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アルバムトップ : 洋食系 :  千疋屋「テールシチュー」

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千疋屋「テールシチュー」
千疋屋「テールシチュー」高ヒット
投稿者naddistnaddist さんの画像をもっと!   前回更新2010-3-1 15:37    友人に知らせる友人に知らせる
ヒット数5843  コメント数0    10.000010.00 (投票数 1)投票する投票する
●場所
倉石通6(マヤストリート)
●本日の昼食
テールシチュー、トマトポタージュ、ライス
●コメント
戦前、灘駅(後の東灘信号所)と神戸港を結んだ臨港線には欧州航路の客を輸送するボートトレインが走っていた。つまり灘が世界への入り口だったというわけだ。神戸港からヨーロッパやアメリカへ旅立ったのは日本郵船の豪華客船だった。特に船内で供される料理が評判で、一流のコックと食材を揃え、世界の高級レストランと同等のレベルを誇っていたという。欧州航路で技を磨いたコックたちはやがて陸に上がって店を開く。いわゆる「郵船系」と呼ばれるレストランで、「ハイウェイ」や「伊藤グリル」などが開店し神戸洋食が確立されていく。そして60年前、欧州航路の玄関口だった灘にも郵船系コックによる洋食が登場する。「水道筋にすごいシチュウがあるらしい」こんな噂を聞きつけた同じ郵船系有名レストランのシェフが、いかにも下町然とした洋食屋の下町然としたテールシチューを食べ「なぜウチでこの味が出せないのか?」と唸ったまま黙り込んだという。先代ゆずりの逸品は「テールが入った時だけ」お目にかかれる限定メニュー。その堂々とした姿に店内がシンと静まりかえるほどの存在感。しっかりと煮込まれたコラーゲンたっぷりのテールにナイフはいらない。しかしやわらかいだけの「とろとろビーフ」ではなくしっかりと肉の主張があるあたりさすが。今は二代目がその味を引き継ぐ。千疋屋のテールシチューは水道筋で味わえる遠い海の記憶。背筋がシャンとする幻の味なのだ。

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