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リュックサックマーケット@摩耶山 - nadaさんのエントリ
 nadaさんのエントリ配信

2010/01/29
広域交易商人ネオ・マ族

執筆者: nada (9:00 am)
広域交易商人ネオ・マ族

































摩耶山のリュックサックマーケットは12月〜2月は冬休みをいただいて
います。この時期を利用して、懐かしいリュックサックな風景や、
これまでのリュック史をご紹介してまいります。

「出店料いりません 出店申込いりません でもリュックで山の上」
摩耶山リュックサックマーケットは2006年3月に開催された第二回目の
開催で早くも取材を受けます。
2006年4月25日発売のLマガジンは「山あそび、する?」と題して様々
な山遊びを紹介、そのトップに摩耶山リュックが紹介されました。
中高年のハイカーが多かった摩耶山では普段見かけないスタイルの人々
が、誌面で紹介されました。鮮やかなリュックサックとダウンジャケット
に身を包んだその姿は、民族衣装をまとった四川省の山岳少数民族「イ族」
に例えられ、摩耶山少数民族「マ族」と呼ばれ、街の人々の心をとらえ
ました。
この知られざるマ族の生態を関西一円に紹介したLマガ06年4月号は、
マルコポーロの東方見聞録にならって摩耶山見聞録と呼ばれています。
翌月の5月21日のリュックサックマーケットは一気に出店者が増加します。
さらにこの時の盛況具合が、朝日新聞の6月5日付朝刊で「リュック1つ、
山上フリマ」と紹介され、若年層だけでなく中高年の参加者も増えていき
ました。
それまで摩耶山近辺の「マ族」が中心だったのですが、これらの広報媒体
によって六甲山は知っていても摩耶山を知らなかった遠方からの人々が
交易に訪れるようになっていきます。
リュックサックマーケットの会場である掬星台は、摂津、播磨、淡路、
河内、和泉、紀伊、但馬、丹波の八つの国が見渡せたということから別名
八州嶺と呼ばれていますが、この掬星台にそれらの八州諸国から人々がや
ってきました。
「買うておくれやす」
「買うたらんかいワレ」
「買うてつかはる」
「どどこそ買うたってや」
それぞれのお国言葉が飛び交うマーケットへと発展していきました。
彼らはそれぞれの故郷で作られたり、採られたりしたものを山上市で交換
しました。そして交易だけでなく様々な文化をもたらしました。
そしてこの時期から参加しはじめた彼らが、小さな山上のマーケットを
支えていくキーパーソンとなっていきます。
後に「ネオ・マ族」と呼ばれる広域交易商人たちです。

2010-01-29
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