが、NDには白黒パンダがいる動物園がある。
NOにはセインツというNFLのアメフトチームがあるが、NDには神戸大のレイバンズがある。
NOにはジャズ&ヘリテイジというでかい音楽フェスがあるが、NDには水道筋ミュージックストリートがある…。

まあ、そんなわけで(どんなわけだ)、
次回の「MJ presents Singer’s Delight vol.8」は、
「in New Orleans」と題して、
水道筋のな也をニューオーリンズ色に染めてしまおうという趣向だ。
ニューオーリンズ=ジャズだけではない。R&Bやファンクやブルースやゴスペルやロックンロールなどさまざまな音楽が独自に発展してきた街なのだ。
企画の原型となるライヴは、実はおととしの秋に元町でやっている。
ハリケーン・カトリーナで甚大な被害を受けたニューオーリンズのミュージシャン支援の活動をしている田中ナコミさんと知り合い、彼女のバンドと急きょチャリティライヴを開いた。それがあまりにも楽しかったので、いずれ水道筋でやりたいと思っていた。そのナコミさんがゲストに来てくれる。彼女は昨年秋にニューオーリンズを訪れているので、災害から1年あまり経った現地の様子なども話してもらえると思う。
3月2日19時オープン、20時スタート。
「ニューオーリンズ≒灘」説に興味を持たれた方はぜひ、お越しください。

●今日の灘ノオト:Big Chief / Professor Longhair

  「ニューオーリンズ国歌」といわれる大定番曲。ネヴィルもドクター・ジョンも
  みんなやっているが、長髪教授の転がりまくるピアノと腑抜けた口笛を堪能。


2007年2月14日(水曜日)

サラの皿

カテゴリー: - MJ @ 11時25分20秒

灘にあればいいなあと思うのはレコード屋だ。
ビニール盤の匂い漂うなか、1枚1枚真剣にジャケットを品定めする客がいて。
入荷した盤が整理もされず積まれていて、掘ったら思わぬ収穫があったりして。
偏屈そうな店主が奥に座っていて、でもなにか質問したら意外に親切に教えてくれる。
「そんなもんに何千円も出すぐらいやったら、こっち聴いたほうがええよ」とか
多少強引に言ったりする目利き、この場合は耳利きか、の古書店的レコ屋。
最近はめっきり行かなくなり、家でレコードをかけるのもすっかり面倒くさくなってきたが、
レコ屋には、知らないことを教えてくれそうな、文化の森に分け入るような高揚感がある。
売れセンばかりプッシュするCD屋や、新作中心で回すレンタル店では決して味わえない空気。
ましてや、音楽配信だアフィリエイトだi-podだという時代では。

阪急六甲には古本とジャズの「口笛文庫」があるし、
王子公園駅前にはレコも置いてるサブカル屋「Arcam Books」がある。
水道筋には、震災まで6丁目に「マヤレコード」があったらしいが、いまは4丁目の「月光レコード」のみ。
いずれ世話になるかもしれないが、ちょっと畑違いでいまのところ縁がない。
 
昔ながらのレコ屋的に遊べるとすれば、骨董や古道具の店か。
水道筋の古道具ストリートを冷やかすと、ちょっと興味をそそるレコに出会うことがある。
先日は夢屋の店先に、サラ・ヴォーンとカウント・ベイシー・オーケストラの共演盤を見つけた。800円。
ジャズ歌マスターの円熟極まるなかなかの好盤。僕はCDで愛聴したが、LPサイズだとジャケの迫力が違う。
隣には、オスカー・ピーターソンの見たこともない70年代の諸作。へえ、こんなんあったんや。
もう1枚の面出しは「越路吹雪シャンソンのすべて」。エッフェル塔を背景に微笑む昭和ビューティー。
その陰に、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」のドーナツ盤。さらに、ナントカ合唱団による軍歌。
手前に並ぶCDのタイトルは中山美穂、松田聖子、渡辺美里…と80年代な面々。心で赤面する。
何も考えていないようで、どこか意味ありげでもあるアナーキーな陳列。
期待して行ってはいけない。何かに行き当たれば儲けモノ、ぐらいでちょうどいい。
レコ屋めぐりは、かくも楽しきヒマつぶしなのである。

●今日の灘ノオト:I Hadn’t Anyone Till You / Sarah Vaughan and the Count Basie Orchestra

  サラとベイシー楽団の3度目の共演となるアルバム中でも、特にスウィンギーな曲。
  「私は愛を捧げたことがない。あなたに会うまでは」と。バレンタインデーですからね。


2007年2月7日(水曜日)

灘へ架ける橋

カテゴリー: - MJ @ 10時27分55秒

このところ仕事で京都詣での日々。
ありていな言い方だが、歳月をまとった街というのはやはり面白い。
長く住んでいる人たちの話は、個人的な想い出話であっても、背景に何かしら「街」を感じさせ、
「へえー」「ほおー」というエピソードの宝庫だ。
どんな街でも同じことなんだろうけど、京都はその厚みが違うから、いちいち楽しい。

そんなわけで最近灘を歩けていないのだが、入れ替わるように、水道筋で京都発のライヴが続く。
今週末の10日(土)は、the twinsがハンドレッドタイムスで。
神戸での足場をしっかり水道筋に築きつつある、熱き双子のアコースティックソウル・デュオ。
その荒ぶる歌でハンドレッドが燃え上がるのは必至。

23日(金)のな也は、ジャズヴォーカリストの市川芳枝さん。
ミスターBlues’n Soulギター、久井コージ氏が
「な也のお客さんに芳枝さんをぜひ観てほしい」
と企画した入魂のセッションは、ほぼオール京都キャスト。
ドラマーの北田太一のみ違うが、彼は灘出身、naddist的には高羽小クミンだ。
京都を拠点に活動する市川さんを生で観たことは残念ながらないのだが、
ジャズといっても、小ぎれいな、体裁ばかりのそれではなく、
ブルース体質が強烈に匂うディープな歌い手。そのスピリットをたとえるなら
ダコタ・ステイトン、ルース・ブラウン、エスター・フィリップス…
鍵盤のマンボ松本いわく「情念のシンガー」である。

その1週間後の3月2日(金)には、このバンドとほぼ同じメンツで不肖ワタクシがな也でやります。
「MJ Presents Singer’s Delight」第8弾は、ハリケーン禍のニューオーリンズに思いを馳せて。
ジャズだけでなく、R&Bやブルース、ザディコやロックンロール…あらゆる音楽をはぐくんだ街の歌を集めます。
ゲストに田中ナコミさん。ニューオーリンズの被災ミュージシャン支援に力を注ぐブルース・ウーマン。
そういえば彼女も、生まれ育った京都から神戸に移り住むという道を辿っている。

人が行き来すれば道ができる。
京都だけじゃなく、那覇でも尼崎でもNYでも。いろんな街から灘を目指す橋が架かり、
「この場所と空気の中で演奏したいねん」「この街のお客さんに観せたいんや」
そんなふうにミュージシャンが言ってくれたらとてもうれしいことだ。
もちろん音楽に限った話ではない。

●今日の灘ノオト:Bridge Over Troubled Water / Aretha Franklin

  「架ける橋」といえば「戦場」もあるが、やはり「明日」に向かって架けたい。
  S&Gの原曲に潜むゴスペル的モチーフを強調したアリサ節炸裂のライヴ。


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